「商圏調査の見本」で始まる題を、付け替えました
2026年9月24日、当社はこのサイトに載せている商圏調査の見本の題を付け替えました。
元の題は、どれも同じ形でした。「商圏調査の見本:松本市で注文住宅の工務店が、ホームページから問い合わせを得る余地」。先頭にあるのは「商圏調査」という、当社がこのサービスに付けている呼び名です。
この呼び名が、経営者が検索で打つ言葉ではないことは、9月20日に言葉を調べたときに分かっていました。「商圏調査」は調べる側の専門用語で、自社の集客に悩んでいる人が、悩みを調べるときに打つ言葉ではありません。分かっていながら、見本を並べるときには当社の側の分類で題を付けていました。書き手にとっては「これは商圏調査の見本の一本」という整理がいちばん自然だったからです。
新しい題は、次の形にしました。
松本市の工務店の集客:検索結果と地元8社のサイトを数えた(商圏調査の見本)
先頭に「市の名前」「業種」「集客」を置き、次に中で何をしたかを書き、「商圏調査の見本」は最後の括弧に下げました。数え方の単位は業種に合わせ、工務店は「8社」、事務所は「8事務所」、塾は「8塾」、宿は「8軒」としています。読む人が自分の業種を数える言葉で書いたほうが、自分のことだと分かりやすいからです。
題は、書き手の分類ではなく、読む人が打つ言葉で付ける
書き手が題を付けると、題は分類の札になりがちです。「〇〇のご案内」「〇〇について」「スタッフブログ:〇〇」「事例紹介:〇〇」。社内で整理するには便利ですが、検索結果の一覧に並んだとき、読む人はその札を見て自分の用件かどうかを判断できません。
当社が題を付けるときの決まりは三つあります。どれも、実際に付けた題から説明します。
一つ目は、読む人が打つ言葉を先頭に置くことです。「工務店のホームページに価格は載せるべきか。3市24社で数字は3社」は、「工務店 ホームページ 価格」と考えている人が、最初の数文字で自分の用件だと分かる並びにしています。検索結果では題の後ろが切れることがあるので、大事な言葉ほど前に置きます。
二つ目は、数字を入れることです。先の題の「3市24社で数字は3社」は、この記事が一般論ではなく、数えた結果だということを題の中で示しています。ただし、数字は中身で本当に数えたものだけです。題のために数字を作ることはしません。
三つ目は、記事の種類を括弧で添えることです。見本の題の「(商圏調査の見本)」がそれで、読む人には「これは説明の記事ではなく、調べた実物だ」と伝わります。当社の呼び名は、ここに置けば役に立ちます。先頭に置くと、読む人の言葉を押しのけます。
反対の考え方もあります。題に社内の呼び名を入れておけば、サービスの名前として覚えてもらえる、というものです。当社は、その順番が逆だと考えています。呼び名を覚えてもらうのは、読んで役に立ったあとです。検索結果の一覧の段階で、まだ知らない呼び名を先頭に見せても、読む人はそこで止まりません。
付け替えるときに変えるのは、題と説明文だけ
付け替えのとき、当社は URL(ページのアドレス)を変えていません。見本の URL は「chosa-mihon-」で始まったままです。
URL は、題とは役割が違います。題は検索結果で読む人が見るもの、URL はリンクやブックマーク、検索エンジンの記録がたどる住所です。題に合わせて URL まで変えると、古い住所から来た人は「ページが見つかりません」に着きます。転送を入れれば防げますが、読む人にとって何も変わらない作業を増やすことになります。住所を変えるときに考えることは記事を減らすときの記事に書きました。付け替えでは、住所はそのままにしておけば済みます。
替えたのは、三か所です。ページの上に大きく出る題、テーマの設定にある「検索結果に出す題」の欄、そして検索結果で題の下に出る説明文です。この三つをそろえました。ページの題だけ直して、検索結果用の欄に古い題が残っていると、読む人が見る一覧には古い題が出続けます。WordPress のテーマやプラグインによっては、この欄が記事の編集画面の下のほうにあり、見落としやすい場所です。
もう一つ、知っておくとよいことがあります。Google は、ページに書いた題(title 要素)をそのまま検索結果に出すとは限りません。Google 検索セントラルのタイトルリンクの説明では、題は title 要素、ページ上の大きな見出し、見出しの要素、リンクの文言など、いくつかの情報をもとに自動で決まり、ページに問題があると判断した場合は、より良いと考える題を作ることがあると書かれています。避けるよう挙げられているのは、長すぎる題、言葉の詰め込み、同じ定型文の繰り返しです。ページの題と検索結果用の題をそろえておくのは、どれが使われても同じ題が出るようにするためでもあります。見本の題の実物は、たとえば松本市の工務店の見本で見られます。
効果は、数週間おいて表示回数とクリック率で見る
付け替えの効果は、まだ測っていません。付け替えから日が浅く、検索エンジンが新しい題を読みに来て、検索結果に反映されるまでに時間がかかるからです。
当社が決めている手順はこうです。付け替えから4〜6週間たったら、Search Console(Google が提供している、検索での見え方を確かめる道具)で、見本のページごとに表示回数、クリック数、掲載順位を見ます。表示回数は検索結果に出た回数、クリック率はそのうち実際に押された割合です。
見るべきは、表示はあるのにクリックされていない題です。表示回数が多いのは、その言葉で検索結果に出られているということです。それでも押されていないなら、一覧に並んだ題が、読む人に「自分の用件だ」と思わせていない可能性があります。そういう題から、もう一度直します。反対に、表示回数そのものが少ないなら、それは題より前の、中身と言葉の問題です。題を何度直しても、表示されない題は押されません。
もう一つ、付け替えのあとの数字を見るときには、題を変えた日を書き残しておきます。日付がないと、数字が動いたときに、題のせいなのか、季節のせいなのか、別の記事を足したせいなのかが分からなくなります。当社は、この付け替えも、数週間後に見た結果も、運営の記録に書く予定です。
なお、クリックが増えても、それは問い合わせではありません。題が良くなって読まれる回数が増えるのは入口の話で、そこから連絡が来るかどうかは、中身と、読んだあとの案内で決まります。
自社の記事の題を、表示回数とクリック率で三つ選ぶ
まず道具を使わずにできることから。自社のブログやお知らせの一覧を開き、上から順に、題の先頭の数文字だけを読んでください。そこにあるのが、お客様が検索で打ちそうな言葉か、社内の呼び名や分類の札か。札が先頭に来ている題が、付け替えの候補です。
Search Console を入れているなら、次の順で見ます(画面の名前は変わることがあります)。
- 「検索パフォーマンス」の「検索結果」を開き、期間を「過去3か月」にします。
- 上の数字の欄で「合計表示回数」と「平均CTR」(クリック率)を選び、表の数字に出るようにします。
- 表の「ページ」のタブに切り替え、表示回数の多い順に並べます。
- 上のほうから、クリック率が他のページより目立って低いものを三つ選びます。
選んだ三つの題を、検索結果に出ている形のまま書き出し、先頭の言葉が読む人の言葉になっているかを見ます。直すなら URL には触れず、ページの題、検索結果用の題の欄、説明文の三つをそろえて替え、替えた日を書き残してください。
付け替えを判断する材料は、題の出来ばえではなく、表示されているのに押されていないという数字のほうです。