Googleビジネスプロフィールを削除するには:削除・閉業・重複の違いと選び方

Googleビジネスプロフィールの「削除」は、自分たちが管理をやめる操作で、Googleマップから店を消す操作ではありません。削除してもGoogle検索やGoogleマップに店が残ることがあり、お客様が書いた口コミも残ります。消えるのは、オーナーや管理者が載せた投稿・写真・動画・口コミへの返信です。店をやめたなら「閉業」、しばらく休むなら「臨時休業」、移転なら住所の変更、同じ店が二つあるなら重複の整理、と目的によって選ぶ操作が違います(2026年10月時点のGoogleのヘルプによる)。

この記事では、まず目的別にどれを選ぶかを表にし、そのあと削除・閉業・臨時休業・移転・重複・写真や投稿の削除の手順を順に書きます。画面の名前はGoogleの公式ヘルプの表記に合わせています。画面はよく変わるので、表示が違うときはヘルプの最新の説明を優先してください。

目的別:削除・閉業・臨時休業・住所変更のどれを選ぶか

したいこと選ぶ操作Googleマップでの見え方
店や事務所をやめた「閉業」のマークを付ける閉業していることが表示される。そのビジネスを検索した人には、引き続きプロフィールが出ることがある
8日以上、季節で、または再開日未定で休む「臨時休業」のマークを付ける「臨時休業」と表示される。再開したら営業中に戻す
7日以下の休み(年末年始、改装の数日など)特別営業時間を設定するその日だけ休みと表示される
移転した住所を編集する(削除しない)同じプロフィールのまま新しい住所になる。オーナー確認をやり直す
同じ店のプロフィールを自分で二つ作ってしまった不要なほうを削除する残したほうだけが管理の対象になる
自分の知らないプロフィールが重複しているGoogleマップで報告し、統合を求める審査のうえで一つにまとめられる
店は続けるが、自分は管理から抜ける削除せず、権限を譲るか「管理をやめる」変わらない
店は続けるが、Googleでの管理をすべてやめる削除(コンテンツと管理者を削除)店の情報は残ることがある。管理できる人がいなくなる
存在しない店、自分の店ではない掲載を消したいGoogleマップから削除をリクエストする承認されると検索とマップから消える

「休業・閉業の期間で選ぶ」の線引きは、ヘルプの説明どおりです。8日以上の休業、季節ごとの休業、期間を決めていない休業は「臨時休業」、7日以下なら特別営業時間を使うよう、「ビジネスに閉業マークを付ける」のヘルプに書かれています。一方、「特別営業時間を設定する方法」のヘルプでは、特別営業時間は連続して最長6日間の休業に使い、7日間以上休むなら臨時休業のマークを付けるとされており、ちょうど7日間の休みは2つのヘルプで扱いが分かれています。特別営業時間と臨時休業の設定の手順は、営業時間の変更の記事にまとめています。

「非公開」にしたいとき

当社が確かめた範囲のヘルプには、プロフィール全体を一時的に非公開にする設定は見当たりませんでした。見せたくないものによって、次の設定で代わりにします。

  • 営業していないことを見せたい:上の表の「臨時休業」。
  • 住所を見せたくない:「プロフィールを編集」、「所在地」と進み、「ビジネス所在地」の横の編集アイコンから「ユーザーにビジネスの住所を表示する」をオフにして「保存」。ヘルプは、これを客先に出向いて仕事をする非店舗型のビジネスに限るよう勧めています。オフにすると、住所の代わりにサービス提供地域が表示されます。自宅で非店舗型の仕事をしている場合は、住所を表示しないことがガイドラインで求められています。
  • 電話番号を見せたくない:その他のアイコンから「ビジネス プロフィールの設定」、「詳細設定」と進み、電話番号の「表示しない」をオンにします。

「削除」をすると何が消えて、何が残るか

ヘルプでいう削除は、「Google アカウントからビジネス プロフィールを削除する」操作です。削除できるのはメインのオーナーだけで、新しくオーナーや管理者になった人は7日ほど待つ必要があります。削除したときの扱いは次のとおりです。

もの削除したあと
オーナーと管理者が載せた投稿・写真・動画・口コミへの返信完全に削除される。元に戻せない
お客様(ユーザー)が投稿した写真などと口コミ残る
Google検索とGoogleマップの店の情報掲載の対象外と判断されない限り、表示され続けることがある
オーナーと管理者全員いなくなる。再び管理するには、もう一度オーナー確認から始めることになる(当社の理解)

