民宿、ゲストハウス、小さな旅館の公式サイトをこれから作る、あるいは作り直そうとしている方に向けた記事です。「宿 公式サイト 予約」や「旅館 ホームページ 制作」で調べると、直接予約を増やす施策を何十も並べた記事と、制作会社の比較記事が上位に並びます。ここでは施策を並べる代わりに、作る前に決めておくことを五つに絞り、それぞれ公開されている料金表や官公庁・Googleの資料で確かめた範囲で書きます。
先に結論です。小さな宿の公式サイトは、予約サイト(宿を並べて比べられる宿泊予約サイト。OTAと呼ばれます)と同じことをする場所ではありません。予約サイトで御社を見つけた人が、宿の名前で公式サイトを探しに来たときに、そこで予約を終えられる場所、そして予約サイトの一覧では答えきれない問いに宿自身が答える場所です。作り始める前に決めるのは、デザインより先に、予約の受け方、予約サイトとの料金の関係、Googleの宿の検索への出し方、法律で求められる情報、言葉と写真の五つです。
この記事で分かること
- 予約サイトと公式サイトの役目の分け方と、その根拠になる当社の調査の数字
- 予約エンジン(公式サイトから空室と金額を出し、その場で予約を確定させる仕組み)の料金の型と、公開料金表の例(2026年10月3日確認)
- 予約サイトと公式サイトの料金をどう合わせるか。公正取引委員会の処分の中身と、料金の書き方の注意
- Googleの宿の検索に公式サイトの料金を出す方法
- 旅館業法の区分と宿泊者名簿が、サイトと予約フォームにどう関わるか
- 外国語のページと写真の作り方
先に分担を決める:見つけてもらうのは予約サイト、予約を終えるのが公式サイト
当社は2026年9月24日に、静岡県下田市、長野県白馬村、沖縄県宮古島市で、泊まる人が打ちそうな九つの言葉の検索結果1ページ目を数えました。延べ253件のうち予約サイトが123件、小さな宿の公式サイトは24件で、1割に届きません。「素泊まり 安い」「民宿 口コミ」のように宿を比べて探す言葉は、予約サイトとまとめ記事で埋まっていました。詳しくは小さな宿のホームページ集客:3つの地域で検索結果と23軒の公式サイトを数えたにまとめています。
同じ調査で、1ページ目に出た小さな宿の公式サイト23軒を開いて確かめています。その場で予約を終えられると確かめられたのは7軒、料金の金額を載せていたのは10軒、公式サイトで予約する理由を書いていたのは6軒(そのうちその場で予約できたのは1軒)、外国語のページを持っていたのは4軒、一週間や一か月の料金を出していたのは5軒でした。
白馬村の宿泊事業者実態調査(令和2年度、2018〜19年の冬が対象、複数回答)では、客室を自施設で直接売っている宿が75.6%、国内の予約サイトで売っている宿が56.9%、海外の予約サイトが52.5%でした。多くの宿が、直接の販売と予約サイトを両方使っています。
ここから当社の見立てです。比べて探す人に見つけてもらう役目は、これからも予約サイトが担います。公式サイトを作るときに目指すのは、予約サイトより上に出ることではなく、次の二つです。一つは、予約サイトで御社を知った人が宿の名前で公式サイトに来たとき、料金が読めて、予約を終えられること。もう一つは、長期滞在や犬連れ、一棟の使い方のように、予約サイトの絞り込みでは答えきれない問いに、御社が実際に受けている範囲で答えていることです。
空いている日の多さも、この分担に関わります。観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年の確定値)では、客室稼働率は全体で61.6%、旅館で38.2%、簡易宿所(民宿やゲストハウスの多くが入る区分)で29.6%でした。全国の平均なので御社の数字とは違いますが、繁忙期は予約サイトだけで埋まる宿でも、残りの時期に空いている部屋がある宿は少なくないと考えられます。公式サイトの仕事は、繁忙期の予約を奪い合うことより、同じ予約の一部を公式に移すことと、空いている時期の問いに答えることです。
公式サイトを作る費用の目安(公開されている料金表から)
公式サイトの費用は、サイトそのものを作る費用と、その場で予約を受ける仕組み(予約エンジン)の費用に分けて考えると比べやすくなります。まずサイトそのものについて、作り方ごとに公開されている料金表を並べます。3年で払う額は、初期費用に月額の36か月分を足した当社の計算です。税込・税別は各社の表記のままで、料金は改定されることがあります。
