Search Console(サーチコンソール)の「ページ」の画面に出る「noindex タグによって除外されました」「見つかりませんでした(404)」「重複しています」の三つは、どれも、出ているだけでは異常ではありません。放っておいてよいか、直すべきかは、一覧に並んだ URL が「検索から人に来てほしいページかどうか」で決まります。
来てほしくないページ(送信後のお礼の画面、部品だけのページ、消したページ、もともと存在しない URL など)なら、放っておいてかまいません。来てほしいページが入っていたら、noindex は指定を外す、404 はページを戻すか新しい URL へ転送(301リダイレクト)する、重複は URL 検査で Google が選んだ正規ページ(代表の URL)を確かめ、canonical(代表の URL の指定)やサイト内のリンクを直します。
当社のサイトでも、2026年10月8日時点で noindex が9件、404 が3件、重複が2件出ていました。当社がどう判断したかも、あわせて書きます。
三つの表示の意味と、放っておいてよいかの早見表
この三つは、「ページ」の画面で、インデックス(Google が検索に出せるページを記録しておく台帳)に登録されなかった理由として並びます。意味は、2026年10月時点の Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」によります。
| 画面の表示 | 意味 | 判断の分かれ目 |
|---|---|---|
| noindex タグによって除外されました | ページに「検索に出さないで」という指定(noindex)があった | 意図して付けたなら放置でよい。出したいページに付いていたら直す |
| 見つかりませんでした(404) | 読みに行ったら「ページがない」が返ってきた | 消したページや実在しない URL なら放置でよい。今もあるはずのページ、URL を変えたページなら直す |
| 重複しています(Google が別のページを正規ページに選択) | 自社が指定した代表の URL ではなく、Google が別の URL を代表に選んだ | Google の選んだ URL が妥当なら放置でよい。意図しない URL が選ばれていたら直す |
画面の表示とヘルプの表記には違いがあります。当社の画面では「noindex タグによって除外されました」と出ていますが、ヘルプでは「URL に noindex が指定されています」と書かれています。どちらも、noindex の指定を見つけたので登録しなかった、という同じ理由です。
理由の行には「ソース」の欄があり、「ウェブサイト」か「Google システム」と出ます。ヘルプでは、ソースは問題の原因がサイトと Google のどちらにあるかを示し、一般に直せるのは「ウェブサイト」とされた問題だけだと説明されています。当社の画面では、noindex と 404 が「ウェブサイト」、重複が「Google システム」でした。
そもそもヘルプは、サイトのすべての URL が登録されることは想定されておらず、目標は重要なページの正規の版が登録されることだ、と書いています。未登録の数がゼロでないこと自体は、問題ではありません。
まず一覧を開いて、URL を1本ずつ仕分ける
三つとも、最初の確かめ方は同じです。画面の名前は2026年10月時点のもので、変わることがあります。
- Search Console の左のメニューで、「インデックス作成」の下の「ページ」を開きます。
- 画面を下へ進むと、登録されなかった理由ごとの件数の表があります。見たい理由の行を押します。
- その理由に当てはまる URL の一覧と、Google が最後に読みに来た日(最終クロール)が出ます。
- URL を1本ずつ見て、「検索から人に来てほしいページか」に「はい」「いいえ」を付けます。
- 「はい」の URL だけ、画面の上の検査欄に URL を入れて URL 検査を開き、詳しく確かめます。確かめ方は、理由ごとに下に書きます。
「いいえ」の URL しかなければ、その理由は放っておいてかまいません。毎月、件数が急に増えていないかと、「はい」のページが新しく入っていないかだけを見ます。月に一度の見方は中小企業が月に一度見る3つの画面にまとめています。
「来てほしいページか」の線引きに迷ったら、そのページを何のために作ったかに立ち戻ると決めやすくなります。それでも迷う、自社で確かめる時間がないという場合は、当社に相談していただくこともできます。
「noindex タグによって除外されました」:意図して付けたか、外し忘れか
noindex は、ページの頭に置く一行(robots の meta タグ)か、サーバーがページと一緒に返す情報(X-Robots-Tag という HTTP ヘッダー)で、「このページを検索の台帳に載せないで」と伝える指定です。Google 検索セントラルによると、Google はこの指定を見つけたページを、ほかのサイトからリンクされていても、検索結果から外します。
放っておいてよい場合:当社の9件は、すべて意図したものでした
