Googleビジネスプロフィールの投稿は、ビジネスプロフィールの[投稿]→[投稿を追加]から、「最新情報」「特典」「イベント」の3種類のどれかを選んで作ります(2026年10月時点のGoogleのヘルプによる)。投稿用の画像サイズと文字数の上限は、投稿についての公式ヘルプには書かれていません。画像は、写真全般の条件として公式に示されている「JPGかPNG、10KB〜5MB、推奨は縦720×横720ピクセル」に合わせておくのが無難、というのが当社の見立てです。
投稿が検索やマップに出ないときは、管理画面で投稿の状態を見ます。「審査待ち」なら処理中か、プロフィールのオーナー確認が済んでいない状態です。「不承認」ならポリシー違反と判断された状態で、本文に電話番号を書いたことが、公式ヘルプに例として挙がっている原因です。電話番号は本文に書かず、[今すぐ電話]ボタンを付けるよう案内されています。
この記事では、上の内容を手順と判断の順に書きます。Googleビジネスプロフィール(Googleの検索結果とマップに載せる、事業者の情報の登録)の全体像はGoogleマップ集客とビジネスプロフィール運用にまとめています。こちらは投稿だけに絞った記事です。
投稿の種類は3つ:最新情報・特典・イベントの使い分け
公式ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」に載っている種類は、次の3つです。必須の項目が違うので、先にどれを使うかを決めます。
| 種類 | 公式の説明(要旨) | 入れる項目 | 向いている内容(例) |
|---|---|---|---|
| 最新情報 | ビジネスに関する情報を共有する。説明、写真、動画、リンク付きのボタンを付けられる | 決まった必須項目の記載はない | 臨時休業、営業時間の変更、新しいサービス、季節の案内 |
| 特典 | セールやお得な情報を発信する。[特典を表示]ボタンが自動で付く。クーポンコード、リンク、利用規約も付けられる | タイトル、日付、時刻 | 期間を区切った割引、クーポン |
| イベント | 拠点で行うイベントを宣伝する | タイトル、開始日と終了日(時刻を入れないと、期間中は24時間続くものとして表示される) | 相談会、見学会、説明会、体験会 |
迷ったら「日付があるか」で分けます。日付のある催しはイベント、期限のある値引きは特典、それ以外は最新情報です。値引きの話を最新情報に書くこともできますが、特典にしておくと、後で説明するパフォーマンスの画面で「特典」の数字として数えられます。
注意が一つあります。公式のコンテンツポリシーでは、ホテルは「特典」の投稿を作れず、セールや割引に触れる投稿やそのリンクも作れない、とされています。宿の場合は最新情報とイベントで組み立てます。
投稿の手順:パソコンでの作り方と、予約・繰り返しの設定
公式ヘルプの手順は次のとおりです(2026年10月時点。ボタンの表示名は変わることがあります)。ビジネスプロフィールの管理画面の開き方が分からない場合は、Googleビジネスプロフィールのログインと管理画面の開き方を先にご覧ください。
- ビジネスプロフィール(管理画面)を開きます。
- [投稿]を選び、[投稿を追加]を選びます。
- 投稿の種類(最新情報、特典、イベント)を選びます。
- 付けたい要素(ボタン、クーポンコードなど)を選びます。
- 説明、写真や動画、日付などを入れます。後日に公開したいときは「この投稿の送信をスケジュールする」をオンにして日時を選びます。定期的に出したいときは[繰り返し]のメニューで毎週・毎月などを選びます。
- 右下の[投稿]を選びます。複数のプロフィールを管理している場合は共有先を選んで[投稿]、一つだけなら[スキップ]を選びます。
出した投稿を直すときは、[投稿]を開き、その投稿の「その他」のアイコンから[編集]か[削除]を選びます。
ボタンの種類
ヘルプの本文には、ボタンの一覧は載っていません。Googleが開発者向けに公開している投稿の仕様では、ボタンの種類として予約(BOOK)、注文(ORDER)、商品を見る(SHOP)、詳細(LEARN_MORE)、登録(SIGN_UP)、電話(CALL)が定められています。管理画面の日本語の表示名はこれと一致しないことがあるので、画面に出ている名前で選んでください。
