リフォーム会社の集客方法:これまでのお客様・地図・ポータル・工事ごとのページの順番

「リフォーム 集客 方法」で調べると、チラシ、ポータルサイト、一括見積もりのサイト、SNS、Googleマップ、ホームページと、手段を十前後並べた記事が多く出てきます。どれも間違いではありません。ただ、地域のリフォーム会社が知りたいのは手段の数より、限られた手間をどこに置くかではないでしょうか。

この記事では、リフォームを考える人が会社を探す場面ごとに入口を分け、紹介と付き合いのあるお客様、地図、ポータル、工事ごとのページ、チラシの役割と、手をつける順番をまとめます。根拠には、国土交通省の住宅市場動向調査と、当社が2026年10月3日に名古屋と愛知県の4つの市で検索結果を数えた記録を使います。

この記事の結論

  • 国土交通省の令和7年度住宅市場動向調査の報告書は、施工者や物件を探した方法について、家を建てたり買ったり借りたりした世帯では「インターネット」が最も多い(注文住宅は「住宅展示場」と同率)のに対し、リフォームをした世帯では「以前からつきあいのあった業者」が最も多かったとしています。新しいお客様を探す前に、これまでのお客様との付き合いを切らさない仕組みが先です。
  • 検索では、業種や区の名前だけの言葉は紹介・比較のサイトと分け合う枠で、工事の名前の言葉には地元の会社の工事ごとのページが並んでいました。ホームページは、受けたい工事ごとのページから作ります。
  • 「キャンペーン価格」「地域No.1」の表示、建設業の許可の書き方、頼んで書いてもらった口コミは、決まりに沿っているかを先に確かめます。

リフォームを考える人が会社を探す場面と、使う言葉

言葉は当社が想定した例で、検索の回数を調べたものではありません。

探す場面使いそうな言葉の例最初に開く場所会社の側で用意するもの
前に頼んだ会社にまた頼みたい会社の名前、担当者の名前会社のサイト、地図、前回の書類電話番号、営業時間、担当の窓口
水回りが壊れた、急ぎ「トイレ 水漏れ ◯◯市」「給湯器 交換 ◯◯区」地図、修理の紹介サイト対応できる時間と地域、出張の費用
設備を新しくしたい「キッチン リフォーム ◯◯市」「浴室 リフォーム 費用」工事ごとのページ、ポータル工事ごとの費用の幅、工期、事例
家全体を直したい、相続した家をどうするか「実家 リフォーム ◯◯市」「スケルトン リフォーム 費用」ポータル、会社のサイト請けられる工事の大きさ、許可、相談の流れ
知り合いに聞いた会社を確かめたい会社の名前会社のサイト、地図施工事例、会社概要、許可の番号

一行目と最後の行は、名前で探す人です。調査で「以前からつきあいのあった業者」が最も多かったことと合わせると、ホームページの役目の大きな部分は、名前で確かめに来た人に応えることだと当社は考えています。

名古屋と愛知の4市で数えた検索の並び

当社は2026年10月3日に名古屋で、リフォームの言葉を数えました(名古屋のリフォームは工事名で探すと地元の会社が出る)。地図の枠と広告は数えていません。

言葉の形1ページ目の件数地元の会社のページ紹介・比較のサイト
名古屋 リフォーム9内訳は記録していない5
工事の名前(水回り・キッチン・浴室・トイレ)3620(うち工事を題にしたページ18)12
区の名前+リフォームなど(千種区・緑区・守山区・天白区・名東区)451624

同じ日に豊田市・岡崎市・一宮市・春日井市で数えた「市の名前 リフォーム」では、36件中14件が紹介・比較のサイトで、会社の公式サイト15件はすべて題に市の名前を入れていました(豊田・岡崎・一宮・春日井の美容室とリフォーム)。

入口ごとの役割分担

入口役割気をつけること
これまでのお客様次の工事、家族や近所への紹介工事のあとの点検や連絡の時期を決めておく
Googleビジネスプロフィール会社の名前や「近く」で探す人に、場所、営業時間、電話番号を見せる会社の名前に地名や工事の名前を足さない。自宅を事務所にしているなら住所の出し方を確かめる
ポータル・一括見積もりのサイト大きな工事を比べる人に見つけてもらう費用の形と、そこから来た契約の数を並べて見る
ホームページ名前で確かめに来る人への案内と、工事の名前で探す人の入口工事ごとのページ、施工事例、許可と団体を会社概要に
チラシ・ポスティング商圏の家に名前を知ってもらうQRコードに目印を付けて、ホームページの数字と分ける

Googleのガイドラインは、ビジネス名を店舗や看板、ウェブサイトで実際に使っている名称にそろえ、所在地やサービスの説明を名前に加えないこととしています。自宅を事務所にしている場合の住所の扱いは、Googleビジネスプロフィールの住所非表示に書きました。

