Search Console で「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」と出たページは、Google の検索に出せる台帳(インデックス)にもう登録されています。エラーではありません。足りないのは、御社が送ったサイトマップ(Google にページの一覧を渡すためのファイル)に、その URL が入っていないことだけです。
判断は一つです。検索から人に来てほしいページなら、なぜサイトマップに載っていないかを確かめ、載る形に直します。来てほしくないページ(「?」の付いた URL、古い URL、テスト用のページなど)なら、サイトマップには足しません。必要に応じて noindex(検索に出さないという指定)や転送で片づけ、そうでなければ放っておいてかまいません。
ひとつ先に知っておいてほしいことがあります。この表示名は、2026年10月8日と16日に確かめた Search Console のヘルプ(「ページ インデックス登録レポート」と「URL 検査ツール」)には載っていません。以前の画面や、ほかの解説記事で見かけた名前かもしれません。今の画面で同じものを確かめるには、左のメニューの「ページ」を開き、上にあるサイトマップの絞り込みを「未送信ページのみ」に切り替えてから、「インデックスに登録済みのページのデータを表示」を押します。そこに並ぶのが「登録済みだが、送ったサイトマップには載っていない URL」です。
この記事では、表示の意味、放っておいてよい場合と足すべき場合の見分け方、WordPress の標準のサイトマップに載らないページ、確かめ方の手順を順に書きます(画面の名前と説明は、2026年10月8日に確認した Search Console ヘルプなどによる)。
この表示の意味:登録はされていて、見つかった道がサイトマップではなかった
Google がページを見つける道は、サイトマップだけではありません。ほかのページからのリンクをたどって見つけることもあります。この表示は文言どおり、「登録はした。ただ、その URL は送信されたサイトマップのどれにも載っていない」という意味です。
「送信された」の範囲には注意がいります。Search Console ヘルプでは、Search Console の「サイトマップ」の画面で送ったものだけでなく、サイトの robots.txt(検索エンジン向けの案内を書いたファイル)に書かれたサイトマップも、送信されたものとして扱われます。また、サイトマップに載っている URL は、別のページからのリンクなど、ほかの方法で見つかった場合でも「サイトマップで送信された」と見なされます。つまりこの表示が出るのは、その URL がどのサイトマップにも載っていないときです。
名前の似た表示と取り違えないよう、並べておきます。
| 表示 | 検索に出せるか | 主にやること |
|---|---|---|
| インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません | 出せる(登録済み) | 出したいページか仕分ける。多くは放っておいてよい |
| 検出 – インデックス未登録 | 出せない(まだ読みに来ていない) | サイトマップと内部リンクを確かめて待つ |
| クロール済み – インデックス未登録 | 出せない(読んだが登録を見送った) | 大事なページだけ中身を見直す |
下の二つは、まだ検索に出せない状態で、こちらのほうが手を動かす意味があります。それぞれ「検出 – インデックス未登録」とはと「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対処に書いています。
放っておいてよい場合と、サイトマップに足すべき場合
並んだ URL を、形と役割で分けると判断が早くなります。
| 一覧にある URL | 判断 | やること |
|---|---|---|
| 記事、サービス、料金など、検索から来てほしいページ | サイトマップに足す | なぜ載っていないかを確かめる(次の章) |
| カテゴリーやタグの一覧ページ | 入口にしたいなら足す | 入口にしないなら放っておいてよい |
| 「?」の付いた URL(計測の印、並べ替え、コメント返信など) | 足さない | 代表の URL が登録されているかを見る |
| http:// や www の有無が違う URL | 足さない | 代表の URL へ転送されているかを見る |
| 古い URL、テスト用や作りかけのページ | 足さない | 外すなら noindex か削除。移したなら転送 |
