Googleビジネスプロフィールの説明文(ヘルプでの名前は「ビジネスの説明」)は、日本語のヘルプでは「全角 375 文字(半角 750 文字)以下」、英語版のヘルプでは「750 characters」までと書かれています。書くのは、提供している商品やサービス、他との違い、事業を続けている年数などのビジネスそのものの説明で、URLやHTMLのコード、リンクは入れられず、キャンペーンや特別料金、特典を強く押し出す書き方も認められていません(いずれも2026年10月8日時点のGoogleのヘルプとガイドラインによる)。書き換えたのに表示されないときは、まず審査中(「保留中」)や「不承認」になっていないかを確かめます。
この記事では、決まりを確かめたうえで、地図で店や事務所を比べている人が読んで分かる説明文の書く順番と、業種別の作例、表示されないときの確かめ方を書きます。
先に結論を書きます。
- 上限は全角375文字ですが、埋めることが目的ではありません。当社の見立てでは、200〜350字ほどで「何の事業か」「誰のどんな用件を受けるか」「進め方」「確かめられる事実」が入れば十分です。
- 一文目に、何の事業か、どこにあるかを書きます。読む人はまず「探している種類の店か」を確かめるからです。
- 価格、期間限定の割引、URLは書きません。価格や期間限定の案内は投稿に、URLはウェブサイトの欄に入れます。
- 「No.1」「地域最安」のような、根拠を示せない言葉も避けます。ガイドラインは「ビジネスについて率直かつ公正に伝えるようにし」と求めています。
説明文の決まり:上限と、書いてはいけないこと
説明文の決まりは、ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」と「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」に書かれています。日本語版と英語版を並べると次のとおりです。
| 項目 | 日本語版のヘルプ | 英語版のヘルプ |
|---|---|---|
| 上限 | 「全角 375 文字(半角 750 文字)以下」 | 「750 characters」 |
| 表示される場所 | 「[ビジネス情報] セクション」 | 「From the business」の欄 |
| 書く内容 | 提供商品やサービス、他社との違い、事業年数など | 同じ趣旨 |
| 入れられないもの | URL、HTMLのコード | 同じ |
ガイドラインの説明の節には、さらに次の決まりがあります。
- 「提供しているサービスや商品に加え、ビジネスの使命や沿革などの有用な情報を入力してください」
- 「ビジネスと無関係なコンテンツや関連が明確でないコンテンツは許可されません」
- 「質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなるコンテンツ」は使えません。ガイドラインは例として「誤字や奇抜な文字を含むコンテンツ、意味不明なコンテンツなど」を挙げています。
- 「特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ」は使えません。英語版には「Everything on sale, -50%」「Best bagels in town for $5!」という例があります。
- 「リンクを含むコンテンツ。どのような種類であっても、リンクは使用できません」
ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」も、説明は「プロモーション、価格、セールに関する詳細ではなく、ビジネスに関する詳細を中心に記載します」としています。価格や割引をまったく書けないとは書かれていませんが、中心に置くものではない、ということです。当社は、価格は書かず、料金はホームページで確かめてもらう形を勧めています。
読む人が知りたい順に書く
ここからは当社の見立てです。説明文を読むのは、地図や検索結果で、いくつかの店や事務所を見比べている人です。その人が説明文で確かめたいのは、だいたい次の順番です。この順に書くと、読み手の確かめたい順と、書き手の書く順がそろいます。
- 何の事業で、どこにあるか。一文目に、業種と、駅や地域の名前を書きます。探している種類の店でなければ、読む人はここで離れます。
- 誰の、どんな用件を受けるか。業務の名前は、お客が使う言葉で書きます。「税務顧問」より「決算と申告」、「水回りリフォーム」より「台所と浴室の交換」のほうが、探している人の言葉に近いことが多いはずです。
- どう進めるか。予約制か、オンラインで相談できるか、出向く範囲はどこまでか。ここが分かると、問い合わせる前の迷いが減ります。
- 確かめられる事実。開業年、在籍する人数、資格など、本当かどうかを確かめられることで、他との違いを示します。「丁寧」「安心」のような、誰でも書ける言葉だけでは違いになりません。