| 作り方 | 最初にかかる額 | 毎月かかる額 | 3年で払う額の目安 | 料金表に書かれている中身 |
|---|---|---|---|---|
| 自分で作る(ノーコードの作成サービス) | 0円から | 有料プランで月1,290円〜7,678円 | 約4.6万〜27.6万円+独自ドメイン代 | 2026年10月3日に各社の公式料金表で確認(自作か依頼かの記事) |
| 民泊向けの制作サービス(民泊パートナー ベーシック、合同会社SOL COMODA) | 148,000円〜(税込) | 4,980円〜(税込) | 約32.7万円〜(税込) | 施設・客室・アクセス・キャンセルポリシー・口コミなどのページ、特定商取引法の表記と許可番号の表示、予約サイトへのボタン。月額はサーバー・ドメイン・SSLの費用で、ページの更新作業は含まない。自社予約は別の見積もり |
| ホテル・旅館向けの制作会社(株式会社宿研 テンプレート) | 49.5万円〜(税込) | 料金ページに記載なし | ― | トップと下層5ページの6ページ構成が目安で、ページ数で価格が変わる。セミオリジナルは115.5万円〜、オリジナルは203.5万円〜(税込) |
| 制作会社に一から頼む | 項目の積み上げ。たとえばCMSの導入50,000円〜132,000円、トップのコーディング35,000円〜110,000円、下層ページ1枚9,350円〜30,000円、原稿1ページ14,300円〜30,000円、撮影50,000円〜 | 保守のいちばん安いプランで月8,800円〜22,000円(税込) | 制作費+保守の月額×36 | 2026年10月2日に制作会社4社と保守3社の公開料金表で確認(見積もりの見方、保守費用) |
民泊パートナー(https://minpaku-partner.com/hp-seisaku/)と宿研(https://www.yadoken.net/creative-service)の料金は、どちらも2026年10月17日にそれぞれの公開ページで確かめました。民泊パートナーの例のように、予約は予約サイトへのボタンで受ける形なら、予約エンジンの費用はかかりません。そのかわり、公式サイトでは予約を終えられません。公式で予約を受けるなら、次の章の予約エンジンの月額が上に加わります。たとえば次の章の表の宿シスなら、初期費用22,000円と月9,350円〜(税込)で、3年で約35.9万円〜です。
見積もりを比べるときは、制作費の欄より先に、公開したあと誰がページを直すかを見ます。料金や空室の案内、季節の写真は年に何度も変わります。月額にページの更新作業が入っているのか、サーバーの費用だけなのかで、3年の手間と費用が変わります。
予約エンジンを入れるか。入れるなら料金の型を見て選ぶ
入れるかどうかの判断は、宿の公式サイトで予約が増えない:その場で予約できたのは公式サイト23軒中7軒に書きました。客室の数と、電話を受けられる手間で決めてかまいません。部屋が少なく、常連や長期の客が多く、電話に出られる時間が決まっている宿なら、入れない選択も十分にあります。その場合は、金額、公式で予約する理由、申し込みのあと何時までに返事をするかをページに書きます。
入れると決めたら、次に見るのは料金の型です。予約エンジンの料金は、大きく分けて「月額が決まっていて予約ごとの手数料がない型」「部屋数や予約サイトとのつなぎの数で月額が変わる型」「無料の枠があり、使う機能で費用が出る型」があります。各社が公開している料金表から、例を並べます(いずれも2026年10月3日に各社の公式ページで確認。改定されることがあるので、契約の前に最新の料金表をご確認ください)。
| 料金表の出典 | 初期費用 | 月額 | 予約ごとの手数料 |
|---|---|---|---|
| 宿シス(2026年1月1日以降の新規契約) | 22,000円(税込) | 9,900円(FAX送信あり)、9,350円(FAX送信なし)。スマホサイトは月2,200円(いずれも税込) | 公開ページに記載なし |
