社労士の障害年金の集客:3つの市の27件と、報酬の書き方を数えた

2026年9月24日、福井市、仙台市、静岡県沼津市で「{市} 障害年金 社労士」を検索しました。1ページ目は三つの市とも9件で、合わせて27件です。その市の社労士事務所のページは、仙台が6件、福井が3件、沼津が0件でした。残りの多くは、全国に対応すると掲げる窓口や、事務所を探すポータルが、県や市、年金事務所の単位で作ったページで、27件のうち13件を占めていました。

地元の障害年金のサイトのうち、当社が開いた四つは、どれも相談料か着手金をいただかないと書いていました。一方で、受給が決まったあとに何をいくら払うのかを、計算の式まで書いていたのは、読めた範囲で一つです。

当社は、障害年金のページで「着手金0円」はもう差にならず、差になるのは報酬の式だと考えています。この記事では、27件の中身と、地元のページに並んでいたものを書き、そのうえで何を書き足すかを考えます。三つの市のほかの言葉の結果は社労士のホームページ集客:3つの市で数えた記録にまとめました。障害年金で近くで会えることの意味は、そちらに書いています。

先に限界を書いておきます。使った道具は1語につき9件しか返さず、地図枠と広告は見えていません。月に何回探されているかも分かりません。全国の窓口のページは、沼津の1件を除いて開いていないので、中身については題から読める範囲の話です。

27件のうち13件は、全国の窓口が県や年金事務所の単位で作ったページだった

沼津の9件は、年金事務所、街角の年金相談センター、市の年金・手当のページで3件でした。残る6件の事業者のページは、すべて市の外の事業者です。そのうち3件は、沼津年金事務所か沼津市役所の名前を題にしたページで、全国対応の事務所が2件、神奈川県の事務所が1件でした。ほかの3件は「沼津市」の名前で作られたページで、全国の窓口が2件、県内の別の市の事務所が1件です。

年金事務所の名前のページは、別の言葉にも出てきました。「沼津 社会保険 手続き 代行」の10件のうち4件が、障害年金の窓口が作った沼津のページや沼津年金事務所のページでした。会社の手続きを頼む先を探す言葉に、障害年金のページが入ってきたことになります。

福井の9件のうち6件も、全国の窓口とポータルでした。障害年金の相談室を名乗るサイトの福井県のページ、申請の窓口を案内するサイトの県のページ、社労士を探すサイトの県の条件のページ、全国対応の事務所の県のページが2件、全国のページの一つです。仙台では、相談室を名乗るポータルが3件で、そのうち2件は仙台の事務所を紹介するページでした。

並べると、全国の窓口は、探す人がどの単位で探すかに合わせてページを切っていることが分かります。県、市、年金事務所、市役所。障害年金の請求は、本人か家族が、住んでいる地域の年金事務所や役所とやり取りしながら進めるものなので、その名前で探す人がいると見ているのでしょう。

地元のページに並んでいた三つの札

地元の9件は、仙台の6件と福井の3件です。仙台の6件はすべて障害年金のページで、うち5件は事務所の名前とは別の名前の専用サイトでした。福井は、障害年金に絞った一つの事務所が2件と、所在地を確かめられなかったページが1件です。

開いたページに並んでいたのは、おおむね次の三つでした。

一つ目は、お金の入口です。開いた四つのサイトは、四つとも、相談料か着手金をいただかないと書いていました。受給が決まってから払う、受給できなければ報酬はいただかない、という書き方もありました。

二つ目は、件数と率です。仙台の6件のうち2件は、相談の件数や、年間の相談の件数、受給が決まった率を数字で掲げていました。ほかに、題に市内での順位を思わせる言い方を入れていたページが1件あります。

三つ目は、対応する地域です。「県内全域にお伺いします」「県境の地域まで」「県内の二つの市で出張の相談会」「完全オンラインで全国に対応」、福井では「嶺北一円」。沼津で開いた県内の別の市の事務所のページには、沼津市内で月に二回、相談会を開いていると書いてありました。

このうち、読んだ人が依頼するかどうかを決めるときに、事務所ごとの差が出る札はどれでしょうか。当社は、一つ目の「0円」は差にならないと見ています。開いた四つのすべてが書いていたからです。

「着手金0円」の次に、報酬の式を書く

障害年金の相談に来るのは、病気や障害で働けなくなった本人か、その家族です。収入が減っているなかで調べている人が多いはずです。その人にとって大事なのは、いま払わなくてよいことだけではなく、受給が決まったときに何をいくら払うのかです。

四つのサイトのうち、報酬を計算の式で書いていたのは一つでした。年金の何か月分か、さかのぼって受け取る分があればその何割か、消費税はどう扱うか、という形です。ほかのサイトでも料金のページの奥に書いているかもしれませんが、当社が読んだトップと料金のページでは、「0円」と「後払い」は読めても、式までは読み取れませんでした。

