Googleビジネスプロフィールのカテゴリの選び方と変更の仕方:メインと追加の決め方

Googleビジネスプロフィールのカテゴリ(管理画面での表示は「業種」)は、メインカテゴリを一つと、必要なら追加カテゴリをいくつか選びます。選び方の基準は、Googleのガイドラインに書かれています。「カテゴリは「事業に何が含まれるか」ではなく「事業が何であるか」という観点で選択します」。つまり、何の言葉で検索されたいかではなく、その事業が全体として何なのかを、候補の一覧の中から、できるだけ具体的に、できるだけ少なく選ぶ、というのが公式の考え方です。変更は「プロフィールを編集」から「業種」の編集アイコンを選んで行い、変えるとオーナー確認をもう一度求められることがあります(いずれも2026年10月8日時点のGoogleのヘルプによる)。

先に結論を書きます。

  • メインカテゴリは、事業の本業を一言で言い表すものを一つ。「この事業は◯◯です」の◯◯に入るものです。「◯◯があります」の◯◯(設備やサービス)はカテゴリにしません。
  • 追加カテゴリは、同じ場所で実際に受けている別の部門やサービスがあるときだけ足します。ヘルプは、すべての商品やサービスごとに足すものではないとしています。選べる数の書き方は、日本語版と英語版のヘルプで分かれています(後で書きます)。
  • カテゴリは自分で作れません。ぴったりのものがなければ、事業を説明できる一般的なカテゴリを選びます。
  • ヘルプは、選んだカテゴリがローカル検索の順位に影響するとしています。そのぶん、関係の薄いカテゴリを足すことは、ガイドラインが禁じる「キーワードそのもの」としての使い方になりやすい、というのが当社の見立てです。

メインカテゴリと追加カテゴリの違い

ヘルプ「業種を管理する」による違いは次のとおりです。

項目メインカテゴリ追加カテゴリ
役割「ビジネスの説明として最も近い」もの「特定の部門やサービスについてユーザーに知らせる」ためのもの
数一つ必要な分だけ。少なく
決め方本業を表す、いちばん具体的なもの同じ拠点で実際に営んでいる部門やサービス
入れる場所「メインカテゴリ」の欄「別のカテゴリを追加」

選べる数について、日本語のヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」は「カテゴリは 9 つまで選択できます」と書き、英語版は「You can select up to 9 more categories」(メインのほかに9つまで)と書いています。どちらに読んでも、ガイドラインが「中心となる事業内容を示すカテゴリのみを可能な限り数少なく設定します」としている以上、上限まで埋めることはまずありません。当社の見立てでは、メインのほかは、同じ場所で実際に受けている部門の数だけにとどめるのが自然です。

カテゴリによって、プロフィールで使える機能も変わります。ヘルプには、ホテルなら評価や設備の一覧、レストランならオンライン注文や予約・メニューのリンク、健康・美容のビジネスなら予約ボタンやサービスの一覧、という例が挙がっています。サービスの欄の候補も「業種に合わせて表示される」とされています。メインカテゴリを選ぶことは、どの機能と候補を使えるかを選ぶことでもあります。

公式の選び方:「何があるか」ではなく「何であるか」

ガイドライン「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」のカテゴリの節は、短いながら判断の基準がはっきりしています。

  • 「提供しているサービス、販売している商品、保有している設備を示すことではなく、事業内容を総合的に示すことが目的です」
  • 「できるだけ具体的で、かつ中心となる事業内容を示すカテゴリを選択します」
  • 「キーワードそのもの、または事業の属性を示すカテゴリは使用しないでください」
  • 「近隣または関連する別の事業のカテゴリは使用できません」

ヘルプとガイドラインに載っている例を並べると、考え方がつかみやすくなります(ネイルサロン、スーパー、フィットネスクラブはヘルプ「業種を管理する」、モーテルと書店はガイドラインの例です)。

事業(Googleの例)選ぶもの選ばないもの
ネイルの店ネイルサロンサロン(具体的でない)
ベーカリーと総菜売り場のあるスーパーメインにスーパー、追加にベーカリー、デリカテッセン—
プールのあるモーテルモーテルホテル、プール
書店の中で別に営業しているコーヒー店書店は書店のカテゴリだけ。コーヒー店は別のプロフィール書店にコーヒー店のカテゴリを追加
独立して運営されるカフェのあるフィットネスクラブカフェは追加カテゴリにせず、別のプロフィールにするクラブにカフェを追加