検索に出す必要のないページに、意図して付けたものです。問い合わせの送信後に出るお礼の画面、会員向けのページ、テーマの部品だけのページなどがこれに当たります。ヘルプも、登録を望まないなら正常な動きだとしています。
当社の9件は、旧事業のフォーム、共通のヘッダーなどの部品だけのページ、方針で検索から外したページで、すべて意図したものでした。部品のページを noindex にした判断はWordPress のサイトマップに不要なページが載っていたときの仕分け方に、記事を検索から外すか消すかの判断は記事を減らすとき、削除か統合か noindex かに書きました。
直すべき場合:WordPress でよくある2つの原因
検索に出したいページが一覧に入っていたら、直します。WordPress のサイトでよくあるのは次の二つです。
- サイト全体に付いている:管理画面の「設定」→「表示設定」にある「検索エンジンでの表示」で、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」に印が入っている。作りかけのサイトを検索に出さないために入れ、公開後に外し忘れる形です。印が入っていると、WordPress は各ページに noindex を出します。一覧にサイトのほとんどのページが並んでいたら、まずここを見ます。
- ページごとに付いている:テーマや SEO 用のプラグインにある、記事ごとの「検索結果に表示しない」に当たる設定。項目の名前は、テーマやプラグインによって違います。
noindex の確かめ方と直し方
- URL 検査でその URL を調べます。「インデックス登録を許可?」が「いいえ」なら、Google が前回読んだときに noindex を見つけています。
- ブラウザでそのページを開き、「ページのソースを表示」で「noindex」の文字を探します。ソースに見当たらないのに URL 検査で「いいえ」と出るときは、サーバーの返す情報(X-Robots-Tag)で付いている可能性があります。その場合は、サーバーの設定を触れる人(制作会社やサーバー会社)に確かめます。
- 原因の設定を外したら、URL 検査の画面で「公開 URL をテスト」を押します。今のページを読みに行って調べ直すので、「インデックス登録を許可?」が「はい」になるかを確かめます。
- 大事なページは、同じ画面から「インデックス登録をリクエスト」を押します。1日に出せる数には上限があるので、件数が多いときはサイトマップが送られているかを先に確かめます。押し方と、押しても変わらないときの考え方はインデックス登録をリクエストする方法に書きました。
- 理由の画面で「修正を検証」を押します(あとの見出しで詳しく書きます)。
注意が一つあります。robots.txt(検索エンジンの巡回に、読みに来てよい場所を伝えるファイル)でそのページを読ませないようにすると、Google は noindex の指定を読めません。ほかのページからリンクされていると、検索結果に出続けることがあります。検索から外したいページは、読ませたうえで noindex を付けます。「念のために両方」は、かえって逆の結果になります。
「見つかりませんでした(404)」:消したページか、なくしてはいけないページか
404 は、その URL を求められたサーバーが「ページがない」と返した印です。ヘルプによると、この理由に入るのは、サイトマップなどで知らせていないのに Google が見つけた URL で、ほかのページからのリンクや、以前あって消したページなどが考えられます。置き換えなしで消したページなら、必ずしも問題ではないとされています。
Google のクローラー(ページを読みに来るプログラム)の説明では、登録済みの URL が 404 を返すようになると、その URL は登録から外され、読みに来る回数も徐々に減ります。消したページの 404 は、放っておけば片づいていく、と読めます。
放っておいてよい場合:当社の3件は、末尾が「*」の存在しない URL でした
当社の画面に出ていた 404 の3件は、「/*」「/wp-content/*」「/wp-content/themes/sango-theme-child/*」という、末尾が「*」の URL でした。最終クロールは2026年10月2日、6月19日、5月7日です。どれも実在するページではありません。どこかの記述(robots.txt の書き方や、テーマの中の参照など)を Google が URL として拾ったものと当社はみていますが、原因は確定していません。実在するページの 404 ではないので、当社は対処不要と判断しました。
このように 404 の一覧には、実在しない URL が混ざることがあります。開いてみて「そもそも、そんなページはない」なら、放っておいてかまいません。置き換えなしで消したページも同じです。
直すべき場合
- 今もあるはずのページが 404 になっている(誤って消した、下書きに戻した)
- URL を変えたページ(スラッグ=URL の末尾の文字列を変えた、パーマリンクの設定を変えた)
- サイトの中のリンクや、サイトマップに載っている URL(ヘルプも、直す優先はここだとしています)
- ほかのサイトや、チラシ、名刺などに載せた URL