障害年金は、さかのぼって受け取る分があるかどうかで、最初に振り込まれる額が大きく変わります。報酬を「年金の何か月分」で決めるのか、「初回の振込額の何割」で決めるのかで、同じ人でも払う額が変わりうるということです。読む人にとっては、そこがいちばん知りたいところのはずです。

当社なら、報酬の段に次のことを並べます。

  • 報酬の基準。年金の何か月分か、初回の振込額の何割か。両方あるなら、どちらを使うのか。
  • さかのぼって受け取る分がある場合の扱い。
  • 消費税や実費(診断書の取り寄せにかかる費用など)を、別にいただくかどうか。
  • 受給が決まらなかったときに、何がかかって、何がかからないか。
  • 請求が通らず、次の手続きに進むときの扱い。

社労士の決まりでは、全国社会保険労務士会連合会の会則が、受任のときに業務の内容と報酬を書面などで示して説明することを求めています(第43条の3)。報酬などの重要な事項を、わざと告げずに勧誘することも禁じています(第43条の4第1項)。ホームページの報酬の段は、その書面の手前にある目安です。「0円」だけが大きく、式がどこにもない形は、少なくとも読む人に不親切です。

式を細かく書くと高く見えて、問い合わせが減るのではないか。その心配はもっともです。ただ、書かなければ、読む人は受給が決まってから初めて額を知ることになります。式を読んだうえで問い合わせてくる人は、そこで迷うことがありません。報酬の段を書き直すのは、多くのサイトで事務所の方が自分でできる作業でもあります。

件数と率は、何を数えたかと一緒に出す

件数や率を掲げること自体を禁じる決まりは、当社が確かめた範囲では見当たりません。連合会の会則が禁じているのは、誇大または虚偽の事項で相手を欺くおそれのある方法での広告です(第43条の4第3項)。書くなら、何を数えた数か、いつからいつまでの数かを添えます。広告の決まり全体は社労士の広告の決まりにまとめています。

障害年金で気をつけたいのは、相談の件数と、請求した件数と、受給が決まった件数が、それぞれ別の数だということです。率を出すなら、分母が相談の件数なのか、請求した件数なのかで、意味がまったく変わります。当社が見た題とトップの範囲では、それが読み取れるページはありませんでした(奥のページに書いてある可能性はあります)。市内での順位を思わせる言い方は、同じページで根拠を示せないなら書かないほうが安全です。比べる表示には、景品表示法の比較広告の考え方もかかります。

率の高さは、読む人の期待も高めます。自分の障害の状態で請求が通るのかを気にしている人にとって、高い率の数字は「自分も通る」と読めてしまいます。数字を出すなら、どういう人の請求を受けてきたのか、通らなかったのはどういう場合だったのかを、依頼者が特定されない形で添えるほうが、読む人の判断の材料になります。本人の病気に触れる話なので、事例の扱いは会社の事例よりさらに慎重にします。書き方は社労士のホームページに事例と声がないときに書きました。

地域の書き方と、受ける体制

三つ目の札、地域の書き方については、全国の窓口が年金事務所の名前でページを作っていることが一つの手がかりになります。御事務所の地域を管轄する年金事務所の名前と、そこへ一緒に行くのか、書類のやり取りだけなのかを書く。これは今回の検索から考えた当社の見立てで、年金事務所の名前でどれだけの人が探しているかは確かめていません。

障害年金を受ける体制がない事務所なら、ここに書いたことは要りません。会って話を聞く時間が取れない、書類の作成に手が回らない、という状態でページだけを整えても、問い合わせに応えられません。先に決めるのは、受けるかどうかです。

御事務所の地域で、今日確かめること

  1. 御事務所の市の名前に「障害年金 社労士」を足して検索し、1ページ目を、市内の事務所、全国の窓口やポータルの県・市・年金事務所のページ、年金事務所や役所、その他に分けて数えます。数え方は検索結果の1ページ目を数えるに書いています。
  2. 全国の窓口のページを一つ開き、御事務所の地域での相談の場所や日が書いてあるかを読みます。書いていなければ、そこが御事務所のページで答えられる場所です。
  3. 御事務所のサイトの報酬の段を開き、上の五つのうち、いくつが書いてあるかを数えます。「0円」「後払い」の近くに、式が一緒に読めるかを見ます。
  4. 件数や率を掲げているなら、何を数えた数か、期間と分母が書いてあるかを見ます。
  5. 御事務所の地域を管轄する年金事務所の名前が、サイトのどこかにあるかを探します。

3で式が一つも書いていなければ、最初に書き足すのは報酬の段の数行です。新しいページを作るより先に、今あるページでできます。社労士のサイト全体の見え方は社労士のホームページ集客に、福井の商圏を深く調べた結果は福井市の社労士の商圏調査の見本に、書き方の決まりは社労士の広告の決まりにまとめています。