「検出 – インデックス未登録」とは:最終クロール「該当なし」のページを読みに来てもらう順番

Search Console の「検出 – インデックス未登録」は、Google がその URL があることは知っているのに、まだ一度も読みに来ていない(クロールしていない)状態です。まだ読んでいないので、最終クロールの欄は「該当なし」になります。Google のヘルプは、この状態の多くは、Google がクロールしようとしたもののサイトへの負荷を避けるために、クロールを先送りした場合だと説明しています(2026年10月時点の Search Console ヘルプによる)。

新しいサイトや、新しく公開したページであれば、多くは待てば読みに来ます。待つあいだにやることは三つです。サイトマップ(Google にページの一覧を渡すためのファイル)が読み込まれているかを確かめる。すでに検索に出ているページから、そのページへリンクを張る。大事なページだけ、インデックス登録をリクエストする。何か月も「該当なし」のまま残る大事なページがあるときや、サイトの大半がこの表示のときは、サイトの作りの側を見直します。

当社のサイトでは、2026年10月8日の時点でこの表示が41件ありました。中身と、当社の見立てをそのまま載せます。

「検出 – インデックス未登録」と、最終クロール「該当なし」の意味

Google がページを検索に出すまでには、URL の存在を知る(検出)、ページを読みに来る(クロール)、読んだ中身をインデックス(Google が検索に出せるページを記録しておく台帳)に載せる、という段階があります。この表示は、一つ目は済んでいて、二つ目がまだ、という意味です。

ヘルプの説明は次のとおりです。ページは Google に検出されたが、まだクロールされていない。通常は、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトに過負荷がかかることが予想されたため、クロールの予定を組み直す必要があった場合である。そのため、レポート上の最終クロール日は空欄になる。Search Console の画面では、この空欄が「該当なし」と表示されます。

よく似た「クロール済み – インデックス未登録」は、読みに来たうえで登録を見送っている状態です。こちらは最終クロールに日付が入ります。扱い方が違うので、「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対処:放っておいてよいページの見分け方に分けて書きました。

理由の表の「ソース」の欄には「Googleシステム」と出ます。ヘルプによると、一般にこちらで修正できるのはソースが「ウェブサイト」の問題だけです。この表示は、設定の誤りではなく、Google の側がいつ読みに来るかを決めている途中、ということです。

当社のサイトの41件の中身と見立て

2026年10月8日に当社サイトの「ページ」レポート(ヘルプでの名前は「ページ インデックス登録レポート」)を開くと、登録済みが98、未登録が61で、そのうち「検出 – インデックス未登録」が41件でした。最終クロールはすべて「該当なし」です。

41件の中身は、作成者ページ(書き手ごとの記事一覧)、商圏調査の見本として公開している記事の多く、士業の事務所向けの記事など、比較的新しく作った記事です。

このとき、Google はこれらのページの存在をすでに知っていました。当社は10月3日に、投稿の一覧のサイトマップ(/wp-sitemap-posts-post-1.xml)を Search Console から送っています。10月8日のサイトマップの画面では、その状態は「成功しました」、検出されたページは161、最終読み込みは10月5日でした。つまり Google は一覧を受け取り、URL を知ったうえで、順番に読みに来ている途中です。

9月30日の時点では、当社のサイトで索引に載っていたのは古いページ3本ほどでした。それが10月8日には98ページまで登録されています。Google は10月2日からの数日でサイトマップから多くの新しい URL を受け取り、少しずつ読みに来ている。41件はその残り、というのが当社の見立てです。当社のサイトは外部からのリンクがほとんどない状態から始まっているので、ヘルプにある「サーバーの負荷」よりも、Google から見たサイトの知名度の低さで順番が後ろになっていると考えています。ここは確かめられた事実ではなく、見立てです。

作成者ページのように、検索から人が入ってくる入口として作っていないページは、登録されなくても困りません。見本の記事や士業向けの記事は入口にしたいページなので、次の章の基準で、待つか手を打つかを決めます。登録が進んでいった日ごとの経過は、当社サイトの登録が9日で3ページから98ページへ進んだ記録にまとめました。

