この見本について
当社は、ホームページの運営をお引き受けする前に、その商圏を調べます。どれだけの依頼の元がある土地なのか、依頼する人がどういう言葉で事務所を探しているのか、いま検索の上位にいるのは誰で、どういう作りでそこにいるのか。そのうえで後から入る余地があるかを判定し、見込みが立たなければお引き受けしません。
この見本は、その報告書がどういう形になるのかをお見せするためのものです。形は熊本市の行政書士の見本と同じです。今回は福井県福井市で、企業の顧問、就業規則、給与計算、社会保険の手続き、助成金の申請、そして個人から受ける障害年金の請求を扱う社会保険労務士事務所を想定しました。
特定の事務所からご依頼をいただいて作ったものではありません。福井市と社会保険労務士という組み合わせを、当社の側で題材として選びました。調査時点は2026年9月で、使ったのは公開されている情報だけです。公的な統計と規程を読み、九つの言葉で検索し、1ページ目に出てきた福井市内の事務所のサイトを開いて確かめました。比べるために、同じ日に仙台市と静岡県沼津市でも同じ九つの言葉を調べています。
実際にお引き受けする調査では、ここに二つが加わります。一つは御事務所の記録です。顧問先がどこから来たのか。税理士からの紹介、顧問先からの紹介、会の相談会、ポータル、ホームページのどれが何件で、そのうち何件が契約になったのか。その数は御事務所の中にしかありません。もう一つは検索回数の実数です。どの言葉が月に何回探されているかは、有料の道具を使わなければ確定できません。この見本の「探され方」は、検索したときに何が並ぶかという意味で、何人が探しているかという意味ではありません。
地元の事務所は、名前を出さず件数だけで扱います。どこが上手いかを論じるための調査ではなく、この商圏に後から入る余地があるかを見るための調査だからです。
商圏の規模
社会保険労務士の依頼の元は、まず人を雇っている事業所です。そのうえで、障害年金のように個人から来る依頼もあります。人口と事業所の両方を見ます。
福井市の人口は250,745人、世帯数は110,131世帯です(2026年9月1日現在、福井市「福井市人口統計」)。前の月から人口は75人減り、世帯は41増えていました。
民営の事業所は15,338事業所、従業者は149,002人です(令和3年経済センサス-活動調査、2021年6月1日現在)。5年前の調査より事業所は451(2.9%)減り、従業者はほぼ横ばい(59人減)でした。事業所の数は減っても、働く人の数は保たれている、という形です。従業者の規模別の内訳は、今回は取れていません。
社会保険労務士の数は、公式の資料で確かめきれませんでした。福井県社会保険労務士会の会員一覧のうち、福井市を含む支部のページには、道具の数えで177件の掲載がありました。支部には福井市以外の市町が含まれる可能性があり、個人と法人の区別も今回は読み取れていないため、目安にとどめます。それでも、サイトを持って検索に出てくる事務所は、このうちのごく一部でした。
まとめると、事業所の数はゆるやかに減っていて、同業の事務所は少なくない商圏です。規模だけを見て、需要が伸びている土地とは言えません。
探され方
九つの言葉で検索し、1ページ目に何が並ぶかを記録しました。検索したのは2026年9月24日です。中心の言葉が三つ(「福井 社労士」「福井 社会保険労務士 顧問」「福井 助成金 社労士」)、業務や困りごとから出てくる言葉が六つ(就業規則の作成、給与計算の代行、社会保険の手続きの代行、社長の労務相談、障害年金、36協定の届出)です。
先に限界を書きます。検索結果は、見る人、時点、地域の設定で変わり、今回の道具が福井市内のスマートフォンと同じ画面を返すとはかぎりません。タイトルとURLの一覧しか返さないため、地図枠と広告は九つすべてで不明です。返ってきた件数は9件か10件でした。また「福井」は県とも市とも読めるため、鯖江市や越前市の事務所も入ってきます。ここでは、福井市内に事務所があるものを「地元」と数えました。
