Googleビジネスプロフィールの営業時間の変更:特別営業時間・臨時休業・祝日の設定

Googleビジネスプロフィールの営業時間は、すべて管理画面の「プロフィールを編集」から「営業時間」を開いて変更します。設定は四つに分かれていて、ふだんの時間は「通常の営業時間」、祝日や年末年始など特定の日だけ変えるときは「特別営業時間」、長く休むときは「臨時休業」、テイクアウトや配達などサービスごとの時間は「営業時間の詳細」を使います。特別営業時間と臨時休業の境目は、ヘルプでは6日以下なら特別営業時間、8日以上や期間未定なら臨時休業で、ちょうど7日はヘルプのページによって書き方が分かれています(いずれも2026年10月8日時点のGoogleのヘルプによる)。

この記事では、四つの違いと設定の手順、Googleが営業時間を書き換えることがある仕組み、変更が反映されないときの確かめ方を書きます。

先に結論を書きます。

  • 通常の営業時間は「決まった営業時間で営業している」を選んで、曜日ごとに入れます。特別営業時間と営業時間の詳細は、これを選んでいないと表示されません。
  • 祝日は、ふだんと同じ時間で営業する日でも、特別営業時間で入れておくことをヘルプが勧めています。
  • 臨時休業は、再開するときに自分で営業中に戻す操作が要ります。日付の決まった休みなら、設定した日だけ表示される特別営業時間のほうが、戻し忘れがありません(当社の見立て)。
  • Googleは、利用者の情報や公開されている情報をもとに、営業時間を書き換えることがあります。管理画面で青い文字になっている情報と、Googleからの通知は見逃さないようにします。

4種類の営業時間の違い

設定使う場面表示のされ方
通常の営業時間ふだんの営業時間、定休日曜日ごとの営業時間
特別営業時間祝日、年末年始、お盆、イベントの日、6日以下の休み設定した日だけ、通常の営業時間の代わりに表示
臨時休業8日以上の休み、オフシーズン、期間未定の休み「臨時休業」と表示
営業時間の詳細テイクアウト、配達など、サービスごとに時間が違うとき通常の営業時間とは別の時間として表示

店や事務所をやめるときは、営業時間ではなく「閉業」を選びます。これは臨時休業の見出しの中で触れます。

通常の営業時間を設定・変更する

ヘルプ「営業時間を編集する」の手順です。画面の表示名は2026年10月8日時点のものです。

  1. ビジネスプロフィールを開きます。開き方はログイン方法と管理画面の開き方をご覧ください。
  2. 「プロフィールを編集」を選び、「営業時間」を選びます。
  3. 「営業時間」の横にある編集アイコンを選び、「決まった営業時間で営業している」を選びます。
  4. 営業日にあたる曜日のチェックボックスをオンにします。
  5. プルダウンで開始時間と終了時間を設定します。
  6. 「保存」を選びます。

よくある形の入れ方は次のとおりです。

  • 昼休みがある日:同じ曜日に、時間帯の違う二つの時間を入れます。一つ目を入れたあと「営業時間を追加」を選び、二つ目を入れます。
  • 24時間営業の日:その曜日の開始時間で「24 時間」を選びます。
  • 定休日:その曜日のチェックボックスをオンにしません。ヘルプに定休日という項目はなく、営業日にチェックを入れる形です。
  • 夜0時をまたいで営業する日:通常の営業時間での入れ方は、当社が読んだヘルプには書かれていませんでした。特別営業時間については、日をまたぐ時間は日ごとに分けて入れるよう書かれています。

営業時間を更新すると、プロフィールに「情報の更新があったことを知らせるメッセージ」が出て、「更新」タブに「営業時間が変更されたことを知らせる投稿」が表示される、とヘルプにあります。

予約制の事務所は、どの時間を入れるか

Googleのガイドラインは、「顧客に対応可能な通常の営業時間を入力してください」としたうえで、「完全予約制のビジネスなどの場合は、営業時間を指定しないでください」としています。その場合は、編集画面で「営業時間不定で営業している」を選びます。ただし、この設定にすると、上に書いたとおり特別営業時間などは表示されません。

ガイドラインには、倉庫の例として「オフィスの営業時間を指定してください。もしくは、受付時間を指定します」という書き方もあります。当社の見立てでは、士業の事務所のように面談は予約制でも、電話や窓口で受け付けている時間が決まっているなら、その受付の時間を通常の営業時間として入れ、「面談は予約制」と説明文に書く形が、探す人にとって分かりやすいと考えています。説明文の書き方は説明文の書き方にまとめています。

祝日・年末年始・お盆は「特別営業時間」で

ヘルプ「特別営業時間を設定する方法」によると、特別営業時間は「一時的な営業時間の変更や、連続して最長 6 日間の休業の場合に設定します」。通常の営業時間はそのままにして、その日だけの時間を上書きする仕組みです。

