Search Console の「クロール済み – インデックス未登録」は、Google がページを読みに来た(クロールした)うえで、インデックス(Google が検索に出せるページを記録しておく台帳)への登録を、いまは見送っている状態です。設定の誤りを知らせるエラーではありません。Google のヘルプは、この状態のページは今後登録される可能性も、されない可能性もあり、クロールのリクエストを送り直す必要はない、と説明しています(2026年10月時点の Search Console ヘルプによる)。
放っておいてよいかは、三つで決まります。一つ目は、検索に出す必要のあるページかどうか。RSS フィードやプログラムのファイルなら、何もしなくてかまいません。二つ目は、クロールされてから何日たったか。公開や更新から間もない記事なら、まず待ちます。三つ目は、同じサイトの中に似たページがないか。大事なページが何週間も残っているとき、または似たページが並んでいるときだけ、中身とリンクを見直します。
当社のサイトでも、2026年10月8日の時点でこの表示が6件ありました。その中身と判断をそのまま載せますので、御社のサイトの一覧と照らし合わせてみてください。
「クロール済み – インデックス未登録」はどういう状態か
Google がページを検索に出すまでには、段階があります。まず URL の存在を知る(検出)。次にページを読みに来る(クロール)。読んだ中身を台帳に載せる(インデックス登録)。載ったページの中から、検索された言葉に合わせて順位をつけて表示する。この表示は、二つ目の段階までは済んでいて、三つ目で止まっている、という意味です。
よく似た名前の「検出 – インデックス未登録」は、一つ目で止まっている状態です。違いは次のとおりです。
| 表示 | 止まっている段階 | 最終クロール | 主にやること |
|---|---|---|---|
| 検出 – インデックス未登録 | Google は URL を知っているが、まだ読みに来ていない | 「該当なし」 | サイトマップと内部リンクを確かめて待つ |
| クロール済み – インデックス未登録 | 読みに来たが、台帳には載せていない | 日付が入っている | 検索に出す必要のあるページかを分け、必要なものだけ中身を見直す |
「検出 – インデックス未登録」のほうは、「検出 – インデックス未登録」とは:最終クロール「該当なし」のページを読みに来てもらう順番にまとめています。
理由の表の「ソース」の欄には、この表示では「Googleシステム」と出ます。ヘルプによると、ソースは問題の原因が Google とウェブサイトのどちらにあるかを示すもので、一般に、こちらで修正できるのは「ウェブサイト」と出ている問題だけです。つまりこの表示は、noindex(検索に出さないという指定)や robots.txt(検索エンジン向けの案内ファイル)の書き間違いのような、設定で直すものではありません。Google の側が、登録するかどうか、いつ登録するかを判断している途中、ということです。
では Google は何を見て見送るのか。Google 検索セントラルの「Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について」は、インデックスに登録されない一般的な理由として、ページのコンテンツの品質が低いこと、robots の meta ルールで登録が禁止されていること、サイトの設計のせいで登録が難しいこと、の三つを挙げています。そのうえで、インデックス登録は保証されておらず、Google が処理したページのすべてが登録されるとは限らない、と書いています。noindex が付いていれば別の表示になるので、この表示で残るのは、主に「中身が登録に足りると見られていない」か「まだ判断の順番が来ていない」のどちらかです。
当社のサイトに出ていた6件と、それぞれの判断
2026年10月8日に当社サイトの「ページ」レポート(ヘルプでの名前は「ページ インデックス登録レポート」)を開くと、「クロール済み – インデックス未登録」は6件でした。ソースはすべて「Googleシステム」です。
| URL | 何のページか | 最終クロール | 当社の判断 |
|---|---|---|---|
| /title-tsukekae/ | 記事 | 10月6日 | クロールから2日。待つ |
| /kokoku-kitei-gyoseishoshi/ | 記事 | 10月5日 | クロールから3日。待つ |
| /ai-kensaku-mitsukaru/ | 記事 | 10月4日 | クロールから4日。待つ |