九つで1ページ目に出たのは、延べ84件でした。内訳は、地元の社労士事務所が16件、社労士事務所ではない地元の会計事務所・経理代行・法律事務所が3件、比較サイトや全国対応の窓口、全国向けの解説が21件、他の都市の事業者が7件、県・労働局・年金事務所・社労士会などが32件、求人などの無関係が5件です。公的な機関と会が、地元の事務所より多く並んでいます。
言葉ごとに見ると、三つの形に分かれました。
比較サイトと会が並ぶ中心の言葉。 中心の三つの27件では、地元が8件、比較サイトが9件、会のページなどが8件でした。「顧問」を足すと、会のページが3件に増えます。顧問料を題に掲げたページは、9件のどれにもありませんでした。
公的な機関が埋める手続きの言葉。 就業規則、社会保険の手続き、労務相談、36協定の四つの38件では、県・労働局・年金事務所・会が24件で、地元の社労士事務所は4件、それもすべて事務所のトップページでした。「福井 就業規則 作成」では、福井市の事務所は0件で、事業者として入ったのは広島県福山市の事務所が3件でした。福井と福山の字面の近さによるものと見ています。福井市の事務所のページが少ないために、字面の近いページが繰り上がった、とも考えられます。「社会保険 手続き 代行」は、おくやみの手続きや国民健康保険の代理の手続きに引っ張られ、「労務 相談 社長」は、市や県、労働組合の、働く人の側の相談窓口が並びました。
全国の窓口が埋める障害年金。 「福井 障害年金 社労士」は9件のうち6件が、全国対応を掲げる事務所の県別ページや、事務所を探すポータルでした。地元は、障害年金を専門にする一つの事務所が2件と、所在地を確かめられなかった1件です。
給与計算の言葉は、半分が給与計算の仕事を探す人向けの求人でした。地元の事業者3件のうち2件は社労士事務所ではなく、会計事務所と経理代行の会社で、どちらも1人あたりの単価を数字で出していました。
同じ日の仙台市では、同じ九つで地元の社労士事務所が延べ40件出て、そのうち19件が業務ごとのページか、業務だけの専用サイトでした。福井市では、業務の名前を掲げたページで入っていたのは障害年金の3件だけで、助成金、就業規則、給与計算、手続き、36協定では0件です。事務所の数の差だけでなく、業務ごとのページを持っているかどうかの差が、そのまま1ページ目の差になっているように見えます。三つの市の比べ方は社労士のホームページ集客にまとめました。
上位の顔ぶれ
九つの言葉に出てきた福井市内の社会保険労務士事務所のうち、サイトを開いて確かめられた六つを、同じ項目で並べました。ほかの見本では八つを並べていますが、福井市内の社労士事務所として開けたのは六つでした(所在地を確かめられなかった一つは、サイトを開けず外しています)。
- 料金の目安:金額を載せていたのは六つのうち四つです。顧問料を従業員数で区切った表、給与計算の人数ごとの料金、就業規則の作成の金額、助成金の受給額に対する割合、障害年金の報酬の決め方などが並んでいます。うち一つは手続きのスポットの料金表だけで、顧問料の金額は確かめられませんでした。四つとも、金額は料金のページやPDF、業務のページにあり、トップページで金額が見えたところはありませんでした。残る二つは、料金のページが見当たらないか、表が埋め込みで読み取れませんでした。
- 事例・実績:件数や金額の表記があったのは二つで、どちらも助成金です。個別の事例を並べていたのは、そのうち一つだけでした。
- お客様の声:六つとも見当たりませんでした。
- コラム・お知らせの更新:2026年9月の更新は一つで、その記事は、別の県の事務所のサイトにも同じ日に同じ題で載っていました。記事を配信するサービスのものと見ています。2026年に入ってからの日付が読めたのは三つで、ほかの二つは年金額とセミナーのお知らせでした。事務所が自分で書いた読み物を2026年に出していると確認できたところはありません。
- 地区・周辺の市町:周辺の市や町の名前を掲げたページは、六つのうちゼロでした。対応地域を書いていたのは四つで、どれも「福井県」や県内の地方の名前を一行で書く形です。