当社の見立てでは、ボタンは「この投稿を読んだ人に、次に何をしてほしいか」で一つ選びます。見学会なら予約か登録、休業の知らせなら電話、新しいサービスなら詳細(そのサービスのページへ)です。ボタンの行き先は、トップページではなく、投稿の内容に合ったページにしておくと、後で数えるときにも区別がつきます。
Geminiから投稿する入口もある
2026年10月時点のヘルプ「Google ビジネス プロフィールを Gemini ウェブアプリで管理する」では、Geminiのウェブアプリ(gemini.google.com)から、最新情報・特典・イベントの投稿の作成、予約、公開、削除ができると案内されています。日本語に対応していますが、欧州経済領域と英国では使えず、複数の確認済みプロフィールを管理しているオーナーや管理者は使えない、段階的に提供される、という条件があります。管理画面で手順どおりに作れるなら、無理に使う必要はありません。
画像サイズと文字数:公式に書かれていること、書かれていないこと
「投稿 画像サイズ」で調べると、具体的な縦横のピクセル数や文字数の上限を書いたページが多く見つかります。ただ、当社が2026年10月に確かめた範囲では、投稿についての公式ヘルプには、画像のサイズも文字数の上限も書かれていません。開発者向けの投稿の仕様でも、本文の欄は「投稿の説明・本文」とあるだけで、文字数の上限は書かれていませんでした。
公式に数字が出ているのは、ビジネスプロフィールの写真全般の条件で、形式はJPGかPNG、ファイルの大きさは10KB〜5MB、推奨の解像度は縦720×横720ピクセル(最小は縦250×横250ピクセル)です(ヘルプ「ビジネス プロフィールの写真と動画を管理する」)。当社は、投稿の画像もこの範囲に収めておくことを勧めています。スマートフォンで撮った写真は5MBを超えることがあるので、その場合は縮小してから上げます。動画の条件や、写真が「保留中」のまま出ないときの見方は、Googleビジネスプロフィールの写真の記事にまとめています。
画像に文字を入れるかどうかも、よく迷われるところです。写真のヘルプから案内されている「マップにメディアを投稿する際のヒント」には、枠線やテキスト、コラージュを足さないように、とあります。これはGoogleマップに写真を上げる人全般に向けたもので、事業者の投稿の画像にどこまで当てはまるかは書かれていません。当社の見立てでは、日付や条件などの文字は本文に書き、画像は現場の写真にしておくほうが、審査の面でも、読む人にとっても素直です。
文字数は、上限よりも「最初の数行で用件が分かるか」で決めます。読む人は、最初の数行で自分に関係があるかを判断するからです。当社は、1行目に「いつ・何が」を書き、条件や申込方法はその後に回す書き方を勧めています。
投稿が表示される場所と期間:6か月でアーカイブされる
公式ヘルプによると、公開された投稿は、スマートフォンではGoogle検索とGoogleマップのビジネスプロフィールの「最新情報」か「概要」のタブに、パソコンでは同じプロフィールの「オーナー」の欄に表示されます。注目の投稿として、スマートフォンのプロフィールに直接出ることもある、とされています。
期間については、「6か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされる」と書かれています。期間を設定しない最新情報は、半年ほどで表に出なくなる、ということです。
イベントと特典の期間が終わった後の扱いは、ヘルプには細かく書かれていません。当社の見立てでは、終わった見学会や締め切った申込の投稿が残っていると、それを見た人が「まだやっているのか」と迷います。終わったものは削除するか、次の回の案内に書き換えるほうが親切です。
投稿が表示されない・拒否されたとき:状態ごとの原因と対処
投稿が出ないときは、まず管理画面の[投稿]で、その投稿の状態を見ます。公式ヘルプの説明と、当社が考える対処は次のとおりです。
| 状態 | 公式の説明(要旨) | やること |
|---|---|---|
| 公開中 | 公開されていて、Google検索とGoogleマップに表示されている | 何もしなくてよい。自分の画面で見えないときは、スマートフォンの「最新情報」「概要」タブと、パソコンの「オーナー」の欄を見る |