待ってよい場合と、手を打つ場合

理由の行を開いて、並んでいる URL を見ます。次の表のどれに当たるかで決めます。

状況判断やること
公開して数日〜数週間の新しいページで、サイトマップは「成功しました」になっている待つ1週間ほどおいて、件数が減っているかを見る
検索から人が入ってくることを想定していないページ(作成者ページ、タグの一覧など)放っておいてよい何もしない。サイトマップから外すかは別に判断する
サイトマップを送っていない、または「取得できませんでした」のまま手を打つサイトマップを送る。読み込まれるまでを確かめる
サイトの中のどのページからもリンクされていない手を打つ登録済みのページから、本文の中でリンクする
大事なページが、公開から何週間も「該当なし」のまま手を打つ内部リンクを足し、インデックス登録をリクエストする
サイトのページの大半がこの表示で、ページ数も数千以上あるサイトの作りを見直す自動でできる不要な URL を減らし、サーバーの応答を確かめる

待つ期間の目安は、Google のヘルプ「Google 検索で自分のページが見つからない場合」にあります。サイトマップの送信やインデックス登録のリクエストのあとは、少なくとも1週間たってから問題があるかを判断するように、とされています。同じヘルプには、新しいサイトのクロールと登録には1日から数週間かかることがある、ともあります。公開して数日で「まだ該当なし」と慌てる必要はありません。

読みに来てもらうための順番

手を打つと決めたら、次の順に進めます。前のほうが、一度の作業で多くのページに効きます。

  1. 左のメニューの「サイトマップ」を開き、送ったサイトマップの状態が「成功しました」になっているか、検出されたページ数が公開しているページ数に近いかを見ます。送っていなければ、ここで送ります。当社のサイトでは、最初に送った目次(/wp-sitemap.xml)が「取得できませんでした」になりましたが、送信の4日後には「成功しました」に変わりました。経緯はSearch Consoleでサイトマップが「取得できませんでした」と出たときに書きました。
  2. 「ページ」レポートのグラフの上にあるプルダウンで、サイトマップに含まれるページだけに絞り込みます。ヘルプでは、サイトマップに含まれているかどうかで結果を絞り込めるとされています。サイトマップで送ったページのうち、何件が「検出」止まりかが分かります。
  3. 「検出」止まりのページのうち、問い合わせや予約につながる大事なものを数件選びます。全部を同じように扱わず、入口にしたいページを先にします。
  4. 選んだページに、すでに登録されているページからリンクを張ります。トップ、サービスのページ、関連する記事の本文の中などです。Google のヘルプは、トップページからリンクをたどって、すべてのページに行けるようにすることを勧めています。メニューやボタンを押さないと出てこないリンクより、ふつうのリンクの方が確実です。
  5. URL 検査(画面上部の検索窓に URL を入れて、1ページずつ状態を調べる機能)で選んだページを開き、「インデックス登録をリクエスト」を押します。当社は10月2日に、主なページ18件をこの方法でリクエストしました。1日に送れる数には上限があるので、大事なものから数件ずつ進めます。手順の詳細はインデックス登録をリクエストする方法:URL検査の手順と、押しても変わらないときにまとめています。
  6. 外から見つけてもらう入口を作ります。ヘルプは、ほかのサイトからリンクがあると、新しいサイトが見つかりやすくなるとしています。Google ビジネスプロフィールのウェブサイト欄、所属している団体や取引先の紹介ページなど、自然に載せてもらえる場所に URL を載せておきます。
  7. 1週間ほどおいて、「ページ」レポートで「検出 – インデックス未登録」の件数と、登録済みの件数を見直します。登録済みが増えていれば、順番は回っています。

1と2で「サイトマップに入っていない」と分かった場合、WordPress 標準のサイトマップなら、公開した投稿と固定ページは自動で載ります。逆に、検索に出さなくてよいページが載っていることもあります。その仕分けはWordPressのサイトマップに不要なページが載っていたときの仕分け方で説明しています。

新しい記事を何十本も一度に公開したときは、この順番のうち1と4が特に効きます。一本ずつリクエストするより、サイトマップと、記事どうしのリンクの方が、多くのページに届くからです。どの記事を入口として先に育てるか、どこからリンクするかの設計に迷ったら、当社に相談することもできます。

Google のクロールの頻度は、こちらから上げられるのか

「Google のクロールの頻度を上げたい」と考える方は多いのですが、頻度を直接上げる設定はありません。Google 検索セントラルの「Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について」によると、どのサイトをどのくらいの頻度でクロールし、各サイトから何ページ取得するかは、Google のプログラムが決めています。