- 相談の導線:電話とフォームは六つとも確認できました。LINEはゼロ、予約の仕組みもゼロで、オンライン面談を明記していたのは一つです。
- 扱う分野の絞り方:障害年金に絞っているのが一つ、賃金と給与の相談に寄せているのが一つ、助成金を前に出しているのが二つ、手続きから就業規則まで並べる総合の形が二つでした。
- 相談にかかる費用:初回や相談に費用がかからないことをトップに掲げていたのは、六つのうち五つです。
全体として、料金は用意されていても奥にあり、事例と声はほとんどありません。そして、業務ごとのページが検索の1ページ目に出てこない。これが福井市の六つの形です。
参考として、給与計算の言葉に出た、社労士事務所ではない地元の二つ(社労士の業務も扱う会計事務所と、経理代行の会社)も開きました。上の数には入れていません。どちらも給与計算の料金を一人あたりの単価で示していて、お客様の声は載せていませんでした。
これはサイトを外から見ただけの話で、各事務所の顧問先の数や評判は分かりません。顧問先が紹介で増えている事務所なら、サイトが薄くても仕事に困っているとはかぎりません。
書けることと、書けないこと
社会保険労務士の広告には、医療のように「広告してよい事項」を列挙する決まりはありません。法律と連合会の会則が、一般的な言葉で縛っています。公式の資料で確かめたことを書きます。
社会保険労務士法は、品位を保ち、公正な立場で誠実に業務を行うことを求め(第1条の2)、信用や品位を害する行為を禁じ(第16条)、業務で知った秘密を漏らすことを禁じています(第21条)。全国社会保険労務士会連合会の会則は、誇大または虚偽の事項で相手を欺くおそれのある広告・宣伝を禁じ、相手の承諾なく電子メールで広告を送ることも禁じています(第43条の4)。受任するときには、業務の内容と報酬を書面などで示して説明することも求めています(第43条の3)。広告だけを扱う連合会の指針や、福井県社会保険労務士会独自の規則は、公開されている資料からは見つけられませんでした。
ホームページで迷いやすい四つに当てはめると、次のようになります。
- 料金:載せることを禁じる決まりはありません。受任のときに書面で示すことが求められている報酬の、手前の目安として載せる形です。「〜円から」と書くなら、どういう場合に上がるのかを添えます。
- 実績:件数や受給額を出すこと自体は禁じられていません。ただし誇大な表示にならないよう、何を数えたのか、いつ時点の数なのかを書きます。「県内でも上位」のような比べる言い方には、根拠が要ります。
- 労使のどちらに立つか:社労士に特有の点です。法は公正な立場を求めていて、報道によれば、「100%経営者の味方」という広告が労使の中立に反するとして、会が是正を求めた例があります。経営者向けのサイトでも、片方の味方だと言い切る書き方は避けます。
- お客様の声:禁じる決まりは見当たりません。ただし守秘の義務があり、依頼した会社の了解と、特定されない書き方が前提です。
入る余地
ここまでの観察から、空いている場所を挙げます。それぞれ、どの検索結果とどのサイトの観察を根拠にしているかを添えます。
一つ目、就業規則・36協定・社会保険の手続きの業務ページ。 「福井 就業規則 作成」と「福井 36協定 届出」で、福井市の社労士事務所のページは0件でした。並んでいるのは、県と労働局のページ、全国向けの解説、東京の社労士法人の作成代行、そして字面の近い別の県の事務所です。公的なページは様式や届け出の方法を示しますが、福井市の会社が社労士に頼んだらいくらで、何日で、会社は何を用意すればよいのかは書いていません。六つのうち四つは料金をすでに持っているので、業務のページに料金、日数、用意するもの、労働局や年金事務所とのやりとりのどこを受けるのかを並べる形は、無理のない作り方です。ただし、これらの言葉で探す人には、自分で作ろうとしている人も多いはずです。その場合、ページが上に出ても依頼にはつながりにくく、余地の大きさは検索回数と、依頼に変わる割合を見るまで分かりません。
