インデックス登録をリクエストする方法:URL検査の手順と、押しても変わらないとき

Search Console(サーチコンソール。Googleが無料で出している、自社サイトの検索での見え方を確かめる道具)でインデックス登録をリクエストするには、画面上部の検査バーにページのURLを入れ、結果の画面で「インデックス登録をリクエスト」を押します。当社のサイトでは、1件ごとに完了まで40〜60秒かかりました。

押したあとは待つだけです。Googleのヘルプでは、登録までは通常1日程度、全体として1〜2週間程度とされています。リクエストできる数には1日あたりの上限があり、同じURLを何度押しても早くはなりません(2026年10月時点のGoogleのヘルプによる)。ページが多いときは、1件ずつ押すよりサイトマップを送るほうが向いています。

押しても変わらないときは、もう一度押すのではなく、検査結果の表示を読んで次の手を決めます。この記事では、手順のあとに、表示ごとに「リクエストするか、しないか」と「変わらないときに見る順番」をまとめます。

リクエストする前に:必要な権限と、そもそも押す必要があるか

インデックス(Googleが検索に出せるページを記録しておく台帳)への登録をリクエストできるのは、Search Consoleのプロパティ(登録したサイトの単位)の「所有者」か「フルユーザー」です。「制限付きユーザー」は検査の結果を見ることはできても、リクエストはできません。制作会社が登録したまま御社の側に権限がない場合は、先に権限をもらう必要があります。権限の分け方はサーチコンソールのユーザー追加と権限に書いています。Search Console自体をまだ使っていない場合は、サーチコンソールの設定方法から始めてください。

もう一つ、リクエストは「押さないと登録されない」ものではありません。Googleは、リンクやサイトマップ(サイト内のページの一覧をGoogleに渡すためのファイル)をたどって、自分でページを見つけに来ます。リクエストは、その順番待ちの列に、特定のページを入れてもらうための操作です。押すのが向いているのは、次のような場面です。

  • 新しく作った、問い合わせにつながる大事なページ(料金、サービスの説明、問い合わせなど)を早く見つけてほしいとき
  • 大事なページの内容を大きく書き直したとき
  • noindex(検索に出さないという指定)の消し忘れなどを直したあと、早く読み直してほしいとき

反対に、数十件・数百件のページを一つずつ押すのは向いていません。上限があるうえ、Google 検索セントラルの説明でも、URL が多数ある場合はサイトマップを送信するよう案内されています。

インデックス登録をリクエストする手順

  1. Search Consoleを開き、左上でリクエストしたいサイトのプロパティを選びます。
  2. 画面の上部にある検査バーに、ページのURLを「https://」から最後まで入れて、Enterキーを押します。左のメニューの「URL 検査」から開いても同じです。入れるURLは、選んでいるプロパティの中のものでなければなりません。たとえば「https://」で登録したプロパティに「http://」のURLを入れると、検査できません。
  3. しばらくすると、そのページの状態が出ます。いちばん上の大きな表示(「URL は Google に登録されています」「URL が Google に登録されていません」など)を読みます。表示ごとの意味と、押すべきかどうかは次の見出しの表にまとめました。
  4. ページを直したばかりなら、先に「公開 URL をテスト」を押します。Googleがいまのページを取りに行き、登録できる状態かどうかを確かめてくれます。ここで「URL は Google に登録できません」と出たら、リクエストの前に原因を直します。ヘルプには、ライブテスト(いまのページを調べるテスト)で登録できないと判断された場合は、リクエストできないとあります。
  5. 「インデックス登録をリクエスト」を押します。Googleが簡単な確認をし、問題がなければ登録の順番待ちの列に入ります。当社のサイトでは、ここで完了の表示が出るまで1件あたり40〜60秒かかりました。その間は画面を閉じずに待ちます。
  6. 完了の表示を閉じたら、URLとリクエストした日を控えておきます。あとで「押したのに変わらない」と思ったとき、何日たったかが判断の材料になります。
  7. 数日から2週間ほどたってから、同じURLをもう一度検査します。「URL は Google に登録されています」になっていれば終わりです。

なお、検査やリクエストの結果は、Googleの検索結果に出ることを約束するものではありません。ヘルプでも、リクエストしても検索結果に表示されるとは限らないと書かれています。

検査結果の表示ごとに、リクエストするか・しないか

URL検査の結果は、いちばん上の大きな表示と、その下の「ページのインデックス登録」の欄に出る理由の二段で読みます。理由の名前は、Search Consoleの「ページ」の画面(ページのインデックス登録レポート)に出るものとほぼ同じです。表示名は2026年10月時点のGoogleのヘルプと、当社のサイトで実際に見た画面によります。

