Googleにインデックスされない原因の見分け方:Search Consoleの表示別の対処一覧

ページが Google にインデックスされない(Google が検索に出せるページを記録しておく台帳に載らない)原因は、Search Console の「ページ」の画面に、理由の名前として表示されています。調べる順番は三つです。まず、サイト全体が出ないのか、一部のページが出ないのかを分ける。次に、「ページ」の画面で未登録の理由と、その「ソース」を見る。最後に、大事なページを URL 検査で一枚ずつ確かめる。

理由の表示は十数種類ありますが、すぐに直すべきものは多くありません。ソースが「ウェブサイト」の表示は設定で直せるもの、「Googleシステム」の表示は多くが待つか中身を見直すものです。この記事では、表示ごとに「放っておいてよいとき」と「直すとき」を一覧にし、詳しい記事へ案内します(表示名と意味は2026年10月時点の Search Console ヘルプによる)。当社のサイトで、登録済みが9月30日のほぼ3ページから10月8日の98ページまで進んだときの内訳も載せます。

まず、サイト全体が出ないのか、一部のページが出ないのかを分ける

原因の探し方は、この二つでまったく違います。見分けるには、URL 検査(Search Console の画面上部の検索窓に URL を入れ、1ページずつ Google での状態を調べる機能)にトップページの URL を入れます。

  • 「URL は Google に登録されています」と出れば、サイト全体が締め出されているわけではありません。一部のページの問題として、次の章へ進みます。
  • トップページも「URL が Google に登録されていません」と出る、または Search Console にまだサイトを登録していない場合は、サイト全体の問題を先に疑います。

Google で「site:自社のドメイン」と検索して確かめる方法もよく紹介されます。ただし Google 検索セントラルの説明では、site: で出てくる URL の一覧は網羅的ではなく、登録されているページがいつも表示されるとは限りません。ページ数を数える用途には向かないので、目安にとどめます。

サイト全体が出ないときに確かめる四つ

  1. WordPress なら、管理画面の「設定」→「表示設定」で、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」に印が付いたままになっていないか。作っている途中に付けて、公開後に外し忘れることがあります。
  2. ブラウザで「自社のURL/robots.txt」を開き、「Disallow: /」のように、サイト全体を止める行がないか。robots.txt は、検索エンジン向けの案内を書いたファイルです。
  3. Search Console にサイトを登録し、サイトマップ(Google にページの一覧を渡すためのファイル)を送っているか。登録の手順はサーチコンソールの設定方法にまとめています。
  4. 公開して間もないサイトではないか。Google のヘルプ「Google 検索で自分のページが見つからない場合」は、新しいサイトのクロールと登録には1日から数週間かかることがあるとしています。

当社のサイトは、四つ目に当たりました。2026年9月30日に調べると、索引に載っていたのは古いページ3本だけで、9月22日以降に作った新しいページ約100本は、題そのもので検索しても出てきませんでした。robots.txt、noindex(検索に出さないという指定)、canonical(代表とする URL の指定)、サイトマップといったサイト側の設定は、どれも正常でした。原因は、外部からのリンクがほとんどなく、サイトマップを一度も Search Console に送っていなかったことだと当社は見ています。10月2日にサイトマップを送り、主なページ18件の登録をリクエストしたあと、10月8日には登録済みが98ページになりました。その経過は当社サイトの登録が9日で3ページから98ページへ進んだ記録に日付ごとに書いています。

「ページ」の画面で、未登録の理由とソースを見る手順

一部のページが出ないときは、理由の一覧から入ります。

  1. Search Console の左のメニューで、「インデックス作成」の下の「ページ」を開きます。ヘルプでの名前は「ページ インデックス登録レポート」です。
  2. グラフで、登録済みと未登録のページ数を見ます。ヘルプは、登録済みのページ数がサイトの成長に合わせて徐々に増えていくのが理想としています。
  3. 下の「ページがインデックスに登録されなかった理由」の表を見ます。理由ごとに、ソースと件数が並んでいます。
  4. ソースが「ウェブサイト」の行から先に見ます。ヘルプによると、一般にこちらで修正できるのは、ソースが「ウェブサイト」の問題だけです。
  5. 行を押すと、該当するページの例が並びます。URL の横の検査のアイコンを押すと、その URL の URL 検査の結果が開きます。
  6. 原因を直したら、理由の詳細画面にある「修正を検証」を押します。ヘルプでは、検証は通常2週間ほどで終わり、それより長くかかることもあるとされています。

先に知っておいてほしいのは、未登録が0になることを目指さなくてよい、ということです。ヘルプは、サイトのすべての URL がインデックスに登録されるわけではないとし、目標は、すべての重要なページの正規の版が登録されることだと書いています。同じ中身の別 URL や、検索に出す必要のないファイルが未登録に並ぶのは、ふつうのことです。

表示別の対処一覧:放っておいてよいとき、直すとき

「ページがインデックスに登録されなかった理由」に出る表示と、その意味、判断の分かれ目を並べました。表示名はヘルプの表記に合わせています。実際の画面の表記は、わずかに違うことがあります。