| 画像1枚だけの添付ファイルのページ | 足さない | 数が多ければ扱いを決める |
足すべきなのは、表の一行目だけです。Google 検索セントラルの説明は、サイトマップには「Google の検索結果に表示したい URL」を含める、としています。代表ではない URL(「?」付きの URL や http の版)まで足すと、どれを代表にしたいかという合図がぶれます。Google は、サイトマップに載せることを、代表(正規 URL)を示す合図の一つとして扱っているからです。ただし、合図としては弱いものだと説明されています。
一つ気をつけたいのは、「?」付きの URL や http の版そのものが「登録済み」になっている場合です。これは、Google がそちらを代表に選んだ可能性を示しています。そのときは、canonical(代表とする URL の指定)と転送を見直します。見方は「代替ページ(適切な canonical タグあり)」とはと「ページにリダイレクトがあります」は直すべきかに書きました。
残りの行が放っておいてよいのは、すべての URL を登録させることが目標ではないからです。ヘルプは、サイトのすべての URL がインデックスに登録されるわけではないとし、「目標は、すべての重要なページの正規バージョンがインデックスに登録されること」と書いています。古い URL やテスト用のページを検索から消したいときの手順は、サーチコンソールでインデックスを削除する方法にまとめています。
WordPress の標準のサイトマップに載らないページ
WordPress は 5.5 から、標準でサイトマップ(/wp-sitemap.xml)を作ります。WordPress の開発者向けの告知では、対象は公開されている投稿の種類と分類(カテゴリーやタグなど)、作成者の一覧、それにトップページです。robots.txt にもその場所が自動で書かれます。そのため、ふつうに公開した投稿と固定ページは、何もしなくても載ります。
逆に、次のページは標準のサイトマップに載りません。検索に出したいページがこの中にあれば、それが表示の原因です。
- 下書きや非公開のページ。公開しているページだけが載ります。
- 添付ファイルのページ(画像などを1枚だけ表示するページ)。WordPress のサイトマップの仕組みは、添付ファイルの種類を対象から外しています。
- テーマやプラグインが作る独自の種類のページで、「公開」の扱いになっていないもの。施工事例やお知らせなどを独自の種類で作っている場合は、ここを疑います。
- 「設定」→「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」に印が入っているとき。このときはサイトマップそのものが作られません。
反対の食い違いもあります。標準のサイトマップは、テーマやプラグインの機能で noindex にしたページも、そのまま載せることがあります。WordPress の告知も、noindex を付けるプラグインの作り手に向けて、そのページはサイトマップからも外すとよい、と書いているほどです。載っていたときの仕分け方はWordPress のサイトマップに不要なページが載っていたときの仕分け方に書いています。標準のサイトマップは「検索に出したいページの一覧」ではなく、「公開しているページの一覧」だと考えておくと、食い違いに気づきやすくなります。
SEO 用のプラグインを入れている場合は、標準のサイトマップがプラグインのものに置き換わり、種類ごとに載せる・載せないを選べることが多くなります。設定で外した種類のページは、リンクから見つかって登録されると、この表示になります。どの種類を外しているかは、プラグインのサイトマップの設定画面で確かめます(項目の名前は製品ごとに違います)。
もう一つ、件数による落とし穴があります。WordPress の標準のサイトマップは、1枚に載せる件数が標準で2,000件までで、それを超えると2枚目(posts-post-2 など)が作られます。目次(サイトマップインデックス)を送っていれば2枚目も含まれますが、子のサイトマップだけを個別に送っていると、増えた2枚目は送信されていないことになります。当社は2026年10月2日に目次を、3日に子の二つ(投稿と固定ページ)を送り、今も両方を送った状態にしています。
確かめ方:どの URL が、なぜサイトマップの外にあるか
まとめて見る:「ページ」の画面
- Search Console の左のメニューで、「インデックス作成」の下の「ページ」を開きます。
- 画面の上にあるサイトマップの絞り込み(最初は「すべての既知のページ」)を、「未送信ページのみ」に切り替えます。ヘルプでは、送信したサイトマップに載っていない URL だけを表示する、と説明されています。