  1. ビジネスプロフィールを開き、「プロフィールを編集」から「営業時間」を選びます。
  2. 「特別営業時間」の横にある編集アイコンを選びます。
  3. 日付を選びます。画面に提示された日付を使うときは「確認」、それ以外の日は「日付を追加」を選んで日付を入れます。
  4. 休む日は「休業」のチェックボックスをオンにします。営業する日は時間を入れます。一日に複数の時間帯があるときは「営業時間を追加 +」で足します。
  5. 「保存」を選びます。

入れた日付を消すときは、休業の日はゴミ箱のアイコン、営業する日は「日付を削除」を使います。

設定するときの注意が、ヘルプにいくつか書かれています。

  • 「公的な祝休日については、通常の営業時間と変わらなくても、念のために祝休日の営業時間を設定することをおすすめします」。祝日に開いているのか閉まっているのかを、見る人が迷わずに済みます。
  • 「1 つの特別営業時間は 24 時間以内で設定してください」。夜0時をまたぐときは、その日の終わりまでと、翌日の0時からに分けて入れます。
  • 日をまたぐ入れ方をすると、「翌日の通常の営業時間は、特別営業時間を入力すると表示されなくなります」。翌日も、その日の営業時間を特別営業時間として入れ直します。
  • 「ビジネス プロフィールに特別営業時間を表示するには、営業時間の設定で [決まった営業時間で営業している] を指定する必要があります」。

当社が勧めているのは、年末年始やお盆、大型連休の予定が決まった時点で、まとめて入れておくことです。直前に入れると、審査の時間(後で書きます)と重なって、休みの初日に間に合わないことがありえます。ホームページのお知らせも同じ日に直しておくと、地図とホームページで言っていることがずれません。休みの告知を投稿でも出すなら、書き方はGoogleビジネスプロフィールの投稿をご覧ください。

長い休みは「臨時休業」:何日からか

改装や長期の休業、季節営業のオフシーズンには「臨時休業」を使います。何日からが臨時休業かは、ヘルプの二つのページで書き方が違っています。

休みの長さ「特別営業時間を設定する方法」「ビジネスに閉業マークを付ける」
6日以下特別営業時間特別営業時間
ちょうど7日臨時休業(「連続して 7 日間以上」)特別営業時間(「7 日間以下」)
8日以上、期間未定、オフシーズン臨時休業臨時休業

英語版のヘルプも、同じように二つのページで書き方が分かれていました。ちょうど7日の休みは、どちらを選んでもいずれかのページの説明には沿います。当社の見立てでは、日付が決まっている7日の休み(年末年始など)は、特別営業時間で一日ずつ「休業」を入れるほうを勧めます。理由は二つあります。特別営業時間は設定した日にだけ使われるので(英語版のヘルプ「特別営業時間を設定する方法」は「only for the designated days」と書いています)、休みが明ければ通常の営業時間の表示に戻ること。もう一つは、臨時休業には、次のような扱いがあることです。

ヘルプ「ビジネスに閉業マークを付ける」は、「臨時休業しているビジネスは、広範囲なクエリが行われた際に、営業中のビジネスの後ろにランク付けされる場合があります」としています。休みが明けたのに臨時休業のままにしておくと、地図で後ろに並び続けることになりかねません。

臨時休業の付け方と、戻し方は次のとおりです。

  1. 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選びます。
  2. 「営業時間」の横の編集アイコンを選び、「臨時休業」を選んで「保存」します。
  3. 再開するときは、同じ画面で「決まった営業時間で営業している」を選び、曜日と時間を入れて「保存」します(ヘルプ「ビジネス情報を営業中に再設定する」)。

季節営業の事業について、ガイドラインは「ビジネスが営業している季節の間は、通常の営業時間を指定してください」「オフシーズンの間は、ビジネスに臨時休業のマークを付けることができます」としています。

閉業・移転は、営業時間の設定とは分けて考える

同じ編集画面には「閉業」という選択肢もありますが、これは事業をやめたときのものです。注意したいのは、ヘルプ「ビジネス情報を営業中に再設定する」にある「所在地や名称の変更に伴い閉業マークが付けられたビジネス情報は、営業中に再設定することはできません」という一文です。移転や名前の変更のときに閉業を選ぶと、元に戻せなくなります。移転のときは閉業ではなく住所を編集します。閉業・削除・移転の違いと選び方はGoogleビジネスプロフィールを削除するにはに書きました。

テイクアウトや配達の時間は「営業時間の詳細」で

店は開いているが、テイクアウトや配達、受け取りの時間は違う、というときに使うのが「営業時間の詳細」です。ヘルプ「営業時間の詳細を設定する方法」の手順は次のとおりです。

  1. 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選びます。
  2. 「他の営業時間を追加」で、設定したい種類を選びます。
  3. 種類ごとに、適用する日と時間帯を入れます。
  4. 「保存」を選びます。

ヘルプには、種類の例として宅配、テイクアウト、ドライブスルー、店舗受け取りなどが挙がっています。どの種類が選べるかは、画面に出てくる候補から選ぶ形で、当社は業種ごとの違いまでは確かめていません。