| INA 宿泊予約システム | 33,000円〜(税込) | 11,000円〜(税込) | なし |
| Beds24 | 記載なし | 月15.50ユーロから。部屋数で変わり、予約サイトとのつなぎ1件につき月0.55ユーロ | なし |
| タビチャットエンジン | 0円 | 無料プランあり。有料プランは月6,000円 | なし(カード決済の手数料は問い合わせ) |
比べるために、予約サイト側の手数料も一つ挙げます。予約サイトの手数料は契約ごとに決まり、公開されていないものが多いのですが、Airbnbはヘルプページで公開しています。ゲストと分け合う形ではホストの負担が通常3%、ホストだけが負担する形では多くのホストに15.5%(通常14〜16%)が適用される、と書かれています(2026年10月3日確認)。
予約エンジンの月額と、公式に移った予約一件ごとにかからずに済む予約サイトの手数料を比べると、月に何件移れば月額をまかなえるかが計算できます。宿の単価と手数料率しだいなので、当社はここに一般的な件数を置けません。御社の一泊あたりの売上と、いまの手数料率で計算してみてください。
月額のほかに、選ぶときに確かめておくことがあります。
- 予約サイトとの空室の連動。公式で一室売れたとき、予約サイト側の在庫が自動で減るか。減らないなら、売りすぎを防ぐために毎回手で直すことになります。連動の仕組み(サイトコントローラーと呼ばれます)が別料金かどうかも見ます。
- Googleとつながっているか。次の章に書く、Googleの宿の検索に公式の料金を出す仕組みは、Googleのヘルプでは予約エンジンなどの接続パートナーを通じて料金を送る形で案内されています。
- カード決済の手数料と、事前決済か現地払いかを選べるか。表の4社の料金表にも、カード決済の手数料率は書かれていませんでした(1社は問い合わせと記載)。
- 予約画面の言語。日本語の予約画面しかない場合、外国語のページから予約画面に移った人がそこで止まります。
- 契約期間と途中でやめるときの決まり。年単位の契約や前払いの有無は、料金表とは別のページに書かれていることがあります。
予約サイトと公式サイトの料金をどう合わせるか
公式サイトを作り直すときに迷いやすいのが、「公式を予約サイトより安くしてよいのか」です。ここは、公表されている事実と御社の契約書を分けて考えます。
公正取引委員会は、2019年10月と2022年6月に、大手の宿泊予約サイトの運営会社2社について、確約計画(違反の疑いのある行為をやめる計画)を認定しています。問題とされたのは、宿泊料金と部屋数を「他の販売経路と同等又は他の販売経路よりも有利なものとする」よう宿に求める契約の条件でした。ただし2022年の件の公表資料では、宿泊料金を宿の自社ウェブサイトなどと同等以上にする条件は、対象から除くと書かれています。
つまり、「ほかの予約サイトより安く売ってはいけない」という条件と、「宿の公式サイトより安く売ってはいけない」という条件は、同じ扱いではありません。御社が契約している予約サイトの規約に、公式サイトの料金についてどう書かれているかは、各社の契約書で確かめるほかありません。当社は法律の判断はできないので、気になる条文があれば専門家にご相談ください。
もう一つ、書き方の注意があります。当社が開いた23軒のうち6軒が「公式からの予約が最安値」「直接の予約で1割引」のように、公式で予約する理由を書いていました。料金を比べる書き方には、景品表示法の考え方があります。消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」では、ほかの事業者の販売価格と比べる表示について、最近の販売価格とはいえない価格と比べると不当表示のおそれがあり、「他店より安い」のような言葉も、条件をはっきり書かないと不当表示のおそれがあるとしています。予約サイトの料金は日によって変わるので、「最安値」と書くなら、どの日の、どの部屋の、どの条件で比べたかを説明できるようにしておくのが安全だと考えます。
そのうえでの当社の見立てです。小さな宿が公式で予約する理由は、金額の差だけに頼らないほうが続きます。連泊のときの扱い、到着時刻の融通、送迎、長期滞在の月の料金のように、宿が自分で決められて、予約サイトの一覧には載せにくい条件があるなら、それを公式で予約する理由として書きます。調査で見た宿の中には、理由を書いたすぐ近くに予約サイトへのリンクを並べている宿もありました。理由を読んだ人がそのリンクを押せば、予約は予約サイトで入ります。