二つ目、障害年金の地元の入口。 1ページ目の9件のうち6件が、全国対応の事務所の県別ページとポータルで、地元は専門の一つの事務所だけでした。障害年金は、企業の顧問とはまったく別の人から来る依頼です。本人や家族が、近くで会って相談できる事務所を探しています。全国対応のページが、福井での相談の場所や受け方をどこまで書いているかは、今回開いて確かめていません。同じ日の沼津市では、1ページ目に地元の事務所が一つもなく、開いた市外の事務所の沼津向けのページは、市内で月に二回開く相談会のことを書いていました。近くで会えることは、それだけで書く価値のある中身だということです。福井でも、実際に会える場所と受け方を書く地元の事務所には場所があると考えます。ただし、御事務所が障害年金を実際に受けていて、これからも受けたい場合に限ります。
三つ目、事例と声。 六つのうち、個別の事例は一つ、お客様の声はゼロでした。同じ日に同じ項目で見た仙台市の八つでも声は二つ、沼津市の五つではゼロで、三つの市に共通する薄さです。これは順位の空白ではなく、サイトを読んだ会社が依頼を決めるときの空白です。紹介で来る会社も、依頼の前にサイトを見ることがあります。同じ業種、同じ人数の会社の就業規則をどう直したのか、手続きをどこまで引き受けたのかが書いてあれば、それが紹介の裏づけになります。確かめた範囲の規程に、声や事例を載せること自体を禁じる決まりは見当たりません。守秘の範囲で書ける形を先に決めておくことが前提です。書き方は社労士のホームページに事例と声がないときに書きました。
四つ目、周辺の市町。 周辺の市町の名前を掲げたページは六つのうちゼロでした。一方で「福井」の言葉には、鯖江市の事務所が入ってきます。ただし、坂井市や鯖江市などの名前で検索した結果は、今回の九つに入れていません。余地として挙げますが、根拠は一つ目から三つ目より弱く、実際に検索して並びを見るまでは仮説です。
一方で、余地とは言えない場所もあります。中心の三つの言葉は、比較サイトと会のページが半分以上を占めていて、事務所のサイトで上から取りにいく場所ではないと考えます。給与計算の言葉は、半分が求人で、残りに会計事務所と経理代行が1人あたりの単価で並んでいます。ここで価格の勝負に入ることは勧めません。「労務 相談 社長」は、働く人の側の公的な窓口が並ぶ言葉で、経営者が実際にどういう言葉で困りごとを探しているかは、この言葉では分かりませんでした。
この商圏に、これから入る事務所の見込みはあるか
この範囲の情報からは、「条件つきで見込みはある」と見ています。ただし、見込みの中身は、検索の上位を広く取ることではなく、業務の言葉の空いている場所に、依頼の決め手になるページを置くことです。紹介で決まる依頼がどれだけの比重を占めているかは、この調査からは分かりません。
規模の面では、大きくはありません。事業所は1万5千あまりで、5年で3%近く減っています。同業の事務所も少なくありません。
競争の面では、形がはっきりしていました。中心の言葉は比較サイトと会が先に出て、手続きの言葉は県・労働局・年金事務所が埋めています。その一方で、業務のページで1ページ目に入っている地元の事務所は、障害年金を除けばゼロでした。仙台市では、同じ言葉で地元の事務所の業務のページや業務の専用サイトが19件並んでいます。福井市の空白は、事務所がいないからではなく、業務のページがないことによる空白に見えます。
条件は三つです。受ける業務を、実際に受けていてこれからも増やしたい業務に絞れること。その業務の料金を、業務のページの上で出せること(六つのうち四つは料金をすでに持っています)。事例を、守秘の範囲で書ける形に整えられることです。障害年金の入口を作るなら、会って相談できる体制があることが四つ目の条件になります。
判定を確かにするために足りていないのは、次の四つです。
- 各言葉の検索回数。特に就業規則や36協定の言葉は、月に探す人が少ない可能性があり、自分で書類を作る人の割合も分かりません。その場合、一つ目の余地は小さくなります。