プールがあってもモーテルはモーテル、という例が、「何があるか」で選ばないことをよく表しています。設備や特徴は、カテゴリではなく、属性(テラス席やWi-Fiの有無などを選ぶ欄)やサービスの欄、説明文で伝えます。

「検索されたい言葉」で選ぶと何が困るか

「上位に出たい言葉に近いカテゴリを足せばよい」という説明を見かけることがあります。ヘルプが、カテゴリは順位に影響すると書いているのは事実です。ただ、ガイドラインは、キーワードとしてカテゴリを使うことをはっきり禁じています。

当社の見立てでは、関係の薄いカテゴリで地図に出られたとしても、そこで探している人の用事にこちらが答えられなければ、選ばれず、問い合わせにもつながりません。地図に出ることと、選ばれることは別です。そのうえ、ガイドラインに反するプロフィールは、停止や無効化の対象になることがあります。本業のカテゴリをいちばん具体的に選び、そのカテゴリの中で選ばれる情報(説明文、写真、口コミへの返信)をそろえるほうが、遠回りに見えて確かです。

選ぶ前に:候補の出し方と決め方

カテゴリは、入力欄に言葉を入れると出てくる候補の中からしか選べません。決める前に、次の順で候補を出しておくと迷いません。ここは当社のやり方です。

  1. 「この事業は◯◯です」という一文を、看板や名刺、ホームページの会社概要に書いている言葉で作ります。この◯◯がメインの候補です。
  2. 売上や問い合わせの中心になっている業務を確かめます。看板の言葉と実際の中心がずれているときは、実際の中心を優先して考えます。
  3. 同じ場所で、別の部門として受けている業務を書き出します。これが追加の候補です。設備やサービスの特徴(駐車場、キッズスペース、無料相談など)は、ここに入れません。
  4. 管理画面の「メインカテゴリ」の欄に、1の言葉や言い換えを入れて、出てくる候補を見比べます。同じ意味の候補が複数あるときは、より具体的なほうを選びます。
  5. Googleマップで、自社の地域の同業を何軒か開き、どんな業種で表示されているかを見ます。表示は事業者ごとの設定なので正解とは限りませんが、候補の言葉の当たりを付けるのに役立ちます。

業種別の作例

以下は、考え方を示すために当社が作った例です。実在の事業者の設定ではありません。また、表の中の業種名は説明のための言葉で、Googleの候補一覧に同じ名前があるとは限りません。実際には、入力欄に出てくる候補から、いちばん近いものを選んでください。

作例の事業メイン追加カテゴリにしないもの
税理士と行政書士の業務を同じ窓口で受ける事務所中心の業務(税理士)行政書士無料相談、駐車場
新築も改修も受ける工務店工務店改修を事業として受けるならリフォームモデルハウス、自然素材
小中学生向けの学習塾学習塾より具体的な形態(候補にあれば)自習室、送迎
ネイルも行う美容室美容室ネイルサロン駐車場、キッズスペース
宿泊者だけに夕食を出す民宿宿の形に合うもの足さない夕食付き、温泉
別会社のカフェが入った雑貨店雑貨店足さない(カフェは別のプロフィール)—

士業の事務所で迷いやすいのは、資格を複数持っている場合です。同じ事務所の同じ窓口でどちらの業務も受けているなら、中心の業務をメインに、もう一方を追加にする、というのが当社の見立てです。別の法人や別の事務所として独立して運営しているなら、ヘルプの例にならって、プロフィールを分けて考えます。業務の名前(会社設立、ビザ申請など)は、カテゴリではなく、サービスの欄と説明文で伝えます。説明文の書き方は説明文の書き方に書いています。

カテゴリを追加・変更する手順

ヘルプ「業種を管理する」の手順です。画面の表示名は2026年10月8日時点のものです。

  1. ビジネスプロフィールを開きます。開き方はログイン方法と管理画面の開き方をご覧ください。
  2. 「プロフィールを編集」を選びます。
  3. 「業種」の横にある編集アイコンを選びます。
  4. 「メインカテゴリ」の欄にカテゴリを入力し、表示されたリストから選びます。
  5. 追加カテゴリを足すときは「別のカテゴリを追加」を選び、同じように入力して選びます。外すときは、そのカテゴリの削除アイコンを選びます。
  6. 「保存」を選びます。

