美容室のホームページ制作の費用:作り方ごとの目安と、予約サイトとの役割の分け方

美容室のホームページを作る費用は、自分で作るなら月1,000円台から、美容室向けの月額型なら初期費用65,780円と月6,490円(いずれも税込)、制作会社に一から頼むなら項目の積み上げで数十万円からが、当社が公式の料金表で確かめた範囲での目安です。美容室は、市の名前で探す検索の上位を予約サイトが占めやすい業種です。いくらで作るかより先に、予約サイトと自社サイトのどちらに何を任せるかを決めると、作る範囲と費用がはっきりします。

この記事は、美容室のオーナーや、開業を控えた美容師の方が、見積もりを取る前に費用の段と比べ方を押さえられるように書いています。

この記事の結論

  • 費用は、初期費用に月額の36か月分を足した3年の合計で比べます。美容室向けのテンプレート型の公開料金で計算すると、約30万円(税込)でした。
  • 当社が2026年10月3日に愛知県の4つの市で数えた「市の名前+美容室」では、1ページ目の36件中18件が予約や紹介のサイトでした。自社サイトの役目は、予約サイトや地図、SNSで店を知った人が、予約の前に確かめに来る場所として、メニュー・料金・スタイリストを正しく載せておくことです。
  • 料金は税込の総額で書き、「通常価格」と並べる割引や「No.1」は根拠を示せる範囲で書きます。その原稿を誰が書き、誰が直すかで、制作費と公開後の手間が変わります。

作り方ごとの費用の目安(公開されている料金表から)

「美容室 ホームページ 制作 費用」で検索すると、上位には制作会社の紹介記事や見積もりの比較サイトが並びます。ここでは公式に公開されている料金表だけを並べます。税込・税別は各社の表記のままで、料金は改定されることがあります。

作り方最初にかかる額毎月かかる額3年で払う額の目安料金表に書かれている中身
自分で作る(ノーコードの作成サービス)0円から有料プランで月1,290円〜7,678円約4.6万〜27.6万円+独自ドメイン代2026年10月3日に各社の公式料金表で確認(自作か依頼かの記事)
美容室向けのテンプレート型(あきばれホームページ 美容室パック)65,780円(税込)6,490円(税込)約30万円(税込)13ページ(すぐ公開できる5ページとひな形8ページ)。月額に作成ツール、電話サポート、スマートフォン表示への自動変換、サーバー、独自ドメインのメールを含む。最低利用期間は4か月
制作会社に一から頼む項目の積み上げ。たとえばCMSの導入50,000円〜132,000円、トップのコーディング35,000円〜110,000円、下層ページ1枚9,350円〜30,000円、原稿1ページ14,300円〜30,000円保守のいちばん安いプランで月8,800円〜22,000円(税込)制作費+保守の月額×362026年10月2日に制作会社4社と保守3社の公開料金表で確認(見積もりの見方、保守費用)

あきばれホームページは株式会社WEBマーケティング総合研究所の公開料金で、2026年10月17日に確かめました。申し込みのときに初期費用と月額4か月分の91,740円(税込)を払う形です。同じ料金表には、予約の機能の値段は載っていませんでした。いま予約サイトや予約サービスを使っているなら、自社サイトからはその予約画面へつなぐだけにするのか、別の予約の仕組みを入れるのかで、見積もりの中身が変わります。Googleのビジネスプロフィールに予約ボタンを出す条件はGoogleビジネスプロフィールの予約ボタンにまとめています。

一から頼む形は、ページの枚数と、写真と原稿を誰が用意するかで総額が決まります。美容室では、スタイル写真の撮影と、スタッフ紹介の原稿が積み上がりやすいところです。撮影を頼むのか、店で撮った写真を使うのかを、見積もりの前に決めておきます。

予約サイトと自社サイトの役割を分けてから、作る範囲を決める

当社は2026年10月3日に、豊田市・岡崎市・一宮市・春日井市で「市の名前 美容室」を検索し、1ページ目に出たページを一件ずつ分けて数えました。36件のうち18件が予約や紹介のサイト(ポータル)、17件が店の公式サイトです。豊田市と岡崎市では上から5件、一宮市では上から6件がすべてポータルで、春日井市だけは3件目から店の公式サイトが並んでいました。公式サイト17件のうち13件は、題に市か駅の名前を入れていました(豊田・岡崎・一宮・春日井の美容室とリフォームの検索結果)。地図の枠と広告は数えていません。

この並びを見るかぎり、自社サイトを作り直しても、市の名前だけの検索で予約サイトより上に出るとはかぎりません。それでも作る値打ちがあるのは、予約サイトや地図、インスタグラムで店を知った人が、予約の前に「どんな店か」を確かめに来るからだと当社は考えています。次の三つを決めてから見積もりを取ると、作る範囲がはっきりします。