検査結果の表示意味リクエストするか
URL は Google に登録されています登録済み。検索結果に出る条件を満たしている不要。内容を大きく書き直したときだけ押してよい
URL は Google に登録されていますが問題があります登録済み。構造化データなど一部の機能に警告がある登録のためには不要。警告の中身を見て直す
URL が Google に登録されていません(理由:URL が Google に認識されていません)Googleがまだそのページの存在を知らない大事なページなら押す。あわせてサイトマップを送ったか確かめる
URL が Google に登録されていません(理由:検出 – インデックス未登録)存在は知られているが、まだ読みに来ていない大事なページなら押してよい。それ以外は待つ
URL が Google に登録されていません(理由:クロール済み – インデックス未登録)読みに来たが、登録しなかった押しても変わりにくい。ヘルプでは再送信は不要とされている。中身を見直す
noindex、robots.txt によるブロック、見つかりませんでした(404)などサイト側の指定や状態で登録できない押しても意味がない。意図した指定でなければ先に直す
重複や正規ページの選択に関する理由Googleが別のURLを正規(代表)として選んでいる押す前に、どのURLを代表にしたいかを決める

読み手のサイトでいちばん多いのは、三つ目の「URL が Google に認識されていません」だと思います。当社のサイトも、2026年10月2日に主な固定ページを検査すると、事業内容、進め方、商圏調査、会社概要などの多くと、新しい記事の多くがこの表示でした。トップページだけは前日の10月1日にクロール(Googleが読みに来ること)済みで、登録されていました。同じサイトの中で、登録されているページとされていないページが混ざることは普通に起こります。

「検出 – インデックス未登録」と「クロール済み – インデックス未登録」は、名前が似ていても次の手が違います。前者は待つか、大事なページだけ押す。後者は押すより中身を見直す。それぞれの見分け方は「検出 – インデックス未登録」とはと「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対処に、noindexや404、重複の表示はnoindex・404・重複の表示が出たときにまとめました。

1日に何件まで押せるか、いつ反映されるか

上限の数は公開されていない

Googleのヘルプには「1日あたりの上限が設定されています」とだけあり、具体的な件数は書かれていません。ネット上には件数を書いた記事もありますが、Googleが公表した数字ではないため、当社は当てにしていません。上限に当たったら、その日はやめて翌日に回します。当社は10月2日に18件を押しましたが、それが上限に対してどのくらいの数なのかは分かりません。

検査そのもの(URLを入れて状態を見ること)や「公開 URL をテスト」にも、プロパティごとに1日の上限があります。何十件も検査して状態を一覧にしたいときは、URL検査より「ページ」の画面で理由ごとの一覧を見るほうが早く済みます。

反映までの時間はページによって違う

ヘルプでは、登録は通常1日程度ですむが長くかかる場合もある、全体として1〜2週間程度、と書かれています。別のGoogleの説明では、クロールには数日から数週間かかることがあるとされています。押した翌日に変わっていなくても、異常ではありません。

当社のサイトでは、10月2日に主なページ18件(トップ、固定ページ8件、記事9件)をリクエストし、同じ日にサイトマップも送りました。6日後の10月8日には、「ページ」の画面で登録済みのページが98になっていました。9月30日の時点では、ほぼ3ページでした。ただし、リクエストとサイトマップを同時に進めたため、どちらがどれだけ効いたのかは分けて測れていません。経過の全体は当社サイトの登録が9日で3ページから98ページへ進んだ記録に日付つきで載せています。

同じURLを何度押しても早くならない

Googleの説明には、同じURLの再クロールを何度リクエストしても早くはならない、とはっきり書かれています。一度押したら、少なくとも1〜2週間は様子を見ます。押し直すのは、ページを直したあとだけで十分です。

押しても変わらないときに見る順番

2週間たっても「URL が Google に登録されていません」のままなら、次の順で確かめます。上から順に、直せるもの・確かめやすいものを並べています。

  1. 理由が変わっていないか。同じURLをもう一度検査し、「ページのインデックス登録」の欄の理由を見ます。「URL が Google に認識されていません」から「クロール済み – インデックス未登録」に変わっていれば、Googleは読みに来ています。そこから先はリクエストではなく中身の問題です。
  2. いまのページが登録できる状態か。「公開 URL をテスト」を押し、「URL は Google に登録できません」と出ないかを見ます。出た場合は、noindex、robots.txt(検索エンジンに向けた案内のファイル)によるブロック、ページが見つからない(404)、ログインしないと見られない、といった原因が下に表示されます。
  3. 「サイトマップ」の欄が空でないか。検査結果の「ページのインデックス登録」を開くと、「サイトマップ」の欄があります。ここには、そのページを載せている送信済みのサイトマップが出ます。何も出ていなければ、そのページはどのサイトマップにも入っていないか、サイトマップがまだ読まれていません。左のメニューの「サイトマップ」で、送信したかどうかと状態を確かめます。当社は、サイトマップ自体はあったのに、Search Consoleに一度も送っていませんでした。目次のサイトマップが「取得できませんでした」になったときの対処はサイトマップが「取得できませんでした」と出たときに書いています。
  4. 「参照元ページ」があるか。同じ欄に、Googleがそのページを見つけた可能性のあるページが出ます。ヘルプによると、ここは見つけた元のページがあっても空になることがあります。ただ、何も出ないページは、サイトの中からのリンクが少ないこともあります。記事一覧やトップ、関連する記事からリンクを足すと、Googleがたどれる道が増えます。
  5. 「Google が選択した正規 URL」が自分のページか。別のURLが出ていたら、Googleはそちらを代表として扱っています。http と https、末尾の「/」の有無、パラメータ付きのURLなど、同じ中身が複数のURLで見られる状態になっていないかを確かめます。
  6. どれにも当てはまらないなら、待つ。サイトが新しい、外からのリンクが少ない、といった場合は、Googleが読みに来るまで時間がかかります。この段階で同じURLを押し続けても早くはなりません。