| 審査待ち | 表示されていない。アップロードや処理の途中か、プロフィールのオーナー確認が済んでいない | オーナー確認が済んでいれば、しばらく待つ。済んでいなければ、オーナー確認を先に終える |
| 不承認 | Google検索やGoogleマップに表示されない。状態の横の「?」のアイコンから、違反したポリシーが分かる | 理由を読み、該当する部分を直して出し直す |
審査待ちのまま動かない場合、当社がまず疑うのはオーナー確認です。プロフィールを作っただけで確認が終わっていないと、投稿も写真も表に出ません。確認の方法とつまずきやすい点はGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認にまとめました。
不承認の原因として公式に書かれているもの
投稿のヘルプとコンテンツポリシーに書かれているのは、次のようなものです。
- 説明の中に電話番号があり、投稿先のビジネスのものと確認できない
- 未確認の連絡先情報(電話番号、メールアドレス、SNSのアカウント名)が入っている。この場合は投稿が削除されることがある
- 不適切な、または攻撃的な表現、画像、動画
- マルウェア、ウイルス、フィッシングなどへのリンク
- 性的な内容
- アルコール、タバコ、医薬品など、法令で規制される商品の販売を促す内容(規制のある業種が投稿すること自体は認められている)
- ホテルによる特典の投稿、セールや割引に触れる投稿
電話番号・メール・LINEのIDは本文に書かない
実際に引っかかりやすいのは、最初の項目だと当社はみています。チラシの文面をそのまま貼ると「ご予約はお電話で 052-…」が入りがちです。公式のコンテンツポリシーは、未確認の連絡先情報の代わりに、投稿に[今すぐ電話]ボタンを付けるよう案内しています。このボタンは、確認済みのプロフィールの電話番号につながります。メールアドレスやLINEのIDも同じ扱いになりうるので、本文には書かず、ボタンの行き先のページに載せておきます。
不承認に納得できないとき
ヘルプ「ビジネス プロフィールのコンテンツとプロフィールの制限に対する再審査請求」では、英国と欧州経済領域の外にあるビジネスは、制限された投稿・写真・動画について、ヘルプの「お問い合わせ」から再審査を求めるよう案内されています。日本の事業者はこちらです。ただ、電話番号の記載のように理由がはっきりしているものは、直して出し直すほうが早く済みます。
投稿ではなく、店そのものがマップに出ない、営業時間などの情報が更新できない、という場合は原因が別です。Googleマップにお店が表示されない・情報が更新できないときの確認をご覧ください。
投稿の閲覧数は見られるか:パフォーマンスで分かることと、問い合わせまでの数え方
ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」に載っている指標は、インタラクション数、検索、閲覧数(プロフィールを見た人の数)、ルート、通話数、ウェブサイトのクリック、メッセージ、予約、商品、メニュー、特典などです。このうち投稿に関わるのは「特典」(プロフィールに出た特典が見られ、クリックされた回数)だけで、最新情報やイベントの閲覧数については、2026年10月時点のヘルプに説明がありません。
そこで当社は、投稿の手応えを「ボタンから自社のサイトに来た人が、問い合わせまで進んだか」で数える方法を勧めています。
- 投稿のボタンの行き先を、内容に合ったページ(見学会の案内ページ、講習の申込ページなど)にする。
- GA4(Googleアナリティクス)で、そのページに来た人数と、そこからの問い合わせの送信を見る。
- 電話が中心の業種は、パフォーマンスの「通話数」を、投稿を出した週と出さない週で見比べる。
GA4で問い合わせを数える設定はGA4で問い合わせを計測するに書きました。なお、ヘルプ「ビジネス プロフィールを Google アナリティクスに接続する」では、GA4の管理画面からビジネスプロフィールをリンクし、通話やルート、ウェブサイトのクリックなどのデータをGA4で見られる、と案内されています(このページにも投稿の指標の記載はありません)。
何を投稿すると読まれるか:業種別の例