手をつける順番

  1. これまでのお客様の一覧を作り、工事のあとの点検、設備の交換の時期に合わせた連絡を決める。はがきでもLINEでも、まずは「次も頼める」ことを思い出してもらう仕組みです。
  2. 地図の営業時間、対応地域、写真をいまの会社に合わせる。
  3. ホームページの会社概要に、建設業の許可の番号と業種、加入している団体、対応する地域を書く。名前で確かめに来た人が最初に見る場所です。
  4. 受けたい工事を三つ選び、工事ごとに一枚、費用の幅、工期、マンションか戸建てかで変わる点、実際の事例を載せたページを作る。事例の載せ方は事例ページの作り方に書きました。
  5. チラシを出すなら、工事ごとのページへ案内するQRコードを載せ、どのチラシから来たかを数えられるようにする。反響の見方はチラシ・ポスティングの効果と反響率に書きました。
  6. ポータルや一括見積もりのサイトは、入口ごとの契約の数を見てから掲載の段を決める。

リフォームの決まりで、集客の場面で気をつけること

当社は法律の専門家ではありません。ここに書くのは、公開されている資料を読んだ範囲で、集客の場面で気をつけていることです。

  • 建設業の許可:建設業法施行令は、許可がなくても請けられる「軽微な建設工事」を、工事1件の請負代金が500万円(建築一式工事は1,500万円)に満たない工事などと定めています。チラシやサイトで「どんな工事でも」と読める書き方をすると、大きな工事を相談された場面で食い違いが起きます。載せる工事の例と金額の幅を、請けられる範囲に合わせます。
  • 住宅リフォーム事業者団体登録制度:国土交通省が一定の要件を満たす団体を登録して公表する制度で、加入していれば団体名を書いておくと、比べる人が確かめられます。
  • 「通常価格」と並べる割引と「No.1」:消費者庁は、比べる価格が過去の販売価格なら「最近相当期間にわたって販売されていた価格」といえないものは誤認させるおそれがあるとし、No.1表示は調査会社が調べた場合でも責任は広告主が負うとしています。
  • 口コミと施工事例:消費者庁は、広告であるのに広告と分からない表示(いわゆるステルスマーケティング)を2023年10月1日から景品表示法の違反としていて、事業者が第三者に頼んで書かせた口コミやSNSの投稿も含まれ、規制の対象は広告主の事業者だと説明しています。工事のお礼に口コミをお願いするときの決まりはGoogle口コミを増やす方法に書きました。

ホームページを作る・作り直すときの費用の幅と、工事ごとのページから作る理由は、リフォーム会社のホームページ制作の費用:作り方ごとの目安と、工事ごとのページから作る理由にまとめています。

数え方:問い合わせと契約を、入口ごとに分ける

リフォームは、問い合わせから契約までに見積もりと現地調査が挟まり、入口によって契約に進む割合が違います。問い合わせの数だけでなく、契約の数まで入口ごとに分けて記録します。

  1. 問い合わせの記録に、「何を見てご連絡いただいたか」を一行残す。これまでのお客様、紹介、地図、ホームページ、チラシ、ポータル、で足ります。
  2. 見積もり、契約、工事の金額を、同じ行に書き足していく。
  3. ポータルやチラシの費用を入口ごとに並べ、契約一件あたりいくらかかったかを出す。

半年分が並ぶと、どの入口に手間とお金を足すかを数字で決められます。記録の形はホームページからの問い合わせの数え方に、チラシやLINEのQRコードに付ける目印の作り方はUTMパラメータの作り方に、地図の側の数字の見方はGoogleビジネスプロフィールのパフォーマンスの見方に書きました。

当社の進め方

当社は、作って終わりにせず、問い合わせが来るようになるまで手を入れ続ける形でホームページの運営をお引き受けしています。始める前に商圏調査(5万円・税別、二週間ほど。お引き受けに進めば契約料に充当)で、その地域で検索されている言葉と1ページ目の顔ぶれを数え、上の表のどの入口から手を入れるかを決めます。料金と進め方は料金に載せています。

今日、御社で確かめられること

  1. この一年に工事をしたお客様に、点検や次の連絡の予定が決まっているかを見ます。
  2. 会社概要に、建設業の許可の番号と業種、加入している団体が書いてあるかを確かめます。
  3. 受けたい工事の名前に御社の市や区の名前を付けて検索し、1ページ目に並ぶのが地元の会社の工事のページか、紹介・比較のサイトかを数えます。
  4. 「通常価格」「キャンペーン」「No.1」の表示があれば、根拠を示せるかを確かめます。
  5. この半年の問い合わせを入口ごとに分け、契約まで進んだ数を並べます。

出典