Google の判断や順番によるもの(多くは待つか、中身を見直す)

表示意味放っておいてよいとき直すとき・詳しい記事
検出 – インデックス未登録Google は URL を知っているが、まだクロールしていない。最終クロールは「該当なし」公開から間もなく、サイトマップが読み込まれている何週間も残る大事なページは、内部リンクとリクエスト。「検出 – インデックス未登録」とは
クロール済み – インデックス未登録クロールしたが、登録はしていない。今後登録される可能性もあるRSS フィード、スクリプト、絞り込みの URL など。クロールから日が浅い記事何週間も残る大事なページは、中身と内部リンクを見直す。「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対処
重複していますが、ユーザーが正規ページとして選択していませんほかのページと重複していて、代表とする URL の指定がないため、Google が別の URL を選んだhttp と https、並べ替えの URL など、同じ中身の別 URL代表にしたい URL を canonical で示す。「noindex」「404」「重複しています」が出たとき
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました指定した代表の URL とは別の URL を、Google が代表に選んだGoogle が選んだ URL の方が妥当なときURL 検査で二つの URL を比べ、指定を見直す。同上
代替ページ(適切な canonical タグあり)別のページの代わりの版として扱われ、代表へのリンクも正しいほとんどの場合、このままでよい代表にしたいページが逆になっていないかだけ確かめる。「代替ページ(適切な canonical タグあり)」とは

サイトの設定や応答によるもの(意図していなければ直す)

表示意味放っておいてよいとき直すとき・詳しい記事
URL に noindex が指定されていますページに noindex の指定があり、登録されなかったお礼のページ、部品のページなど、意図して外したページ検索に出したいページなら指定を外す。「noindex」「404」「重複しています」が出たとき
見つかりませんでした(404)ページを求めたら「ない」という応答が返った消したページ、実在しない URL移したページなら、新しい URL へ転送(301 リダイレクト)する。同上
ソフト 404「見つかりません」のような中身なのに、「ない」という応答を返していないなし本当にないページなら 404 を返す。あるページなら中身を足す
ページにリダイレクトがあります別のページへ転送している URL なので登録されない転送を入れた古い URLサイト内のリンクやサイトマップが転送元を指していれば、新しい URL に直す。「ページにリダイレクトがあります」は直すべきか
リダイレクト エラー転送が長く続きすぎる、ぐるぐる回っている、などの問題なし転送の設定を制作会社や担当者に直してもらう
URL が robots.txt によってブロックされています。robots.txt で、Google がページを読めない管理画面など、読ませる必要のない場所出したいページなら robots.txt を直す。検索から外したいページは、ブロックではなく noindex を使う
サーバーエラー(5xx)サーバーがエラーを返した一時的で、くり返していないくり返すなら、サーバー会社や制作会社に確かめてもらう
未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました/アクセス禁止(403)が原因でブロックされました/他の 4xx の問題が原因で、URL がブロックされましたログインが必要、アクセスを断っている、などで読めない会員ページ、作りかけの確認用ページ公開しているページなら、アクセスの設定を直す

このほか、登録はされたものの問題がある「警告」として、「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました」と「コンテンツのない状態でページがインデックスに登録されています」があります。前者は、検索から外したいなら robots.txt のブロックを外して noindex を付け、残したいなら robots.txt を直します。後者は、Google がページの中身を読み取れなかった状態なので、制作会社や担当者に作りを確かめてもらいます。登録済みの側に出る「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」の読み方は、この表示は放っておいてよいかに書いています。

URL 検査で「URL が Google に認識されていません」と出たとき

これは「ページ」の画面の理由ではなく、URL 検査で出る表示です。ヘルプでは、この URL はこれまで Google に認識されていない、という意味です。Google がページの存在そのものを知らないので、サイトマップに入っているか、ほかのページからリンクされているかを確かめ、大事なページならインデックス登録をリクエストします。当社のサイトでも、10月2日の時点で、事業内容や進め方、商圏調査、会社概要といった主な固定ページの多くと、新しい記事の多くがこの表示でした。リクエストの手順はインデックス登録をリクエストする方法:URL検査の手順と、押しても変わらないときに、サイトマップの送り方と読み込まれないときの対処はSearch Consoleでサイトマップが「取得できませんでした」と出たときに書いています。

当社のサイトの未登録61件の内訳と判断

一覧だけでは判断の感覚がつかみにくいので、当社のサイトの実際の内訳を載せます。2026年10月8日の「ページ」の画面で、登録済みは98、未登録は61、理由は5種類でした。

理由(件数)ソース当社の判断
noindex タグによって除外されました(9)ウェブサイト旧事業のフォームや部品のページなど、意図して外したもの。対処不要
見つかりませんでした(404)(3)ウェブサイト末尾が「*」の、実在しない URL。対処不要
検出 – インデックス未登録(41)Googleシステム比較的新しい記事が中心。まだ読みに来ていないので待つ
クロール済み – インデックス未登録(6)Googleシステム記事4本はクロールから2〜4日なので待つ。/feed/ と絵文字用スクリプトは対処不要
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました(2)GoogleシステムURL 検査で、どちらが代表に選ばれたかを比べる

