2026年9月24日、行政書士の事務所のホームページを調べるために、三つの市で同じ形の言葉を検索しました。「熊本 ビザ 申請 行政書士」「静岡 ビザ 申請 行政書士」「宇都宮 ビザ 申請 行政書士」です。1ページ目はどれも9件で、合わせて27件。そのうち、その市に事務所を置く行政書士のページは4件でした。4件とも熊本で、静岡と宇都宮は0件です。
この記事では、その27件に何が並んでいたかと、地元の事務所のサイトを開いて見えたことを書き、ビザのページに何を書くかについて当社の考えを述べます。三つの市のほかの言葉の結果は、行政書士のホームページ集客:3つの市で数えた記録にまとめました。
先に限界を書いておきます。使った検索の道具は1語につき9〜10件しか返さず、地図枠と広告は見えていません。その市の中でスマートフォンから検索した画面と同じとはかぎりません。また「熊本」「静岡」は県の名前としても読まれるため、市の外の事務所も入ってきます。数えたのは、ある日の、ある見え方です。
1ページ目にいたのは、入管の名前を題にした県外のページ
宇都宮では、9件のうち比較サイトが1件、残る6件は「宇都宮(入国管理局)」「東京入国管理局 宇都宮出張所」「栃木県でのビザ申請」のように、土地や入管の名前を題に入れた地域ページでした。宇都宮市の事務所のものは一つもありません(所在地の書かれていないページを含みます)。あとの2件は、埼玉の行政書士法人と、県内の日光市の事務所です。日光市の事務所は、トップの題に「宇都宮で」と入れていました。
静岡では、全国向けの解説や地域ページが4件(1件は所在地を確かめられていません)、県内の富士宮市と浜松市、それに名古屋の事務所が5件でした。富士宮市の事務所は1ページ目に3枠を持ち、そのうち一つは出入国在留管理局についての説明のページです。
熊本は地元が4件ありましたが、残る5件は県外です。全国に向けた事務所が県ごとに作ったページが3件、奈良の事務所が熊本向けに書いた記事が1件、福岡市の事務所が熊本の名前を冠して作ったサイトが1件でした。
三つを並べると、同じページが繰り返し出てきます。東京の一つの事務所が入管ごとに作っているページは、三つの市すべての1ページ目にありました。全国に展開する別の事務所の地域ページも、静岡と宇都宮の両方に出ています。どれも、題に地名か入管の名前が入っていました。
これらのページは所在地を確かめるために開いただけで、中身の良し悪しは比べていません。言えるのは、その土地の入管の名前で問いが立ったとき、答えの場所に先に立っていたのは県外の事務所だった、ということです。全国向けのページと地方の事業者がどう並ぶかは、地方の会社と全国ポータルにも書きました。
問いは地元から出ているのに、外国語で応じると書いた地元の事務所は1つ
問いを出しているのは、その土地に住む人です。宇都宮市の外国人住民は13,553人で、前の年より1,196人増え、県内の市町で最も多い数です(2025年12月31日現在、栃木県の外国人住民数現況調査)。県全体の在留資格の上位三つは、永住者、技能実習、技術・人文知識・国際業務でした。熊本市に住む外国人は11,361人で、一年で769人増えています(2025年12月末、熊本市国際交流振興事業団の公表資料。もとの統計が住民基本台帳か在留外国人統計かは書かれていません)。静岡市の数は、今回の調べでは公式の資料から読み取れませんでした。
在留資格の手続きには、本人のほかに、雇う会社や日本人の家族がかかわります。当社は、日本語で「宇都宮 ビザ 申請 行政書士」と打つのは、本人より会社の担当者や家族のほうが多いのではないかと見ています。本人は母語で探しているかもしれません。今回は外国語では検索していないので、そちらの1ページ目は分かりません。
各市で、検索に繰り返し出てきた事務所のサイトを8つずつ開きました(静岡は市外の2つを含みます)。計24のうち、外国語で対応できると書いていたのは宇都宮の1つだけです。