複数のカテゴリを選んだときは、最初の欄のカテゴリがメインになります(ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」)。

変更するときの注意

カテゴリの変更は、保存した瞬間に終わる作業ではありません。ヘルプから拾える注意は次の四つです。

  • オーナー確認を求められることがあります。ヘルプは、既存のカテゴリを追加・編集すると、情報の正確さを確かめるために、オーナー確認を再度求められることがある、としています。確認の方法と、電話が来ないときの対処はオーナー確認の記事にまとめています。
  • 反映まで時間がかかります。編集内容は公開前に審査され、ヘルプ「ビジネス プロフィールの編集内容の反映」によると、審査は通常10分ほど、場合によっては最長で30日ほどかかります。審査中は「保留中」、確認できなかったものは「不承認」と表示されます。
  • 使える機能と候補が変わります。上に書いたとおり、予約ボタンやメニュー、サービスの候補はカテゴリに応じて変わります。変更したら、サービスの欄と属性の欄を見直します。
  • Googleが変えることもあります。ヘルプ「ビジネス プロフィールに対する Google による変更を管理する」によると、Googleが変更した情報は編集画面で青い文字で表示され、ページの上部に通知が出ます。編集の提案に対しては、通知から4日以内に承認か拒否をするよう求められています。

当社の見立てとして一つ加えると、カテゴリを頻繁に入れ替えると、何が効いたのか分からなくなります。プロフィールの「パフォーマンス」で見られる検索の数字は「毎月月初に更新されます」(ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」)。そのため、変えたら一、二か月は同じ設定で、どんな言葉で見つけられているかを見比べるのが確かです。見方はGoogleマップ集客とビジネスプロフィール運用に書いています。

ぴったりのカテゴリが見つからないとき

ヘルプは「独自の業種は作成できません」とし、具体的なカテゴリがない場合は、ビジネス全体を表す一般的なカテゴリを選ぶよう案内しています。新しい形の事業や、いくつかの業種にまたがる事業では、よくあることです。

このとき避けたいのは、言葉が似ているだけで中身の違うカテゴリを選ぶことです。一般的なカテゴリを選び、何をしているかは説明文とサービスの欄で補います。説明文は全角375文字(半角750文字)まで書けるので、一般的なカテゴリで足りない具体性は、そちらで十分に伝えられます。

見直すべき場合と、放っておいてよい場合

いまの設定判断(当社の見立て)
メインが本業で、追加が実際の部門だけ放っておいてよい
メインが、より具体的な候補がある一般的なもの具体的なほうに変える
扱っていない業務のカテゴリが入っている外す
設備や特徴(駐車場、無料相談など)に当たるカテゴリがある外して属性や説明文に移す
同じ建物の別事業のカテゴリが入っている外す。別事業は別のプロフィールで
覚えのないカテゴリが青い文字で出ているGoogleによる変更。正しいか確かめ、違えば直す
以前の業者が入れたカテゴリが多数並んでいる本業に照らして一つずつ整理する

業者に設定を任せていた場合は、どのアカウントがオーナーになっているかも、あわせて確かめておくと安心です。確かめ方と権限の移し方は管理者追加とオーナー変更に書きました。

地図で比べられる相手を知りたいとき

カテゴリを決めると、地図の上でどの店と並べて比べられるかも決まります。自社の地域で「市の名前と業種」を検索したときに地図の枠が出るのか、出たら誰が並んでいるのかを知りたい場合、当社は商圏調査として、その地域の検索結果を数えています。地図の枠と通常の検索結果が別の仕組みで決まることはローカルSEOとはに書きました。

当社は、中小企業や士業の事務所のホームページの運営に加わり、問い合わせが来るまでを引き受けています。カテゴリは、地図の上の入口を決める設定で、その先で選ばれるかどうかは、説明文やホームページの中身で決まります。どこから手を付けるかを一緒に決めたいときは、相談するからお知らせください。

参考にした公式の説明

いずれも2026年10月8日に確認したGoogleのヘルプです。画面や手順は変わることがあります。