| /nagoya-unyo-irai/ | 記事 | 10月4日 | クロールから4日。待つ |
| /feed/ | RSS フィード(更新を知らせる配信用のファイル) | 9月21日 | 検索に出す必要がない。対処不要 |
| /wp-includes/js/wp-emoji-release.min.js?ver=7.0 | WordPress の絵文字用スクリプト | 8月23日 | 検索に出す必要がない。対処不要 |
記事4本は、どれもクロールされてから2〜4日しかたっていません。当社のサイトは、9月30日の時点では索引に載っていたのが古いページ3本ほどで、10月8日には登録済みが98ページまで増えたところです。新しいページの登録がまとめて進んでいる最中で、この4本も判断の途中にあると当社は見ています。だから、いまは中身に手を入れずに待ちます。登録が進んだ経過は当社サイトの登録が9日で3ページから98ページへ進んだ記録に書きました。
残りの2件は、人が検索から開くためのページではありません。RSS フィードは、更新を読み取る道具のためのファイルです。絵文字用のスクリプトは、ページを表示するときに読み込まれる部品です。どちらも登録されなくて困ることはないので、何もしません。
もう一つ、表示は固定されたものではありません。10月2日に URL 検査(1ページずつ Google での状態を調べる機能)をかけたとき、お問い合わせページなど2件が「クロール済み – インデックス未登録」でした。10月8日の6件の一覧には、そのお問い合わせページは入っていません。Google がクロールするたびに、ページは理由の間を移っていきます。一度見ただけで結論を出さないのはそのためです。
放っておいてよいページ、直すべきページの見分け方
理由の行を開くと、該当する URL が並びます。一つずつ、次の表のどれに当たるかを見ていきます。
| 一覧に出ているページ | 判断 | 理由・やること |
|---|---|---|
| RSS フィード(/feed/ や /comments/feed/)、JavaScript や CSS などのファイル、画像の添付ページ | 放っておいてよい | 人が検索から開くページではない |
| 「?」の付いた URL(並べ替え・絞り込み・コメント返信の URL など)、サイト内検索の結果 | 放っておいてよい | 同じ中身の別 URL。正規の URL が登録されていれば足りる |
| 一覧の2ページ目以降(/page/2/ など)、タグや日付ごとの一覧 | 入口として狙っていなければ放っておいてよい | 中身は個別の記事にある。記事の方が登録されているかを見る |
| 公開や更新から間もない記事・ページ | 待つ | 最終クロールの日付から1〜2週間は様子を見る |
| 料金、サービス、会社概要など、問い合わせにつながるページで、何週間も残っている | 直す | 次の章の手順で、中身・正規 URL・内部リンクを見直す |
| 地名や業種だけを入れ替えた、よく似たページが並んでいる | まとめる | 1本にまとめて中身を厚くする |
| 以前は検索から人が来ていた古い記事が、この表示に移った | 書き直すか、まとめる | 情報が古くなっていないか、似た新しい記事と重なっていないかを見る |
「1〜2週間」という区切りには根拠があります。Google のヘルプ「Google 検索で自分のページが見つからない場合」は、サイトマップの送信やインデックス登録のリクエストのあとは、少なくとも1週間たってから問題があるかを判断するよう案内しています。また、「ページ」レポートで修正を確かめてもらう「修正を検証」は、通常2週間ほどで終わるとされています。最終クロールから2週間たっても残っていて、しかも大事なページであれば、手を動かす頃合いです。
何が「大事なページ」かは、サイトによって違います。目安は、そのページが検索から入ってきた人の入口になるはずのものかどうかです。サービスや料金のページ、地域や業種で探す人に向けたページ、よく聞かれる質問に答えた記事などがそれに当たります。逆に、検索から入ってくる人を想定していないページが登録されていなくても、困ることはありません。Google のヘルプも、サイトのすべての URL がインデックスに登録されるわけではないとし、目標は、重要なページの正規の版が登録されることだと書いています。
よく似たページが並んでいる場合については、業種別・地域別のページは、名前を入れ替えるだけなら作らないで考え方を書いています。古い記事を書き直すか新しく書くかの判断は、過去の記事を書き直すべきか、新しく書くべきかが参考になります。