熊本の8つは0でした。在留資格や帰化を主な業務に掲げる事務所も、日本語だけのサイトです。8つの外で、LINEと海外のメッセージアプリで相談を受けると書いた地元の事務所はありましたが、外国語のページは確かめられませんでした。熊本の1ページ目で、複数の言語での対応をはっきり書いていたのは、確かめた範囲では福岡市の事務所の熊本向けのサイトだけです。静岡の8つも0で、ビザを専門にする事務所、就労ビザと外国人の受け入れ支援の業務を扱う事務所を含みます。補足で「静岡市 行政書士 在留資格 外国人 英語 対応」と検索しても、静岡市の事務所は1件も出ませんでした。
宇都宮では事情が少し違います。4つの言語で対応すると書いた事務所があり、8つの外にも英語のページを持つ事務所がありました。どちらも「宇都宮 ビザ 申請 行政書士」の1ページ目にはいません。応じられる事務所がないのではなく、あっても、その言葉の場所にいない。なぜいないのかは、外からは分かりません。
ビザのページに書くのは、出張所と、言語と、オンラインの範囲
在留資格の種類や必要な書類の説明は、県外の事務所も全国向けの解説も書けますし、実際に1ページ目に並んでいます。地元の事務所にしか書けないのは、その土地の出張所に実際に書類を出している者の話です。当社は、ビザのページに次の三つを書くことを勧めます。
一つ目は、出張所への手続きの実際です。どの出張所に出すのか、本人が窓口へ行く必要があるのはどの場面か、結果の知らせが届いてから本人は何をするのか。待ち時間や混み具合は日によって違うので、決まりとしてではなく「当事務所が出したときの例」として書きます。
二つ目は、対応できる言語です。その言語で応じられるのは相談までか、書類の説明までか、申請後の連絡までか。電話か、メールか、面談か。曜日で違うなら曜日も、通訳を介するならそのことも書きます。
三つ目は、オンラインでどこまで進むかです。相談、書類の受け渡し、申請、結果の連絡のうち、来所せずに済むのはどこか。在留の申請には、出入国在留管理庁のオンラインの仕組みで出せる手続きがあります。対象の手続きや使う条件は庁の案内で確かめたうえで、御事務所が実際に使っている範囲だけを書いてください。
三つ目は、書くほど県外の事務所と同じ土俵に乗る面があります。すべてオンラインで済むなら、頼む側にとって事務所の場所は決め手になりません。それでも書くのは、書かなければ、どこまで来所が要るのか分からない人が離れていくからです。そのうえで、会って書類を確かめられること、雇う会社に出向けることを並べて書けるのは、近くにいる事務所です。
外国語のページを置くなら、その言語で実際に応じられる範囲だけにします。サイト全体を訳すと、その言語で電話がかかってきたときに応じられないページが残ります。英語はメールでの読み書きだけなら、そう書いた短い一枚で足ります。会社向けは日本語で、本人向けはその言語で、と入口を二つに分けておくと、読む人が自分の入口を選べます。
反対の場合も書いておきます。御事務所のビザの依頼が、取引のある会社からの紹介や、同じ国の出身の人のつながりで来ているなら、この1ページ目にいないことは困りごとではないかもしれません。検索結果の画面は、その言葉が月に何回打たれているかも教えてくれません。ビザの業務をこれから増やしたいかどうかで、このページを作るかどうかは変わります。
御事務所の地域で、1ページ目を三つに分けて数える
道具は要りません。当社が三つの市でやった順番のまま書きます。
- 御事務所の地域名に「ビザ 申請 行政書士」を足して検索します。県と市で名前が同じ土地なら、市の字を付けてもう一度検索します。
- 1ページ目を、題とアドレスだけ見て三つに分けて数えます。地元の事務所、県外の事務所が地名や入管の名前で作ったページ、それ以外(比較サイト、県内の他の市の事務所、解説のサイト)です。
- 県外のページを一つ開き、その土地の出張所について何が書いてあるかを読みます。そこに書かれていることが、いま地元の事務所の代わりに答えている中身です。
- 御事務所のビザのページを開き、出張所の名前、対応できる言語、来所せずに進む範囲の三つが書いてあるかを見ます。
数え方の考え方は検索結果の1ページ目を数えるに、一つの市を深く調べた例は熊本市×行政書士の見本に載せています。
1ページ目に県外の地域ページが並んでいて、御事務所のビザのページに出張所の名前が一度も出てこないなら、書き足すのはそこからです。