WordPress には、公開済みの投稿のスラッグを変えたとき、古いスラッグを記録しておき、古い URL に来た人を新しい URL へ自動で転送(301)する仕組みがあります。対象は投稿のように階層を持たない種類と添付ファイルで、固定ページ(親子の階層を持つ種類)は標準では対象外です。固定ページのスラッグや、パーマリンクの設定そのものを変えたときは、自分で転送を入れる必要があります。
404 の確かめ方と直し方
- 一覧の URL をブラウザで開き、本当にページがないかを見ます。
- URL 検査で「参照元ページ」を見ると、Google がどこからその URL を見つけたかが分かることがあります。自社のページからのリンクなら、そのリンクを正しい URL に直します。
- 消したのが誤りなら、WordPress の「ゴミ箱」に残っていれば「復元」で戻します。
- 移したページなら、古い URL から新しい URL へ 301 リダイレクト(恒久的な転送)を入れます。ヘルプも、移動したページには 301 を使うよう書いています。転送先は、元のページと同じ用事に答えるページにします。関係のないトップページにまとめて送ると、来た人はそこで探し直すことになります。
- 直したら、理由の画面で「修正を検証」を押します。
「重複しています」:Google が選んだ正規ページを確かめ、canonical を直す
同じ中身、またはよく似た中身が複数の URL で見られるとき、Google はそれらをまとめて、代表の URL を一つ選びます。これを正規化といい、選ばれた URL を正規 URL(正規ページ)と呼びます。Google 検索セントラルは、重複はよくあることで、スパムに関するポリシーの違反ではないと説明しています。自社で代表を指定することはできますが、最終的に選ぶのは Google で、指定どおりになるとは限りません。
重複の理由には、似た表示がいくつかあり、意味が違います。
| 表示 | 意味(ヘルプによる) | 対処 |
|---|---|---|
| 重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました | 自社が代表に指定した URL を Google が採用せず、別の URL を代表にした | URL 検査で確かめ、必要なら直す |
| 重複していますが、ユーザーが正規ページとして選択していません(ヘルプの表記) | 代表の指定がなく、Google が別のページを代表に選んだ | エラーではなく、想定どおりの動き |
| 代替ページ(適切な canonical タグあり) | 正しく代表を指している別の版(スマートフォン用の版など) | 対処は不要 |
当社の画面には、一つ目の表示が2件、ソース「Google システム」で出ていました。
確かめ方:URL 検査で、二つの正規 URL を見比べる
- 一覧の URL を URL 検査で調べ、結果の詳しい内容を開きます。
- 「ユーザーが指定した正規 URL」と「Google が選択した正規 URL」を見比べます。
- Google が選んだ URL のほうが、検索する人にとって妥当なら、そのままでかまいません。
- 意図しない URL(http で始まる URL、末尾に「?」以降が付いた URL、中身の違う別の記事など)が選ばれていたら、次の原因を確かめます。
WordPress で重複が生まれやすいところ
| どこで | 仕組み(公式の説明による) | 確かめること |
|---|---|---|
| http と https | Google は https のページを代表に選びやすい。ただし SSL 証明書が無効な場合などは例外 | 「設定」→「一般」の2つのアドレスが https か。http で開くと https へ転送されるか |
| www の有無、末尾のスラッシュ、「?p=123」の URL | WordPress は標準で、これらをサイトアドレスとパーマリンクの形へ転送する | ここで重複が出るなら、プラグイン・サーバー・キャッシュの設定が転送を妨げていないか |
| 「?」以降が付いた URL(広告や計測の印など) | WordPress は投稿・固定ページ・添付ファイルのページに、標準で rel=”canonical”(代表の URL の指定)を出す | ページのソースの「canonical」が、「?」以降のない URL を指しているか |
| カテゴリー・タグ・作成者・日付の一覧ページ | WordPress 標準の rel=”canonical” は個別のページだけで、一覧のページには出ない | SEO 用のプラグインを入れていれば、その設定 |
| 添付ファイルのページ(画像1枚だけのページ) | WordPress 6.4 から、新しく作ったサイトでは無効(ファイルそのものへ転送)。それ以前からのサイトは更新後も有効のまま | 古くからのサイトで、画像だけのページが一覧に並んでいないか |
| 中身がほとんど同じ記事 | Google はよく似たページをまとめ、その中から代表を選ぶ | 業種名や地名だけを入れ替えたページがないか(→名前を入れ替えるだけのページ) |
canonical の設定と、重複の直し方