- 地図枠と広告。「福井 社労士」の1ページ目の上に地図枠があるかどうかで、中心の言葉の見え方は変わりますが、今回は確認できていません。
- 周辺の市町の言葉と、経営者が困りごとを探すときの別の言い方(問題を起こした社員への対応、解雇の相談など)の検索結果。
- 御事務所の記録。いま、税理士や顧問先からの紹介、会の相談会、ポータル、ホームページのどこから何件来ているのか。紹介で十分に顧問先が増えている事務所と、紹介の外から新しい入口を作りたい事務所とでは、同じ余地の意味が違います。
もし引き受けるなら、最初の半年に何をするか
以下は、この商圏で一般的にどういう順番になるか、という話です。お約束の形ではなく、御事務所の現状によって順番は入れ替わります。当社が社会保険労務士の分野で運営の実績を持っている、という意味でもありません。
- 問い合わせの入口を分けて数える。 税理士からの紹介、顧問先からの紹介、会の相談会、ポータル、ホームページ。どこから来て、そのうち何件が顧問やスポットの契約になったか。数え方は問い合わせの数え方に書いています。
- 受ける業務を絞り、業務ごとのページを作る。 就業規則の作成と見直し、36協定、入社と退社の手続きなど、絞った業務について、料金、別料金になる条件、日数、会社が用意するもの、労働局や年金事務所とのやりとりのどこを受けるかを一つのページに並べます。料金を出すかどうかの考え方は料金を載せるべきかに書いています。
- 料金をトップから一度でたどれるようにする。 料金表はあるのにトップから見えない、という形を直します。ページを新しく作らなくてもできることです。
- 事例を、了解の範囲で一件ずつ書く。 業種、人数、何に困っていて、何を直したか。会社が特定されない書き方を先に決め、依頼した会社の了解を取ります。労使のどちらかの味方と読める書き方は避けます。
- 障害年金を受けるなら、入口を分ける。 企業向けのページとは別に、本人と家族向けのページを作り、会って相談できる場所、来られない人への対応、費用の仕組みを書きます。
半年で問い合わせが増えるかというと、そこは動き始めるかどうかの時期です。当社が運営に携わっている相続の事務所でも、数字が動き始めたと感じたのは半年ほど経ってからでした。業種も探され方も違うため、同じ速さで動くとは考えていません。
この見本で分からないこと
- 検索結果は、見る人・時点・地域の設定で変わります。ここにあるのは2026年9月24日の一つの記録で、地図枠と広告は九つすべてで確認できていません。検索回数も扱っていません。
- 「福井」は県とも市とも読めるため、市外の事務所も入っています。「福井市」を付けた言葉は検索していません。
- 九つのうち三つ(給与計算、社会保険の手続き、社長の労務相談)は、依頼先を探す言葉としてうまく働いていませんでした。別の言い方は検索していません。
- 福井市内の社会保険労務士の数と、福井県社会保険労務士会独自の規則は、公開の資料で確かめきれませんでした。報道の是正の例は、見出しだけを確認しています。
- 横並びは六つで、ほかの見本の八つに届いていません。参考に開いた社労士事務所ではない二つは、数に入れていません。サイトの内容は要約を介して読み取った部分があり、画像で置かれた料金や、下層のページの読み落としはありえます。1ページ目に出た地元の社労士事務所のうち一つは、サイトを開けず所在地を確かめられませんでした。
- 各事務所の顧問先の数、紹介の割合、ポータルへの掲載料の支払いは、外から分かりません。
御事務所でも、今日できること
調べる道具を入れていなくても、次のことは今日のうちに確かめられます。今回の調べ方で、実際に差が見えた順に並べます。
- 御事務所の主な業務の名前と地域名を並べて検索する(例:「福井 就業規則 作成」)。1ページ目に地元の事務所のページが何件あり、御事務所のページが出るかを数える。出ていても、それがトップページなのか業務のページなのかを見る。
- 御事務所のサイトのトップを開き、料金の金額まで何回で着くかを数える。