Google の開発者向けの説明「クロール バジェットを最適化する」は、クロールの量が二つの要素で決まると説明しています。一つは、サーバーに負担をかけずにクロールできる上限(クロール能力の上限)。サーバーエラー(5xx)や、アクセスを制限する応答(429 など)が返ると、この上限は下がります。もう一つは、クロールの必要性です。ガイドは、これに影響する主な要因として、Google が把握している URL の集まり、人気度、古さ(内容が更新されているか)を挙げています。

ただしこのガイドが主に対象にしているのは、重複のないページが100万以上あって週に1回ほど更新されるサイト、1万以上あって毎日更新されるサイト、そして URL の大部分が「検出 – インデックス未登録」になっているサイトです(数は大まかな目安とされています)。頻繁に更新されるページが多くない場合や、公開した日のうちにクロールされていると考えられる場合は、読む必要はないとも書かれています。Search Console の「設定」にある「クロールの統計情報」も、ヘルプでは上級者向けとされ、ページ数が1,000未満のサイトでは使う必要はないとされています。

中小企業や事務所のサイトで、こちらからできることは次の四つに絞られます。

  • サーバーがエラーを返していないか、表示が極端に遅くないかを確かめる。
  • サイトマップを送り、読み込まれた状態を保つ。ガイドも、Google にクロールさせたいコンテンツはすべてサイトマップに含めるよう勧めています。
  • 並べ替えや絞り込みで自動にできる URL など、中身が同じ URL を増やさない。
  • 読む人の役に立つページを、続けて足していく。

当社のサイトの例では、10月2日と3日にサイトマップを送ったあと、10月8日に見た最終読み込みの日付は、固定ページの一覧が10月7日、投稿の一覧が10月5日、目次が10月6日でした。送ったサイトマップは、数日おきに読み直されていることが分かります。

よくある質問

「該当なし」のまま、何週間たっても変わりません

まず、そのページが本当に入口にしたいページかを確かめます。そうであれば、前の章の4と5(登録済みのページからのリンクと、リクエスト)をやったかを見直します。サイトのほとんどのページがこの表示のまま動かない場合は、サイトマップが読まれているか、サーバーがエラーを返していないかを、制作会社や担当者に確かめてもらいます。

「クロール済み – インデックス未登録」に変わりました。進んだのですか

Google が読みに来た、という意味では一歩進んでいます。そこから登録されるか、見送られるかは、中身次第です。何をすればよいかは「クロール済み – インデックス未登録」の記事の基準で判断してください。

毎日リクエストを送れば、早く読みに来ますか

来ません。Google 検索セントラルの「URL の再クロールを Google にリクエストする」には、同じ URL の再クロールを何度依頼しても、クロールが早くなるわけではないとあります。押すのは一度で足ります。押したあとの待ち方はインデックス登録をリクエストする方法にまとめています。

新しい記事を出すと「検出」止まりが増えます。出すのを控えるべきですか

控える必要はないと当社は考えます。新しい記事を公開すれば、まだ読まれていない URL が一時的に増えるのは自然なことです。見るべきは「検出」の件数より、登録済みの件数が増え続けているかです。ヘルプも、インデックス登録済みのページ数が徐々に増えていくのが理想としています。

ほかの表示も含めて、どれを放っておいてよく、どれを直すべきかはGoogleにインデックスされない原因の見分け方:Search Consoleの表示別の対処一覧に並べています。月に一度、どの画面で何を確かめるかはサーチコンソールの使い方:中小企業が月に一度見る画面と決めることをご覧ください。

登録を待つあいだに、運営の側でできること

「検出 – インデックス未登録」は、サイトの側から直接消せる表示ではありません。できるのは、Google が読みに来やすい道をつけておくこと、つまりサイトマップと、ページどうしのリンクと、入口にしたいページの中身を整えることです。

当社は、ホームページの運営に加わって、こうした登録の進み具合の確認から、記事どうしのつなぎ方、そして実際に問い合わせが来るまでを見ています。登録が進まない理由が分からないとき、どこから手を付けるかを決めたいときは、お問い合わせからご相談ください。

参考にした公式の説明

いずれも2026年10月8日に内容を確かめました。Search Console の画面の表示名は、変わることがあります。