- 代表にしたい URL を決め、そのページのソースで「canonical」を探し、その URL 自身を指しているかを確かめます。Google は、代表のページにも自分自身を指す指定を入れることを勧めています。WordPress の標準では、投稿と固定ページに自動で入ります。一覧のページなどで指定を変えたいときは、SEO 用のプラグインやテーマの設定で行います。
- 重複している URL がいらないものなら、代表の URL へ 301 で転送します。Google の説明では、転送は代表を伝える強い合図で、rel=”canonical” も強い合図、サイトマップに載せることは弱い合図です。組み合わせると、望む URL が選ばれやすくなります。
- サイトの中のリンクを、すべて代表の URL に向けます。
- サイトマップに、代表の URL だけが載っているかを確かめます。
- 中身のほぼ同じ別の記事が代表に選ばれていたら、設定より中身の問題です。それぞれのページにしかない答えを足すか、一本にまとめます。Google は、技術的な問題を直しても最長2週間ほどまとめたままのことがあり、中身の違いがはっきりしているほど早く分かれる傾向がある、としています。
- 大事なページだけ、URL 検査から「インデックス登録をリクエスト」を押します。リクエストには上限があるため、Google も特に重要な URL に絞るよう勧めています。
やってはいけないことも、Google ははっきり書いています。代表を決める目的で、robots.txt で読ませないようにする、noindex を付ける、URL の削除ツールを使う、の三つです。noindex は重複したページを検索から完全に外してしまい、削除ツールはすべての版を検索から見えなくします。代表を決めたいときは、rel=”canonical” か転送を使います。
直したあと:「修正を検証」の押し方と待ち方
- その理由に当てはまる URL を、すべて直します。
- 理由の画面で「修正を検証」を押します。結果が出るまで、もう一度押さないようヘルプは案内しています。
- 進み具合は「詳細を表示」で見られます。ヘルプでは、通常は2週間ほど、それより長いこともあるとされています。
- 「不合格」になったら、不合格の URL を見て直し、「新しい検証を開始」を押します。
「修正を検証」は、直したい URL があった理由にだけ使います。意図した noindex や、消したページ、実在しない URL の 404 のように、放っておくと決めた理由では押す必要はありません。
ほかの理由が並んでいたら
「ページ」の画面には、この三つのほかにも理由が並びます。当社の画面は、10月8日時点で登録済み98、未登録61、理由は5種類でした。9月30日の時点では、登録されていたのはほぼ3ページだけです。残りの二つの理由は「検出 – インデックス未登録」(41件)と「クロール済み – インデックス未登録」(6件)で、それぞれ「検出 – インデックス未登録」とはと「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対処に書いています。サイトマップの状態の見方は、サイトマップが「取得できませんでした」と出たときを見てください。検索に出したくないページに自分で noindex を付けるときの書き方と、WordPress での付け方はnoindex の設定方法にまとめています。理由の表に「ソフト 404」が出ていたら、ソフト404の原因と対処を見てください。
当社は、ホームページの運営に加わり、こうした Search Console の表示を仕分けて、直すものと放っておくものを分けるところから、問い合わせが来るまでを見ています。一覧の URL が「来てほしいページ」かどうか、直すならどこからか、の判断に迷ったときは、こちらから相談してください。
参考にした公式の説明
- ページ インデックス登録レポート(Search Console ヘルプ)
- URL 検査ツール(Search Console ヘルプ)
- noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する(Google 検索セントラル)
- URL 正規化とは何か(Google 検索セントラル)
- rel=”canonical” などを利用して正規ページを指定する方法(Google 検索セントラル)
- 正規化に関する問題の修正(Google 検索セントラル)
- HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響(Google for Developers)
- redirect_canonical()(WordPress 開発者リファレンス)
- rel_canonical()(WordPress 開発者リファレンス)
- wp_check_for_changed_slugs()(WordPress 開発者リファレンス)
- wp_old_slug_redirect()(WordPress 開発者リファレンス)
- wp_robots_noindex()(WordPress 開発者リファレンス)
- Changes to attachment pages(WordPress 6.4 の開発者向け告知)