Googleの宿の検索に、公式サイトの料金を出す
Googleで宿の名前を検索すると、料金を比べる枠に、予約サイトの料金が並ぶことがあります。ここに公式サイトの料金を並べる仕組みが、Googleの「無料の予約リンク」です。Hotel Center ヘルプ(Googleが宿泊施設向けに出している公式ヘルプ)には、無料の予約リンクがクリックされても費用はかからない、と書かれています。
料金と空室をGoogleに送るには、Googleと連携している接続パートナー(予約エンジン、サイトコントローラー、宿の管理システムなど)に頼む、とヘルプは案内しています。同じヘルプには、予約システムを使っている宿は、すでにその提供会社を通じてGoogleと連携している可能性がある、とも書かれています。予約エンジンを選ぶときに「Googleとつながっているか」を聞くのは、このためです。
当社の3地域の調査では、使った検索の道具の都合で、この料金を比べる枠や地図の枠は見えていません。ですから、枠に公式サイトが出ている宿がどれだけあったかは数えられていません。御社の宿の名前で検索し、枠に並ぶのが予約サイトだけか、公式サイトも並んでいるかは、スマートフォンですぐに確かめられます。
旅館業法で、サイトと予約フォームに関わること
旅館業は、施設がある都道府県(保健所を置く市と特別区を含む)の保健所に申請して許可を受ける営業です。観光庁の民泊制度ポータルサイトによると、平成30年6月15日から、営業の種別は「旅館・ホテル営業」「簡易宿所営業」「下宿営業」の三つです。サイトを作るときに関わるのは、次の三点です。
一つ目は、月単位の料金です。下宿営業は「1月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」とされています。長期滞在のページを作り、一か月の料金を新しく出すときは、いまの許可の種別で出してよい形かを、先に保健所に確かめておくと安心です。当社はこの線引きを判断できる立場にないので、ここでは確かめる先だけを書きます。
二つ目は、予約フォームで聞く項目です。旅館業法第6条により、営業者は宿泊者名簿を備えます。北海道の案内によると、記載するのは氏名、住所、連絡先で、外国人の場合はこれに国籍と旅券番号が加わり、名簿は作成の日から3年間保存します。予約フォームの項目を決めるときは、この名簿のどこまでを予約の時点で聞き、どこからを到着の手続きで聞くかを分けておくと、フォームが長くなりすぎません。予約エンジンを使うなら、予約の情報をそのまま名簿に使えるかも確かめどころです。
三つ目は、許可の表示です。自社サイトに許可番号を載せることを求める決まりがあるかどうかは、当社は確かめきれていません。そのうえでの見立てですが、宿の概要のページに営業の種別、許可番号、許可を出した保健所を書いておくと、初めて泊まる人が、ちゃんと許可を受けた宿かを確かめられます。なお、住宅宿泊事業法の届出で営業している場合は、年間の提供日数の上限が180日とされているなど、決まりが別です。どちらの制度で営業しているかで、サイトに書ける営業日も変わります。
外国語のページと写真は、答えられる範囲で作る
外国語のページを持っていたのは、23軒のうち4軒でした。白馬では8軒のうち2軒で、外国から泊まりに来る人の多い土地なのに、個人の宿の多くが日本語だけでした。宮古島では独自の外国語ページは0軒で、自動翻訳の切り替えを置いた宿が1軒です。どの言語を、どこまで用意するかの考え方は、民宿・ゲストハウスの長期滞在と外国語の検索:小さな宿が入りやすい言葉に書きました。答えられる言語の範囲だけにする、というのが当社の考えです。
作り方の面では、Googleの検索セントラル(サイト運営者向けの公式ドキュメント)が、言語ごとに別のURLを使うことを勧めています。閲覧者の言語の設定に合わせて中身を切り替えたり転送したりする方法では、すべての言語のページをGoogleが見つけるとは限らない、という注意もあります。外国語のページを置くなら、同じアドレスの中身を切り替えるのではなく、英語なら英語のページとして、それぞれのアドレスを持たせます。自動翻訳の切り替えボタンは、読む助けにはなりますが、外国語で検索した人の入口にはなりにくいと考えます。