ここにも決まりが二つあります。「営業時間の詳細は、通常の営業時間を設定するまで表示されません」。そして、ガイドラインは「通常は、メインの営業時間の一部として営業時間の詳細を設定する必要があります」としています。テイクアウトの時間が店の営業時間より長いなら、そもそも通常の営業時間の入れ方を見直したほうがよい、ということです。

ガイドラインには業種ごとの考え方も載っています。銀行は「できる限り窓口営業時間を指定してください」、レストランは「レストランで顧客が座って食事ができる時間を指定してください」。通常の営業時間には、お客がいちばん使う形の時間を入れ、ほかの形の時間を詳細に回す、と覚えておくと迷いません。

Googleが営業時間を書き換えることがある

自分で入れた覚えのない営業時間に変わっている、ということが起こりえます。Googleは、利用者からの報告や、ほかの情報源をもとにプロフィールを更新することがあるからです。ヘルプ「ビジネス プロフィールに対する Google による変更を管理する」に書かれている仕組みは次のとおりです。

  • Googleが変えた情報は、管理画面の編集画面で青い文字で表示されます。変更があると、ページの上部に通知が出ます。
  • 利用者からの編集の提案に、オーナーの確認が要る場合は、メールや画面の通知で知らされ、「通知が届いてから 4 日以内に、提案を承認または拒否してください」とされています。
  • 対応しなかった場合、ウェブサイトなど公開されている別の情報で裏付けられる更新は、自動的に公開されることがあります。

もう一つ、ヘルプ「Google からビジネスへの自動通話またはテキスト メッセージについて」には、Googleがビジネス情報を確かめるために、営業時間の確認などで自動の電話やメッセージをすることがある、と書かれています。こうした電話で受けた更新は、審査のため最長5営業日「保留中」になることがあり、望まない場合は「ビジネス プロフィールの設定」の「詳細設定」で止められる、とされています。日本でどの程度行われているかは、当社はヘルプからは確かめられませんでした。なお、同じヘルプは、Googleが支払いやクレジットカードの情報、パスワードを尋ねることはないとしています。Googleを名乗って掲載の維持にお金を求める電話は、相手にしないでください。

ここから分かるのは、Googleが裏付けに使う「公開されている情報」の筆頭が、自社のホームページだということです。当社は、プロフィールの営業時間を変えるときは、ホームページの会社概要やアクセスのページの営業時間も同じ日に直すことを勧めています。表記のそろえ方はホームページの会社概要の書き方にまとめています。

変更が反映されない・表示がおかしいとき

症状考えられることすること
保存したのに変わらない審査中(「保留中」)待つ。通常は10分ほど、最長で30日ほど
「不承認」と出るGoogleが内容の正確さを確かめられなかった入れた時間を見直す。ホームページの表記とそろえる
特別営業時間が出ない「決まった営業時間で営業している」以外を選んでいる通常の営業時間を設定する
祝日の翌日が営業時間なしになる日をまたぐ特別営業時間を入れた翌日の時間も特別営業時間で入れ直す
覚えのない時間に変わったGoogleによる変更、利用者の提案青い文字の項目を確かめ、正しい時間に直す
営業時間の詳細が出ない通常の営業時間が未設定先に通常の営業時間を入れる

審査の時間は、ヘルプ「ビジネス プロフィールの編集内容の反映」によると、通常10分ほど、場合によっては最長で30日ほどです。同じ編集を何度も保存し直すより、表示が「保留中」かどうかを確かめて待つのが先です。

ログインしたまま見ると、自分の管理画面の情報が見えて、他の人からの見え方が分かりにくくなります。ブラウザのシークレットウィンドウ(履歴やログインを使わない窓)で確かめてください。営業時間以外も含めて、地図の表示がおかしいときの確かめ方はGoogleマップにお店が表示されない・更新できないときに症状別にまとめています。

年に一度、休みの予定をまとめて入れる

営業時間の手入れは、一度覚えれば難しくありません。抜けやすいのは、祝日や年末年始の入れ忘れと、臨時休業の戻し忘れです。当社の見立てとして、次の段取りをお勧めしています。

  1. 年の初めか、年間の休みが決まった時点で、祝日、大型連休、お盆、年末年始の営業を決めます。
  2. 決まった日から順に、特別営業時間に入れます。ふだんと同じ時間で開ける祝日も入れます。
  3. 同じ日に、ホームページのお知らせや営業カレンダーも直します。
  4. 臨時休業を使ったら、再開日に営業中に戻す予定を、担当者の予定表に入れておきます。
  5. 月に一度、管理画面で青い文字の項目と通知がないかを見ます。

当社は、中小企業や士業の事務所のホームページの運営に加わり、問い合わせが来るまでを引き受けています。営業時間のように、地図とホームページの両方に載っている情報は、片方だけ直して食い違うのがいちばん困るところです。両方をそろえて見てほしい、どこから整えるか決めたいというときは、相談するからお知らせください。

飲食店で、メニューや営業時間を誰が直すかまで含めてホームページを作り直すときの費用の目安は、飲食店のホームページ制作の費用にまとめています。

参考にした公式の説明

いずれも2026年10月8日に確認したGoogleのヘルプです。画面や手順は変わることがあります。