大量に出たときは、URL の形で仕分ける
この表示が数十件、数百件と出ていると、慌てる方が多いと思います。ですが件数そのものより、何が入っているかが問題です。一件ずつ見るのではなく、URL の形でまとめて仕分けます。
- Search Console の左のメニューで「インデックス作成」の下の「ページ」を開きます。
- 画面の下の「ページがインデックスに登録されなかった理由」の表で、「クロール済み – インデックス未登録」の行を押します。
- 該当するページの例が並びます。件数が多ければ、画面上部の書き出しの機能(エクスポート)で一覧を表計算ソフトに出します(表示の名前は変わることがあります)。
- URL を並べ替え、「/feed/」「?」「/page/」「/tag/」「/wp-includes/」など、形の決まった URL を先に除きます。ここに入るものは、前の章の表で「放っておいてよい」に当たります。
- 残った記事やページを、「公開から間もない」「似たページが並ぶ」「古い記事」「大事なページ」に分けます。手を動かすのは、後ろの三つだけです。
形の決まった URL が大半を占めるなら、それはサイトの仕組みが自動で作っている URL を Google が拾っているだけで、問題ではありません。気になるのは、その URL がサイトマップ(Google にページの一覧を渡すためのファイル)に入っている場合です。検索に出す必要のない URL をサイトマップに載せないようにする仕分けは、WordPressのサイトマップに不要なページが載っていたときの仕分け方にまとめています。
新しい記事をまとめて公開した直後に件数が増えた場合も、まずは推移を見ます。ヘルプは、理想の状態として、インデックス登録済みのページ数がサイトの成長に合わせて徐々に増えていくことを挙げています。登録済みの数が増え続けているなら、未登録の中の新しい記事は、順番待ちである見込みが高いと考えます。
直すときの手順(大事なページが残っているとき)
仕分けて「直す」に入ったページは、次の順に見ます。前半で技術的な原因がないことを確かめ、後半で中身とリンクを見直します。
- 画面上部の検索窓にそのページの URL を入れ、URL 検査の結果を開きます。「ページのインデックス登録」の欄を開き、「インデックス登録を許可?」が「はい」か、「ユーザーが指定した正規 URL」と「Google が選択した正規 URL」が同じかを見ます。正規 URL(同じ中身のページが複数あるときに代表とする URL)が別のページになっていれば、中身ではなく重複の問題です。その場合は「noindex タグによって除外されました」「見つかりませんでした(404)」「重複しています」が出たときを見てください。
- 「公開 URL をテスト」を押し、終わったら「テスト済みのページを表示」から「スクリーンショット」を開きます。Google から見て本文が表示されているかを確かめます。本文が空だったり、読み込み中のまま止まっていたりする場合は、ページの作りを制作会社や担当者に確かめてもらいます。
- そのページで狙っている言葉で実際に検索し、上位のページと読み比べます。見るのは文字数ではなく、そのページにしかない情報があるかです。料金の具体的な数字、作業の手順、自社の実例、どういう人に向くか向かないかの基準など、御社だから書けることを足します。
- サイトの中に、同じ用件に答える似たページがあれば、1本にまとめます。まとめた側の URL から残す側の URL へ転送(301 リダイレクト)をかけるか、どちらを残すかを決めます。
- すでに登録されているページ(トップ、サービスのページ、関連する記事)から、本文の流れの中でそのページへリンクします。どこからもリンクされていないページは、Google から見ても重要度が分かりにくくなります。
- 中身を直し終えたら、URL 検査から「インデックス登録をリクエスト」を一度だけ押します。
- 1〜2週間おいてから、もう一度 URL 検査で状態を見ます。何件かまとめて直した場合は、理由の詳細画面の「修正を検証」で確かめてもらう方法もあります。ヘルプでは、検証は通常2週間ほどかかるとされています。
ヘルプの「この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません」という一文は、中身を変えないまま何度もリクエストしても意味がない、という意味に読むのが自然です。中身を直したあとに一度リクエストするのは、Google 検索セントラルの「URL の再クロールを Google にリクエストする」が案内しているとおりの使い方です。同じ説明には、同じ URL を何度リクエストしてもクロールが早くなるわけではないこと、送れる数に上限があることも書かれています。リクエストの細かい手順と、押しても変わらないときの考え方はインデックス登録をリクエストする方法に書いています。