表の1行目の表示名は、当社の画面での表記です。ヘルプの「URL に noindex が指定されています」に当たります。

61件のうち、ソースが「ウェブサイト」なのは12件で、どれも意図したものか、実在しない URL でした。404 の3件がどこから拾われたのかは確定していませんが、実在するページが消えたわけではないので、手を入れていません。残りの49件は「Googleシステム」で、大半は新しいページの順番待ちです。61件という数字だけを見ると多く感じますが、いま手を動かす必要があるのは、重複の2件を確かめることくらいです。それぞれの中身と判断の理由は、当社サイトの登録が9日で3ページから98ページへ進んだ記録に書いています。

御社の画面でも、まず件数の多い行から中身を開き、「意図どおり」「順番待ち」「直す」の三つに分けてみてください。「直す」に入るものは、思ったより少ないはずです。

登録されているのに検索に出てこないとき

URL 検査で「URL は Google に登録されています」と出ているのに、検索しても見当たらない、という相談もよくあります。ヘルプによると、この表示は検索結果に出る条件を満たしているという意味で、表示を約束するものではありません。登録と順位は別の段階です。

この場合に見るのは「検索パフォーマンス」の画面です。そのページがどんな言葉で何回表示され、平均で何位にいるかが分かります。当社のサイトでは、登録が進んで1週間ほどで、3語以上の長い言葉では数位〜十数位に出始めました(当社の観察)。それでも、10月8日に見た28日間で、検索から来たクリックは1回でした。登録されたあとは、検索される言葉とページの中身が合っているかの勝負になります。数字の読み方はサーチコンソールの検索パフォーマンスの見方に、検索結果の1ページ目に何が並んでいるかを数える方法は競合調査のやり方:順位より先に、検索結果の1ページ目を数えるに書いています。

中古で買ったドメインや、ほかの会社から引き継いだサイトでは、過去に Google から「手動による対策」を受けていないかも確かめます。ヘルプは、そうしたサイトでは「手動による対策」と「セキュリティの問題」の画面を確かめるよう案内しています。また、消したいページが検索に残っている、という逆の悩みはGoogleの検索結果からページを消す方法で扱っています。

スマートフォンでの表示(モバイルフレンドリー)は関係あるか

「インデックスされない」と調べると、モバイルフレンドリー(スマートフォンで見やすいか)を確かめるよう書いた記事が出てきます。ただ、以前あった Google の「モバイル フレンドリー テスト」は、2023年12月の時点で提供を終えています(Google 検索セントラルのブログの注記による)。

関係があるのは、Google がスマートフォン向けに読み取った中身を使って登録している点です。Google 検索セントラルの説明では、インデックス登録と順位づけには、スマートフォン用のクローラーで読み取ったモバイル版の中身が使われます。スマートフォンの表示で本文の一部を消していると、その部分は読まれていないかもしれません。確かめるには、URL 検査で「公開 URL をテスト」を押し、「テスト済みのページを表示」から「スクリーンショット」を開きます。スマートフォンで見たときに、パソコンと同じ本文が出ていれば足ります。

新しいページは、どのくらい待ってから判断するか

Google のヘルプ「Google 検索で自分のページが見つからない場合」は、サイトマップの送信やインデックス登録のリクエストのあとは、少なくとも1週間たってから問題があるかを判断するよう案内しています。Google 検索セントラルの「URL の再クロールを Google にリクエストする」も、クロールには数日から数週間かかることがあるとし、同じ URL を何度リクエストしても早くはならないとしています。

この記事で扱った判断をまとめると、次のようになります。

  • 公開や変更から1週間たっていなければ、表示を見ても結論を出さない。
  • ソース「ウェブサイト」の表示は、意図したものかどうかをその場で確かめる。意図していなければ直し、「修正を検証」を押す。
  • ソース「Googleシステム」の表示は、大事なページだけを選び、2週間ほどたっても残っていれば、内部リンクと中身を見直す。
  • 未登録の件数より、登録済みの件数が増え続けているかを見る。

この確認を毎月の習慣にする場合の、見る画面と決めることはサーチコンソールの使い方:中小企業が月に一度見る画面と決めることにまとめています。

自社で見るのが難しいとき

表示の意味が分かっても、どのページが御社にとって大事か、どれを待ってどれを直すかを決めるのは、サイトの役割全体を見ていないと難しいところです。当社は、ホームページの運営に加わり、登録の状態の確認から、ページの手直し、問い合わせが来るまでの数字を見るところまでを引き受けています。御社の「ページ」の画面の内訳を見ながら、手を付ける順番を一緒に決めたい場合は、お問い合わせからご相談ください。

参考にした公式の説明

いずれも2026年10月8日に内容を確かめました。Search Console の画面の表示名は、変わることがあります。