一つ注意があります。Googleで「site:自社のドメイン」と検索して、出てくるページの数で登録の数を判断するのはやめたほうがよいです。Googleの説明では、site: で返るURLの一覧は網羅的ではなく、登録済みのページがすべて出るわけではないとされています。登録されているかどうかは、URL検査か「ページ」の画面で確かめます。

当社が最初に気づいたきっかけも、2026年9月30日に別の検索の道具で site: を調べ、古いページ3本しか出てこなかったことでした。そこからどう原因を絞ったかは、Googleにインデックスされない原因の見分け方に書いています。

1件ずつ押すか、サイトマップに任せるかの分け方

新しいページがたくさんあるとき、全部を押す必要はありません。当社は次のように分けました。

ページの種類当社がとった方法理由
トップと、問い合わせにつながる固定ページ1件ずつリクエスト検索から来た人が最終的に読むページで、登録されていないと困る
新しい記事のうち、特に読まれてほしいもの1件ずつリクエスト(9件)件数を絞れば、上限と手間の範囲で済む
それ以外の記事サイトマップに任せる件数が多く、1件ずつ押すのは時間に見合わない

18件で、1件あたり40〜60秒でした。合わせて15分前後です。これが100件になると1時間を超え、上限に当たるおそれもあります。件数が多いときは、先にサイトマップを送ってから、大事なページだけを押す、という順にすると手間が減ります。

サイトマップを送るのは一度で済みます。WordPressなら、標準で /wp-sitemap.xml にサイトマップが用意されています(SEO用のプラグインを入れていると場所が違うことがあります)。左のメニューの「サイトマップ」を開き、「新しいサイトマップの追加」の欄にそのURLを入れて「送信」を押します。ヘルプにあるとおり、サイトマップを送ってもすべてのURLが読まれるとは限りませんが、Googleに「このサイトにはこれだけのページがある」と伝える手段としては、1件ずつのリクエストより向いています。

よくある疑問

リクエストすると順位が上がるのか

上がりません。リクエストは、Googleの台帳に載せてもらうための順番待ちに入れるだけです。載ったあと何位に出るかは、ページの中身と、ほかのページとの比べられ方で決まります。当社のサイトでは、登録が進んでから1週間ほどで、3語以上を組み合わせた長い検索語では数位から十数位に出始めました。それでも、この時点で検索から来たクリックは28日間で1回でした。登録は入口に立っただけ、というのが実感です。

記事を少し直すたびに押すべきか

誤字の修正や数行の書き足し程度なら、押さなくてかまいません。Googleは登録済みのページを定期的に読み直します。押すのは、題を付け替えた、内容を大きく書き直した、間違った情報を直した、といった、早く反映されないと困るときだけで足ります。題を付け替えたときの当社の判断は記事のタイトルは読む人が打つ言葉で付けるに書いています。

「クロールをリクエスト」と「インデックス登録をリクエスト」は違うのか

Search Consoleの画面にあるボタンの名前は「インデックス登録をリクエスト」です。Googleの開発者向けの説明では「再クロールをリクエストする」という言い方もされていますが、Search Consoleで個別のページについて行う操作は、このボタンのことです。「クロール申請」「インデックス申請」と書いている記事も、同じ操作を指していることがほとんどです。

Bingにも同じことが要るのか

Search ConsoleはGoogleの道具なので、ここで押してもBingには伝わりません。Bingには Bing Webmaster Tools という別の道具があります。当社は、10月2日にSearch Consoleから取り込む形でBing Webmaster Toolsにも登録しました。取り込みを使えば、サイトの登録をやり直す手間は少なく済みます。

今日やること

  1. Search Consoleの「サイトマップ」を開き、サイトマップを送っているかを確かめる。送っていなければ先に送る。
  2. トップ、料金、主なサービス、問い合わせ、最近書いた大事な記事のURLを、5〜20件ほど書き出す。
  3. 一つずつURL検査にかけ、「URL が Google に登録されていません」のページだけを選ぶ。
  4. 理由が「URL が Google に認識されていません」か「検出 – インデックス未登録」なら、「インデックス登録をリクエスト」を押す。noindexや404などなら、先にその原因を直す。
  5. 押したURLと日付を控え、1〜2週間後に同じURLを検査し直す日を予定に入れる。

登録が済んだあと、月に一度どの画面で何を確かめるかはサーチコンソールの使い方:中小企業が月に一度見る画面と決めることにまとめています。

当社は、中小企業や士業のホームページの運営に加わり、こうした登録の確認から、記事の手直し、問い合わせの件数を数えるところまでを引き受けています。どのページから手を付ければよいか判断がつかないときは、相談するからお知らせください。

参考にした公式の説明

いずれも2026年10月8日に確認しました。画面の表示名は変わることがあります。