どのページが御社にとっての「大事なページ」か、どこから直すかの見極めは、サイト全体の役割分担を知らないと決めにくいところです。迷ったときは当社に相談することもできます。一覧を一緒に見て、手を付ける順番を決めるところからお手伝いします。
やらなくてよいこと
この表示を消そうとして、かえって手間や害を増やすことがあります。次の四つはおすすめしません。
- 同じ URL に、毎日インデックス登録のリクエストを出すこと。早くはならず、1日の上限を使い切って、本当に送りたいページが送れなくなります。
- フィードやスクリプトを robots.txt でブロックすること。表示に必要な部品まで止めてしまうおそれがあり、得はありません。この表示の一覧から消えるだけで、検索での見え方は良くなりません。
- 登録されていないという理由だけで、記事を削除すること。中身を直せば入口になるページかもしれません。消すか、まとめるか、noindex にするかは、そのページが入口として働くかで決めます。考え方は記事を減らすとき、削除か統合かnoindexかは「入口」で決めるに書きました。
- 文字数だけを増やすこと。前置きや一般論を足しても、そのページにしかない情報は増えません。
よくある質問
サイトマップで送ったのに、登録されないのはなぜですか
サイトマップは、Google にページの存在を知らせるものです。登録を約束するものではありません。サイトマップに入っていても、Google が読んだうえで登録を見送れば、この表示になります。サイトマップの状態そのものを確かめたいときは、Search Consoleでサイトマップが「取得できませんでした」と出たときを見てください。当社のサイトでは、最初「取得できませんでした」だったサイトマップの目次が、送信の4日後には「成功しました」になりました。
何日くらいで登録されますか
Google は日数を約束していません。「URL の再クロールを Google にリクエストする」には、クロールには数日から数週間かかることがある、とあります。当社のサイトでは、サイトマップを送った10月2日から6日後の10月8日に、登録済みが98ページになっていました。ただし、この表示の4本の記事のように、クロールされても数日は登録されないページもあります。
「ソース」が「ウェブサイト」になっていないのに、直せることはありますか
設定で直すものはありません。直せるのは中身とリンクです。前の章の手順の3〜5がそれに当たります。設定の問題であれば、noindex や robots.txt、404 といった別の理由の行に、ソース「ウェブサイト」として出ます。
ほかの表示も出ていて、どれから見ればよいか分かりません
表示ごとに、放っておいてよい場合と直す場合をGoogleにインデックスされない原因の見分け方:Search Consoleの表示別の対処一覧にまとめています。毎月どの画面で何を確かめるかは、サーチコンソールの使い方:中小企業が月に一度見る画面と決めることに書きました。
ここまでを自社でやる場合、やらない場合
この表示の扱いは、検索に出す必要のないものを外し、大事なページだけを残して、中身とリンクを直す、という作業です。月に一度、一覧を見て数件ずつ判断するなら、社内でも十分に回せます。
当社は、ホームページの運営に加わり、こうした登録の状態の確認から、記事の書き直し、問い合わせが来るまでの数字の確認までを引き受けています。どのページを残しどれをまとめるか、判断の材料がそろわないときは、お問い合わせから一覧の状態をお知らせください。
参考にした公式の説明
- ページ インデックス登録レポート – Search Console ヘルプ
- URL 検査ツール – Search Console ヘルプ
- Google 検索で自分のページが見つからない場合 – Search Console ヘルプ
- Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について – Google 検索セントラル
- URL の再クロールを Google にリクエストする – Google 検索セントラル
いずれも2026年10月8日に内容を確かめました。Search Console の画面の表示名は、変わることがあります。