写真は、確かめられる資料が少ないので、当社の見立てとして書きます。予約サイトの宿のページにも写真は並ぶので、公式サイトで足すのは、予約サイトの枠では伝わりにくい写真です。長期滞在を受けるなら台所、洗濯機、仕事に使える机。犬連れを受けるなら、犬が過ごせる場所と足を洗う場所。一棟貸しなら駐車場に何台停められるか。部屋の写真には、予約エンジンや予約サイトと同じ部屋の名前を付けておくと、見比べる人が迷いません。改装したり季節が変わったりして写真と実物が違ってきたら、その時点で差し替えます。
作り直すなら、一度に全部は変えない
公式サイトの作り直しでは、デザイン、予約エンジン、料金の出し方、外国語のページを一度に変えたくなります。当社は、一つずつ変えることを勧めています。まとめて変えると、公式からの予約が増えたとき、あるいは減ったときに、何が効いたのかが分からなくなるからです。先に、予約が予約サイト、公式サイト、電話、メッセージ、常連の直接の連絡のどこから何件入っているかを数える形を決め、それから一つずつ変えて、記録と突き合わせます。
また、公式サイトを作る前に、観光協会や旅館組合のサイトにある御社の紹介ページを見ておくと、手間をかけずに直せるところが見つかることがあります。下田では、協会の民宿一覧で開けた18軒のうち10軒が、ホームページの欄が空いていました。この話は民宿にホームページは必要か:3地域で先にいたのは観光協会の宿のページにまとめています。島の宿の調べ方の全体は、宮古島の小さな宿の集客(商圏調査の見本)で見られます。
今日、御社の宿で確かめられること
- スマートフォンで宿の名前を検索し、料金を比べる枠に公式サイトの料金が並んでいるかを見ます。並んでいなければ、使っている予約エンジンの会社に、Googleの無料の予約リンクに対応しているかを聞きます。
- 契約している予約サイトの規約や契約書を開き、公式サイトの料金について書かれた条文があるかを探します。
- 公式サイトに「最安値」「お得」と書いているなら、同じ日の同じ部屋の料金を予約サイトと並べ、書いていることが今も本当かを確かめます。
- 予約エンジンを検討中なら、候補の公開料金表で、初期費用、月額、予約ごとの手数料、決済の手数料、予約サイトとの空室の連動、契約期間の六つを一枚の紙に並べます。
- 予約フォームの項目を、宿泊者名簿の項目(氏名、住所、連絡先、外国人の場合は国籍と旅券番号)と並べ、予約の時点で聞くものと到着の時に聞くものに分けます。
- サイトの宿の概要に、営業の種別と許可番号が書いてあるかを見ます。一か月単位の料金を出している、または出す予定なら、保健所に確かめておきます。
- この三か月の予約を、予約サイト、公式サイト、電話、メッセージ、常連の直接の連絡に分けて数えます。記録がなければ、次の予約から「何を見てご連絡いただいたか」を一言聞いて残します。
1から3で、予約サイトとの関係で直せることが、4から6で、作り直す前に決めておくことが分かります。7の記録がたまれば、どこから手をつけるかを、御社の数字で決められます。
この記事で使った資料
- 観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」
- 公正取引委員会の報道発表(令和元年10月25日、令和4年6月2日。いずれも宿泊予約サイトの運営会社からの確約計画の認定)
- 消費者庁「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」
- Google「Hotel Center ヘルプ」(無料の予約リンク、ホテルオーナー向けの料金の表示)、Google 検索セントラル「多地域、多言語のサイトを管理する」
- 観光庁「民泊制度ポータルサイト」(旅館業法について、住宅宿泊事業法の概要)、北海道「宿泊者名簿について」
- 白馬村「宿泊事業者実態調査」(令和2年度)
- 料金表:宿シス、INA 宿泊予約システム、Beds24、タビチャットエンジン、Airbnb ヘルプセンター(いずれも2026年10月3日確認)