  1. 予約をどこで受けるか。予約サイトの画面へつなぐのか、電話やLINEか、自社の予約の仕組みか。
  2. メニューと料金をどこに載せるか。予約サイトと自社サイトで同じ金額にそろえ、改定のときは両方を直す手順にする。
  3. 自社サイトにしか載せないものは何か。たとえば、スタイリストごとの得意なこと、個室や駐車場、子ども連れで来られるか、白髪染めやくせ毛の相談のように、お客様によく聞かれる条件への答え。

3の「条件」は、ポータルが「個室」「月曜日も営業」のような条件ごとの一覧を作っている部分と重なります。自社がはっきり答えられる条件なら、一枚ずつページにしておくと、条件で探す人の目に留まる余地があります。

料金表と広告の表示で気をつけること

美容室の料金やメニューの書き方には、景品表示法と、消費税の総額表示の決まりが関わります。当社は法律の専門家ではありません。ここに書くのは、公開されている資料を読んだ範囲で、制作のときに気をつけていることです。

料金は税込の総額で書く

国税庁は、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合には、消費税を含めた総額を表示することとし、店頭表示、チラシ、新聞やテレビの広告など、表示の媒体を問わないとしています。「11,000円(税込)」「11,000円(税抜価格10,000円)」のような書き方が例に挙がっています。カラーやパーマの「〜円から」も税込の金額で書き、何で金額が上がるのか(髪の長さ、薬剤、トリートメントの追加など)を同じ場所に書いておくと、来店してからの食い違いが減ります。

「通常価格」と並べる割引

消費者庁は、二重価格表示(割引後の価格と、比べる価格を並べる表示)について、比べる価格が過去の販売価格なら、「最近相当期間にわたって販売されていた価格」といえないものは誤認させるおそれがあるとしています。初回限定の割引を載せるなら、並べる「通常価格」が、実際にその店でふだんいただいている金額かを確かめます。

「No.1」「満足度◯%」

消費者庁は2024年9月26日に、No.1表示に関する実態調査報告書を公表しました。サービスを使ったことのない人にウェブサイトの印象だけで答えてもらう調査、主要な競合を比べる対象に入れない調査、自社の継続的な顧客だけに聞いた調査などが、問題になりうる例として挙がっています。表示に関するQ&Aでは、調査会社が調べた場合でも、No.1表示の責任は広告主が負うとしています。制作会社から「地域満足度No.1」のような見出しを提案されたら、その根拠になる調査の中身を自分で確かめられるかで決めます。口コミを集めるときの決まりはGoogle口コミを増やす方法に書きました。

依頼先の選び方と、見積もりで確かめること

  1. 予約の扱い。いまの予約サイトや予約サービスへつなぐだけか、別の予約の仕組みを入れるのか。入れるなら、その利用料は見積もりの外か。
  2. メニューと料金を店の中で直せるか。季節のメニューや料金の改定のたびに頼むなら、月の修正回数に入るのか、一回いくらか。
  3. 写真と原稿。撮影は料金に入るか、スタイル写真を何枚まで載せられるか、スタッフ紹介の原稿は誰が書くか。
  4. スタッフが入ったり辞めたりしたときに、紹介のページをその週のうちに直せるか。
  5. 最低利用期間と、やめたときのサイトとドメインの扱い。名義の確かめ方はドメインの名義が制作会社のままになっていないかに書きました。

当社の進め方と料金

当社は、作って終わりにせず、問い合わせが来るようになるまで手を入れ続ける形でホームページの運営をお引き受けしています。始める前に商圏調査(5万円・税別、二週間ほど。お引き受けに進めば契約料に充当)で、その地域で検索されている言葉と1ページ目の顔ぶれを数えます。お引き受けが決まったら、契約料20万円と実費をいただき、サイトの制作や作り直しもこの中で行います。そのあとの月額は、お客さま一人あたりの売上の規模で決め(目安は月3万・5万・10万円から)、低く始めて、問い合わせが増えるにつれて上がる形です。上限は契約のときに決め、問い合わせを数えるのは当社です。詳しくは料金に載せています。

今日、御店で確かめられること

  1. 「市の名前 美容室」と、最寄り駅の名前で検索し、自社のサイトが何番目に出るか、上に並ぶ予約サイトに自社が載っているかを書き留めます。
  2. 予約サイトと自社サイトで、同じメニューの料金が同じかを見比べます。
  3. 料金が税込の総額で書かれているか、「〜円から」の条件が同じ場所にあるかを見ます。
  4. 「通常価格」「No.1」の表示があれば、その根拠を店の中で説明できるかを確かめます。
  5. いまの契約で、メニューやスタッフ紹介を直すとき誰がいくらで作業するのか、やめたときサイトとドメインがどうなるのかを書き出します。

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出典