削除すると口コミも消える、と説明されることがありますが、ヘルプでは、ユーザーが作成したコンテンツと口コミは残るとされています。つまり、店を続けたまま削除すると、口コミや店の情報は表に出たまま、返信も訂正もできない状態になります。当社は、これがいちばん避けたい形だとみています。担当者が替わる、業者との契約を終える、といった理由なら、削除ではなく権限の譲渡で足ります。手順はGoogleビジネスプロフィールの管理者追加とオーナー変更に書きました。

それでも削除するときの手順は次のとおりです。

  1. ビジネス プロフィール(business.google.com)を開き、プロフィールに紐づいたGoogleアカウントでログインします。
  2. その他のアイコンから「ビジネス プロフィールの設定」を選びます。
  3. 「ビジネス プロフィールを削除」、「プロフィール コンテンツと管理者を削除」の順に選びます。店をやめた場合は、ここで「ビジネスに閉業マークを付ける」をオンにします。
  4. 「続行」、「削除」、「完了」の順に選びます。

閉業のマークを付けても、Googleマップから消えるわけではありません。ヘルプは、閉業のマークを付けたあとも、そのビジネスを検索した人にはプロフィールが表示される場合があり、閉業していることがはっきり示される、としています。閉業と表示されていれば、地図に残っていても慌てる必要はありません。

閉業・臨時休業のマークの付け方と、再開するとき

削除せずに、閉業や臨時休業のマークだけを付ける手順です。プロフィールは残り、管理も続けられます。

  1. ビジネス プロフィール(business.google.com)を開きます。
  2. 「プロフィールを編集」、「営業時間」の順に選びます。
  3. 「営業時間」の横の編集アイコンを選び、「閉業」か「臨時休業」を選びます。
  4. 「保存」を選びます。

ヘルプには、臨時休業のあいだは、広い範囲の検索で営業中の店より後ろに並ぶ場合がある、とも書かれています。休む前に、再開日をホームページのお知らせにも書いておくと、検索で見つけた人が迷いません。

再開するときや、間違えて閉業にしてしまったときは、同じ「営業時間」の画面で、決まった営業時間を設定して保存します。ただし、移転や名称の変更にともなって閉業扱いになったプロフィールは、営業中に戻せません。その場合は新しいプロフィールを作り、オーナー確認をし直すことになり、口コミを移すにはGoogleへの問い合わせが要る、とヘルプにあります。移転のときに閉業にしてはいけない理由は、ここにあります。口コミの削除や非表示については、Googleの口コミを削除・非表示にできるか:削除依頼の手順と消せない口コミに書いています。

移転したときは、削除ではなく住所を変える

上の見出しのとおり、移転に伴って閉業のマークを付けたプロフィールは、営業中に戻せません。当社が確かめた範囲のヘルプには移転だけを扱った説明は見当たりませんでしたが、住所を編集する手順は用意されているので、移転では閉業や作り直しではなく、今のプロフィールの住所を編集するのが筋だと当社はみています。同じプロフィールが続けば、これまでの口コミや写真もそのまま残ります。

  1. ビジネス プロフィール(business.google.com)を開きます。
  2. 「プロフィールを編集」、「所在地」の順に選びます。
  3. 「ビジネス所在地」の横の編集アイコンを選びます。
  4. 新しい住所を入力します。建物名、階、部屋番号まで入れます。住所が特定できないと警告が出るので、赤く示された部分を直します。それでも特定できないときは「調整」で地図のピンを合わせます。
  5. 「保存」を選びます。

オーナー確認が済んだあとで住所が変わった場合は、オーナー確認をやり直す必要があります。編集の審査は、通常10分ほど、長いと30日ほどかかることがあります。移転の日が決まったら早めに住所を変え、確認の手続きが終わるまでは旧住所の案内をホームページに残しておくと、来店する人が困りません。Googleマップの住所とホームページの会社概要の住所は、同じ日にそろえて直すのが当社のお勧めです。表記のそろえ方はホームページの会社概要の書き方に書きました。

名前が変わった場合も、基本は今のプロフィールの名前を編集します。ただしガイドラインでは、一定の基準を満たさない名称変更は新しいビジネスとみなされ、今のプロフィールに閉業のマークを付けて、新しく作る必要があるとされています。業種や提供するサービスまで変わる場合は、ガイドラインを先に読んでください。

同じ店が二つ出ている・自分の店ではない掲載を消したいとき

ヘルプによると、作れるプロフィールはビジネスごとに一つだけで、重複と判断されたプロフィールはGoogle検索とGoogleマップに表示されなくなります。どちらが表示されるかを自分で選べるわけではないので、重複は放っておかずに整理します。