- 初めての人が最初にすること。見学、体験、見積もりの前に何をするか。押し付けるのではなく、最初の一歩の形を書きます。
電話番号や営業時間は、それぞれ専用の欄に入れるので、説明文で繰り返す必要はありません。営業時間の設定は営業時間の変更の仕方に書いています。
士業の事務所は、広告の決まりも重なる
説明文も事務所の広告です。「専門」「No.1」「実績◯件」のような表示は、資格ごとの会の規程で扱いが決まっています。書いてよい条件と根拠の示し方は士業の「専門」「No.1」「実績◯件」の表示に、資格ごとの決まりは税理士、弁護士、司法書士、行政書士、社労士の記事にまとめています。取り扱う業務を、読む人の言葉で並べる書き方なら、どの規程とも、Googleのガイドラインとも、ぶつかりにくいと当社は考えています。
業種別の作例
以下は、書く順番の例として当社が作った架空の説明文です。実在の事業者のものではなく、数字や年も説明のための仮のものです。言い回しを借りるのではなく、順番だけを借りて、ご自身の事業の事実に置き換えてください。
税理士事務所の作例(244字)
「◯◯駅から歩いて5分の税理士事務所です。個人事業主と、従業員30名ほどまでの会社を中心に、記帳の確認、決算と申告、年末調整、会社を始めるときの届出をお手伝いしています。開業は2012年で、税理士2名と職員4名が在籍しています。毎月の数字は面談かオンラインでご報告し、決算の前には納税額の見込みを早めにお伝えします。初めての方には、いまの帳簿や申告書を見せていただいたうえで、毎月の顧問にするか、決算と申告だけにするかを一緒に決めています。面談は予約制で、平日の夜と土曜日も相談に応じます。」
工務店の作例(213字)
「◯◯市と周辺の町で、木造の注文住宅と住まいの改修を手がける工務店です。創業は1985年。設計から施工、引き渡し後の点検までを、自社の大工と設計担当で行っています。新築では、土地探しの段階からのご相談、間取りと断熱の打ち合わせ、資金計画の目安づくりに対応します。改修では、水回りの交換、間取りの変更、耐震の補強、外壁と屋根の塗り替えを受けています。完成した住宅の見学は予約制です。改修のお見積もりは、現地を見てからお出しします。」
学習塾の作例(200字)
「◯◯中学校の近くにある、小学4年生から中学3年生までの学習塾です。授業は1クラス8名までで、英語と数学を中心に、定期テストの2週間前からは理科と社会の対策も行います。開校は2015年。授業のたびに宿題の出来と理解の様子を記録し、月に一度、保護者の方に書面でお知らせしています。自習室は授業のない日も使えます。入塾を決める前に体験授業を受けられ、そのあと保護者の方と面談して、通う曜日と科目を決めます。」
美容室の作例(182字)
「◯◯駅から歩いて3分の美容室です。スタイリスト3名で、カット、カラー、パーマ、縮毛矯正を行っています。くせ毛や髪のボリュームについてのご相談が多く、仕上がりをご自宅でも再現できるよう、乾かし方やスタイリングの方法もお伝えしています。開店は2016年。ベビーカーのまま入れる席があり、お子さま連れでもご利用いただけます。ご予約はお電話と予約サイトで受け付けています。」
四つとも、価格、割引、URL、「地域一番」のような比べる言葉を入れていません。それでも、読む人が「自分の用件を受けてくれるか」「どう始まるか」を判断する材料は入っています。上限まで使わなくても、この程度で用は足ります。
避けたい書き方と、直し方
| 避けたい書き方 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 「詳しくは https://… をご覧ください」 | リンクは種類を問わず使えない | URLはウェブサイトの欄へ |
| 「今なら初回50%オフ」 | 特別料金や特典の過度な強調 | 期間限定の案内は投稿で |
| 「◯◯市No.1の実績」 | 根拠を示せない比較 | 開業年や人数など確かめられる事実に |
| 「税理士 ◯◯市 決算 格安 会社設立 安い」 | 文になっておらず、読みにくい | 業務を文の中で並べる |
| 「★☆最高のサービス☆★」 | 飾りの記号は閲覧の妨げ | 記号を外し、中身を書く |
| 「当店は口コミで評判です」 | 内容が分からない | 何が喜ばれているかを具体的に |
期間限定の案内や季節のお知らせは、説明文ではなく投稿の役目です。投稿の種類と書き方はGoogleビジネスプロフィールの投稿に書きました。
説明文にキーワードを詰め込むべきか
Googleのヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」は、地図の順位を決める要素の一つに「関連性」(「検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合い」)を挙げ、「ビジネスについてのより的確な情報を提供すると、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます」としています。一方で、説明文の言葉が順位にどれだけ効くかは、当社が読んだヘルプには書かれていません。
当社の見立てでは、地域の名前と業種は、一文目に自然に一度ずつ入れば足ります。同じ言葉の繰り返しや言葉の羅列は、読む人にとって読みにくいうえ、ガイドラインが認めない「質が低い」「閲覧の妨げとなる」書き方に近づきます。どの言葉で地図に出るかは、説明文よりもカテゴリの選び方に左右される部分が大きいと当社は考えています。カテゴリの選び方はカテゴリの選び方と変更の仕方にまとめています。
説明文を追加・編集する手順
ヘルプ「ビジネス プロフィールの説明を管理する」の手順です。画面の表示名は2026年10月8日時点のものです。
- ビジネスプロフィール(business.google.com)を開きます。開き方はログイン方法と管理画面の開き方をご覧ください。
- 「プロフィールを編集」を選びます。
- 「説明」の横にある編集アイコンを選びます。
- 説明文を入力します。
- 「保存」を選びます。
同じ画面には、AIに説明文の案を作らせる「説明の候補を見る」というボタンが出ることがあります。案が気に入らなければ「再試行」、使うなら「使用」を選び、必要に応じて直してから保存します。ヘルプは、この機能は「現在一部の地域と言語に限られて」いるとし、AIが作った文章は正確かどうかを確かめ、必要に応じて直すよう求めています。当社の見立てですが、AIの案は、自社のホームページなどから拾った言葉でできているので、事実が古くなっていないか、価格や比べる言葉が紛れ込んでいないかを、上の決まりに照らして読み直してから使ってください。
先に文面をメモ帳などで作り、文字数を数えてから貼り付けると、上限に引っかかって書き直す手間が省けます。
説明文が表示されないとき
書いたはずの説明文が見当たらないときは、次の順に確かめます。順番は当社の考えで、手前ほど確かめるのが簡単です。
- 審査中ではないか。ヘルプ「ビジネス プロフィールの編集内容の反映」によると、編集は公開前に審査され、通常は10分ほど、場合によっては最長で30日ほどかかります。審査中は「保留中」と表示されます。保存し直しを繰り返さず、待ちます。
- 「不承認」になっていないか。Googleが内容の正確さを確かめられないと、承認されないことがあります。上の「書いてはいけないこと」に当たる書き方がないかを見直して、直してから保存します。
- オーナー確認が済んでいるか。同じヘルプは、確認が済んでいないプロフィールでも編集できるのは、名前、業種、住所、営業時間、電話番号、ウェブサイトなど一部の情報だとしています。説明はこの例に入っていないので、確認がまだなら先に済ませます。確認の手順はオーナー確認の記事にあります。
- 見ている場所が合っているか。説明文は「ビジネス情報」の欄に出ます。Googleマップには、オーナーが書く説明のほかに、Googleの編集者が書く「編集者による概要」や、口コミの言葉から作られる抜粋が表示されることがあります(ヘルプ「Google マップに表示されるビジネスの概要について」)。
- ログインしたまま自分の管理画面を見ていないか。ブラウザのシークレットウィンドウ(履歴やログインを使わない窓)で、他の人と同じ見え方を確かめます。
「編集者による概要」は、オーナーが編集することはできません。ヘルプによると、内容が間違っている場合は、Googleマップのアプリで概要の右のアイコンから「概要を報告」を選び、理由を選んで送ります。
説明文に限らず、地図に店が出ない、直した情報が反映されないといった症状の全体は、Googleマップにお店が表示されない・更新できないときに症状別にまとめています。
書く前に、自社の違いが言葉にならないとき
説明文で手が止まりやすいのは、四つ目の「確かめられる事実で違いを示す」ところです。同じ地域の同業がどんなことを書き、どんな言葉で探されているかが分かると、自社が書くべき違いも見えてきます。当社は商圏調査として、その地域で実際に出てくる検索結果と、上位に並ぶ事業者を数えています。
当社は、中小企業や士業の事務所のホームページの運営に加わり、問い合わせが来るまでを引き受けています。説明文で伝えた内容の続きを、ホームページのどのページで受けるかまでそろえると、地図から来た人が迷わずに問い合わせまで進めます。文面を一緒に考えたいとき、ホームページの側をどう直すか決めたいときは、相談するからお知らせください。
参考にした公式の説明
いずれも2026年10月8日に確認したGoogleのヘルプです。画面や手順は変わることがあります。