- 御事務所のサイトに、事例とお客様の声がそれぞれ何件あるかを数える。ゼロなら、了解を取れそうな顧問先を一社思い浮かべる。
- 最新のお知らせやコラムを開き、それが御事務所の書いたものか、配信を受けた記事かを確かめる。
- 次の一か月、問い合わせのたびに、どこで御事務所を知ったかを一行で残す。
最初の二つだけでも、御事務所の商圏で空いているのがどの業務の言葉なのか、おおよその見当がつきます。
この記事にたどり着いた道筋
この記事は、「社労士 集客」のような、業種と悩みを掛け合わせた言葉で読まれることを想定して書いています。その言葉で検索すると、上位には業種名を入れ替えただけの一般論が並びやすいものです。そこに、実際に数えた中身のあるページを置きました。
御事務所に依頼する会社も、同じように探しています。「福井 就業規則 作成」のように、地域と用件と困りごとを掛け合わせた言葉です。当社が御事務所の商圏でするのは、それと同じことです。誰が上位にいて、どこが空いていて、御事務所が実際に知っていることで答えられる場所はどこかを数え、そこにページを置く。見込みが立たなければ、調べた結果とともにそうお伝えします。調べ方の中身は商圏調査に書いています。
御事務所の商圏でも、同じ形で調べます
この見本は福井市と社会保険労務士を題材にしましたが、形はどの商圏でも同じです。規模を見て、探され方を見て、上位の顔ぶれを見て、業種の決まりを確かめ、入る余地を挙げ、見込みを判定する。見込みが立たないときは、その理由をお伝えしてお引き受けしません。
同じ商圏で同業の事務所を同時にお預かりすることはありません。すでにお預かりしている商圏では、お受けできない場合があります。御事務所の商圏でこの形の報告書を見てみたい段階でしたら、相談するからご連絡ください。
出典
- 福井市「福井市人口統計」 https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tokei/jinko/jinkoutoukei.html
- 福井市「令和3年経済センサス-活動調査の集計結果の公表」 https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tokei/tyousa/r3-sensus.html
- 福井県社会保険労務士会「福井支部|お近くの社労士を探す」 https://www.fukui-sr.jp/member/fukui
- 社会保険労務士法(昭和43年法律第89号)第1条の2 https://laws.e-gov.go.jp/law/343AC1000000089
- 社会保険労務士法 第16条 https://laws.e-gov.go.jp/law/343AC1000000089
- 社会保険労務士法 第21条 https://laws.e-gov.go.jp/law/343AC1000000089
- 全国社会保険労務士会連合会「全国社会保険労務士会連合会会則(R6.11.29施行)」 https://www.shakaihokenroumushi.jp/Portals/0/doc/nsec/soumu/2024/全国社会保険労務士会連合会会則(R6.11.29施行).pdf
- 全国社会保険労務士会連合会「社会保険労務士倫理綱領」 https://www.shakaihokenroumushi.jp/Portals/0/doc/nsec/kouhou/2022/社会保険労務士倫理綱領.pdf
- 全国社会保険労務士会連合会「全国社会保険労務士会連合会とは」 https://www.shakaihokenroumushi.jp/organization/tabid/231/Default.aspx
- 日本経済新聞「社労士広告『100%経営者の味方」は不適切 労使中立反する797件是正」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG146H20U5A810C2000000/