二つとも自分のアカウントで管理している

不要なほうを、上の「削除」の手順で消します。確認済みのプロフィールには影響しません。ただし、削除したプロフィールのコンテンツと管理者はすべて消えるので、残すべきほうを間違えないようにします。口コミの多いほう、オーナー確認が済んでいるほうを残すのが自然です。

一つは知らない人が作った、または誰も管理していない

誰かが確認済みにしているなら、そのオーナーにアクセス権を申し出ます(3日以内の返信が求められます)。誰も管理していない重複なら、Googleマップから報告して統合を求めます。ヘルプによると、統合の求めはすべて審査され、口コミは引き継がれますが、口コミへの返信は失われることがあります。統合されるのは、二つが同じビジネスで同じ情報を持っている場合です。

存在しない店、掲載の対象にならない店を消してほしい

オーナーでなくても、Googleマップから削除を求められます。

  1. Googleアカウントにログインした状態で、Googleマップ(パソコンのブラウザかアプリ)を開きます。
  2. 消したい場所を選びます。
  3. 「情報の修正を提案」を選び、「この場所は閉業したか、ここにはありません」を選びます(表示の言い回しは画面によって少し違います)。
  4. 当てはまる選択肢を選びます。ヘルプには「この場所には存在しない」「不適切、有害、誤解を招く」が例として挙がっています。
  5. 「送信」を選びます。

このあと、追加の質問が入った状況のメールが届くことがあります。承認されると、その掲載はGoogle検索とGoogleマップから消えます。

同じ住所で別々のビジネスをしているのに重複と判断された場合は、二つが別のビジネスであることを示す必要があります。同じ場所で両方が客に対応しているなら、両方の名前が出た常設の看板があることを示すよう、ヘルプに書かれています。この場合はヘルプの問い合わせ先から再審査を求めます。

写真・投稿・商品・口コミだけを消したいとき

プロフィールは残したまま、一部だけを消すときの手順です。

写真・動画

オーナーや管理者が自分で載せた写真・動画は、写真の一覧から選んで削除アイコンで消せます。お客様が載せた写真・動画は、オーナーでも直接は消せません。Googleのポリシーに違反している場合に「問題を報告」から削除を求め、審査で違反と判断されたものだけが消える形です。パソコンとスマートフォンそれぞれの手順と、報告してよいかの目安はGoogleビジネスプロフィールの写真にまとめています。

投稿

ビジネス プロフィールで「投稿」を選び、消したい投稿の右側の「その他」のアイコンから「削除」を選びます。期間を設定していない投稿は、公開から6か月たつとアーカイブ(一覧から外れて保管される状態)になるので、古い投稿を一つずつ消す必要はあまりありません。投稿の書き方はGoogleビジネスプロフィールの投稿に書きました。

商品

ビジネス プロフィールで「商品を編集」を選び、消したい商品を選んで、メニュー(点が三つのアイコン)から「削除」を選びます。Merchant Center(Googleの商品データを管理する別の道具)とつないでいる場合は、そちらで管理する案内が出ます。

口コミ

口コミはオーナーが消すことはできません。ポリシーに違反する口コミを報告できるだけで、厳しいだけの口コミは報告しても残ると考えておくほうが現実的です。報告の手順と返信の書き方はGoogleの口コミ返信の例文と書き方にまとめています。

「プロフィールが削除された」「消えた」と感じたとき

自分で削除していないのにプロフィールが見つからない場合は、削除ではなく、停止されている、重複と判断されて表示されていない、別のGoogleアカウントでログインしている、といった別の原因のことがあります。ヘルプによると、ガイドラインに反したプロフィールは停止や無効化されることがあり、その場合は再審査を求められます。審査中に同じビジネスのプロフィールを新しく作ることは禁じられています。焦って作り直すと重複が増えるので、先にGoogleマップにお店が表示されないときの確認の順番で原因を確かめてください。

Googleマップの手入れ全体のなかで、どこから手を付けるかはGoogleマップ集客とビジネスプロフィール運用に書いています。

判断に迷うとき

移転や屋号の変更、事業の整理は、Googleマップだけでなくホームページの会社概要、アクセス、問い合わせ先の書き換えと同時に起きます。当社は、ホームページの運営に加わり、問い合わせが来るまでを引き受けています。地図の操作と、ホームページのどこを同じ日に直すかを合わせて考えたい、どの操作を選べばよいか判断したい、という段階でも相談するからお問い合わせください。

参考にした公式の説明

いずれも2026年10月8日に確認したGoogleのヘルプです。画面や手順は変わることがあります。