- 「インデックスに登録済みのページのデータを表示」を押します。ヘルプによると、登録済みの URL の例が最大1,000件まで表示されます。
- 並んだ URL を、前の章の表で仕分けます。「記事、サービス、料金など」に当たる URL だけを書き出します。
同じ絞り込みを「すべての送信済みページ」にすると、サイトマップに載せた URL だけの状態が見られます。サイトマップに載せたのにまだ登録されていないページは、こちらで分かります。限られた時間で見るなら、優先はこちらです。
1本ずつ見る:URL 検査
- 画面の上の検索窓に、書き出した URL を入れます。
- 結果の「ページのインデックス登録」の欄を開きます。
- 「検出」の「サイトマップ」を見ます。ヘルプでは、送信されたサイトマップ、または robots.txt に書かれたサイトマップのうち、この URL を載せているものが表示されます。何も出ていなければ、どのサイトマップにも載っていません。
- 同じ欄の「参照元ページ」を見ます。Google がこの URL を見つけるのに使った可能性のあるページです。どこからのリンクで見つかったかの手がかりになります。
サイトマップの側を見る
- ブラウザで、自社のドメインのあとに「/wp-sitemap.xml」を付けて開きます。SEO 用のプラグインを使っている場合は、「/robots.txt」を開いて「Sitemap:」で始まる行に書かれた場所を開きます。
- 目次に並んだ子のサイトマップ(posts-post、posts-page、taxonomies-category、users など)を開き、ブラウザのページ内検索で、その URL が載っているかを探します。
- Search Console の左のメニューの「サイトマップ」を開き、送ったサイトマップの URL が、いま開いたものと同じか、状態が「成功しました」かを見ます。
3の状態が「取得できませんでした」のままなら、サイトマップは送ったことになっていても、中の URL は読まれていません。当社のサイトでも、目次の /wp-sitemap.xml は送った直後から「取得できませんでした」で、送信の4日後に「成功しました」に変わりました。そのときの記録と確かめ方はSearch Console でサイトマップが「取得できませんでした」と出たときに書いています。
サイトマップに足すときの手順(WordPress の場合)
WordPress の標準のサイトマップには、「このページを足す」という操作はありません。公開している投稿と固定ページは自動で載るので、載っていない原因を取り除くのが足し方になります。
- そのページの状態が「公開」になっているかを確かめます。
- 投稿と固定ページ以外の種類なら、テーマやプラグインの設定で、検索や一覧に出す(公開の)扱いになっているかを確かめます。SEO 用のプラグインを使っていれば、サイトマップの設定でその種類を外していないかも見ます。
- 「設定」→「表示設定」の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」に印が入っていないかを見ます。
- Search Console に送ってあるサイトマップの URL が、いま使っているサイトマップかを確かめます。プラグインを入れたり外したりしてサイトマップの場所が変わったなら、新しい場所を送ります。
- 子のサイトマップだけを送っているなら、目次(/wp-sitemap.xml)も送ります。件数が増えて新しい子ができても、目次から拾われます。
送ったサイトマップは、Google が読み直しに来ます。当社の画面でも、10月3日に送った固定ページのサイトマップの「最終読み込み」は10月7日、投稿のサイトマップは10月5日になっていました。直したあとは、この日付が新しくなっているかで、読み直されたかを確かめられます。
このページはすでに登録済みなので、URL 検査から「インデックス登録をリクエスト」を急いで押す必要はありません。リクエストは1日に出せる数に上限があるので、まだ登録されていない大事なページのために取っておきます。押し方と押しどきはインデックス登録をリクエストする方法に書きました。
この表示より先に見るべきもの
この表示は「登録済み」の側の話なので、Search Console の中では急ぎではありません。先に見るのは、検索に出したいのに登録されていないページです。当社のサイトでは、2026年10月8日の「ページ」の画面で、登録済み98、未登録61でした。未登録の理由は5種類で、いちばん多かったのは「検出 – インデックス未登録」の41件です。手を動かす価値があるのは、こちらの側でした。理由ごとの見分け方はGoogle にインデックスされない原因の見分け方にまとめています。