考え方の前提を一つ置きます。投稿が見られるのは、検索やマップでプロフィールを開いた人です。つまり、すでに「この店(事務所)にするか」を考えている人が読みます。また、Googleのヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」には、写真や動画の追加、クチコミへの返信などは挙がっていますが、投稿は出てきません。当社は、投稿を順位のためではなく、「来る前、連絡する前に知っておいてほしいこと」を置く場所として使うことを勧めています。
以下は、その考え方で当社が組み立てた例です。実際の事例ではなく、書き出しの参考としてご覧ください。
| 業種 | 最新情報の例 | イベント・特典の例 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 士業の事務所 | 年末年始・連休の休み、相談の受付方法の変更、期限のある手続きの知らせ(「◯月◯日までに必要な届出」など) | イベント:無料相談会の日程 | 「専門」「No.1」などの表示は各士業の広告の決まりにかかる。無料相談は、無料の範囲と条件を書く |
| 工務店 | 完成した家の紹介(写真つき)、点検の受付時期 | イベント:完成見学会、構造見学会(日時と予約の要否) | 施主の了承のない写真や、住所が分かる写真は使わない |
| 学習塾 | 季節講習の申込受付の開始、休講日、面談の受付 | イベント:体験授業、保護者説明会。特典:入塾金の割引期間 | 生徒の顔が分かる写真は避ける。合格の数を書くなら、数え方を説明できるものだけ |
| 店舗(飲食・小売) | 新商品、季節のメニュー、臨時休業、営業時間の変更 | 特典:期間限定の割引、クーポンコード | 酒類など規制のある商品は、販売を促す書き方を避ける |
士業の表示の決まりは士業の「専門」「No.1」「実績◯件」の表示に、資格ごとに整理しています。
どの業種でも共通するのは、「日付」と「次に何をすればよいか」が入っていることです。「頑張っています」「よろしくお願いします」だけの投稿は、読んだ人の用事を何も片づけません。逆に「12月28日から1月4日まで休みます。急ぎの方は12月27日までにお電話ください」は、短くても役に立ちます。
続けるための決め方:頻度より、年間の予定から先に入れる
投稿をどれくらいの頻度で出すべきかについて、Googleのヘルプに目安は書かれていません。当社の見立てでは、「毎週何か書く」を目標にすると、書くことがなくなったときに止まり、最後の日付だけが残ります。それより、一年の予定(年末年始やお盆の休み、季節講習、見学会、決算期や申告期など)を先に書き出し、その時期に合わせて予約投稿を入れておくほうが続きます。前に書いた「この投稿の送信をスケジュールする」と[繰り返し]は、そのための機能です。
当社は、ホームページの運営に加わり、問い合わせが来るまでを引き受けています。ビジネスプロフィールの投稿も、その中で「どのページへ案内し、何件の問い合わせにつながったか」まで含めて扱います。自社で続けるのが難しい、何から書けばよいか決めたい、という場合はこちらから相談してください。
参考にした公式の説明
いずれも2026年10月8日に確認しました。画面や手順は変わることがあります。
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」
- 同「ビジネス プロフィールの写真、動画、投稿に関するコンテンツ ポリシー」
- 同「ビジネス プロフィールの写真と動画を管理する」
- 同「ビジネス プロフィールのコンテンツとプロフィールの制限に対する再審査請求」
- 同「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」
- 同「ビジネス プロフィールを Google アナリティクスに接続する」
- 同「Google ビジネス プロフィールを Gemini ウェブアプリで管理する」
- 同「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
- Google Business Profile APIs「REST Resource: accounts.locations.localPosts」(英語)
- Google マップ ユーザー投稿コンテンツのポリシー「マップにメディアを投稿する際のヒント」