その後も記事を足し続け、2026年10月中旬に同じ画面を見ると、登録済み157、未登録130になっていました。未登録のうち「検出 – インデックス未登録」が96件、「クロール済み – インデックス未登録」が12件です。登録済みは59増えましたが、未登録も69増えています。未登録の大半は、Google が URL を見つけたものの、まだ読みに来ていないページです。この表示(登録済みの側)を整えるより、未登録の側に手を動かすほうが先だという判断は、10月8日と変わりません。
ちなみに当社のサイトは、この表示の文言そのものの検索で、表示されていました(10月8日に見た28日間で表示10回、平均掲載順位43.0位。9月16日〜10月13日の期間では表示18回、平均39.1位)。文言をそのまま調べる人がいるのに、答えるページが当社になかったので、この記事を書いています。
よくある質問
すべてのページをサイトマップに入れれば、表示は消えますか
載せた URL は「送信済み」になるので、この表示からは外れていきます。ただ、表示を消すこと自体に意味はありません。検索に出したくない URL や代表ではない URL まで載せると、サイトマップが「検索結果に表示したい URL の一覧」ではなくなります。載せるのは、検索から来てほしいページの、代表の URL だけにします。
小さなサイトでも、サイトマップは送るべきですか
Google 検索セントラルは、ページ数がおよそ500以下で、すべてのページに内部リンクでたどり着けるサイトなら、サイトマップは必要ない可能性があるとしています。一方で、新しく、外部からのリンクが少ないサイトでは、サイトマップが役立つことがあるとも書いています。当社のサイトは後者でした。外部からのリンクがほとんどなく、サイトマップを一度も送っていなかったことが、新しいページが登録されなかった原因だと当社は見ています。送る手間は小さいので、当社は、ページ数に関わらず送っておくことをすすめています。
この表示が出ていると、順位が下がりますか
登録済みである以上、検索結果に出られる状態です。サイトマップは、Google にページの存在と、どれを検索に出したいかを伝えるためのもので、Google の説明でも、サイトマップに載せたからといってクロールや登録が保証されるわけではありません。順位が気になるなら、見るのはこの表示ではなく、検索パフォーマンスの画面です。見方はサーチコンソールの検索パフォーマンスの見方に書いています。
noindex を付けたページが、この表示で「登録済み」に出ています
Google は、ページを読み直したときに初めて noindex に気づきます。URL 検査で最終クロールの日付を見て、noindex を付ける前の日付なら、次に読みに来るのを待ちます。急いで外したいときは、上で挙げた削除の手順を使います。noindex の付け方と確かめ方はサーチコンソールの noindex・404・重複にあります。
仕分けに時間を取れないとき
一覧の URL を「来てほしいページか」で分ける作業は、サイトの中でどのページが入口になるのかが決まっていれば、短い時間で済みます。決まっていないと、毎回迷うことになります。当社は、ホームページの運営に加わり、どのページを検索の入口にするかを決めるところから、サイトマップや登録の状態の確認、問い合わせが来るまでの数字を見るところまでを引き受けています。御社の画面を見ながら仕分けを一緒に進めたいときは、お問い合わせからご相談ください。
参考にした公式の説明
- ページ インデックス登録レポート – Search Console ヘルプ
- URL 検査ツール – Search Console ヘルプ
- サイトマップについて – Google 検索セントラル
- サイトマップの作成と送信 – Google 検索セントラル
- rel=”canonical” などを利用して正規ページを指定する方法 – Google 検索セントラル
- New XML Sitemaps Functionality in WordPress 5.5(WordPress の開発者向け告知)
- WP_Sitemaps_Posts::get_object_subtypes()(WordPress 開発者リファレンス)
いずれも2026年10月8日に内容を確かめました(ページ インデックス登録レポートは10月16日にも確認)。Search Console の画面の表示名は、変わることがあります。